問題
以下の新聞社名と実態を表す言葉を線で結べ。
朝日新聞 流行通信
日経新聞 観測気球
読売新聞 日和見保守
全部、横棒一本で十分ですね。
朝日新聞は左翼ではありません。流行通信なので、一瞬にして極右にもなります。
さて、そんな気を見るに敏、時流と権力構造には日本一敏感な朝日新聞。
5月13日(日曜)付の一面
日銀・白川総裁 政府に注文
「通貨の安定へ 財政再建を」
11面に白川総裁のインタビュー。
彼の経済理論など、もうとっくにリフレ派が論破しつくした愚論に過ぎないので省略。
それでも一つだけ紹介して置くと、
「日銀は世界で一番お札を刷っている。ほら、名目GDP比では一番でしょ」
↑
当たり前だ。名目GDPは横ばいなんだから。
それはさておき、「財政が安定しないとインフレになって国債が叩き売りされる!」とか、
財務省内増税原理主義者が言いそうなことも言っているけど、この記事をよく読むと、
財務省、もっと働けよ!
とコケにしている。
見出しの「政府」って、霞ヶ関文法では全部「財務省」と置き換えられる。
特に「財務省主計局」と読むのが、より正しい霞ヶ関文学。
財務省の一部が『週刊文春』を使って『朝日』叩きをしたら、『朝日』が日銀様の威を借りて財務省をコケにしているということ。
このインタビューの構成がすごくて、
前半で延々と「日銀はちゃんと仕事をしている」と演説をさせた後、
後半に入るや
「財政の持続可能性をしっかり維持することが大事だと言っておくことは、中銀総裁としての責務だと思っています」
と「今の不況は財務省が無能だからだ」とか小バカにしつつ、
「財政ファイナンス(金融政策で財政を支えること)はやらない」と
「お前ら、せいぜい勝手にがんばれよ〜」と突き放したあげくに、
「(通貨の)信認が保たれているうちに、財政の健全化に取り組むことが非常に重要です」
とまで言われている。
これは「日銀様のありがたみを感じつつ、お前らが汗水流して働けよ」という意味。
最後の高田覚朝日経済部長の質問が奮っている。
「日本経済が成長していくには、何が必要?」
白川睨下のお答え。
「日銀は、金融緩和でしっかり責任を果たしていきます。」
で、人口減少とか少子高齢化の話をしだして終了かと思いきや、
さらに高田部長の質問
「政府は何をすべきですか?」
法王睨下のお答え。
「中央銀行が金融緩和で痛みを和らげている間に、真正面から問題に向かい合う必要があります。デフレ脱却には金融面の下支えと、成長力強化の取り組みが不可欠です」
と締める。
えーと。
政府には協力しないが、注文だけつける。
普通の人にはわかりにくいだろうけど、霞ヶ関文法では、「ここまでコケにするか」というほど、白川総裁が財務省をコケにしている。
というか、朝日新聞が言わせている。
なんで日銀がここまで財務省より強いかを知りたい方はこちらをどうぞ。
検証 財務省の近現代史
政治との闘い150年を読む
光文社新書 税込861円
この本の要約を一言。
白川を討て!
というか。ここまでコケにされて戦わなかったら、財務省はヘタレ集団か?
賀屋先生は間違いなく泣いている。
スターリンから日本を守ることに比べれば、楽勝じゃないか?
いつものことですが、倉山先生の日銀語の解説は秀逸です。少し古い数字ですが、日本が中国から輸入しているモノは中国人約6000万人/年で生産されています。日本が中国へ輸出しているモノは日本人約300万人/年で生産されています。日本の方が少し貿易黒字です。現在もだいたいこんなものでしょう。中国の望みは日本を生かさず殺さずにしておくことで、日本経済を壊滅する事ではありません。もし日本の輸入がゼロになれば、少なくとも1億人の中国人が食えなくなります。その意味で日銀と増税派は海の向こうの本国の指示を読み違えています。北京政府はもっと明確な指示を出した方がいいでしょう。
さくらじ見ました
白川さんの写真が3枚もあるグラビア記事がこういう内容だったとは。。
私の脳内変換では
記者「国会で発言している時と印象が違いますね。」
白川「それはパフォーマンスですよ。日銀総裁がいじめられているけれども、頑張っていると。でも人間ですからバランスが大切です。普段は全く違いますよ。」
記者「言われてみればそうかもしれませんね。日銀の独立性を高めるというのはどういったことなんでしょうか?」
白川「それは公務に従事する職員からもっと身分を高めたいということです。あ、これはオフレコですよ。日銀が独立機関だということはあまり知られていないので。今の身分もなかなかおいしいってことも知られてませんし。」
白川さんは退任されたら「煙に巻く上品な話し方講座」という本を書けばいいと思います。売れるでしょうね。
先生、皆様かた!
大東亜戦争以前も以降も朝日新聞のミスリードで、どれだけ日本人が悲惨な思いをしたか、以前、上念先生が指摘されたように、我々、日本国民は頭をもっと鍛えないといけません。AJERで板東さんが言われたようにシナ人の毒牙にかからないように、世界中の外国人たちに対して免疫を持たないといけないです。自分の場合はかつて10ヶ国の滞在経験とかつて長く住んでいた家の近くに文部省が受け入れた数十ヶ国の留学生の寮15年間遊びに行けたのが役立ちました。本を読んでいるだけで異文化理解は容易ではありません。
「さくらじ#32 倉山満と学ぶ財務省の近現代史」 http://t.co/pcl0DVkv 拝見しました。増税は大蔵省(財務省)の伝統に反するという事が伝わっていて良かったです。なんとか白川を討伐したいものです。
チャンネルAJER「ホントは怖い国民主権1、2」長谷川三千子先生のお話は明解で、絶対王制、王権神授説が解った気がしました。ポルポトの大虐殺のような悲劇を防ぐためにも、国民主権は絶対に葬るべきと理解しました。日本の不動産所有に関する過剰な保護も、その背後に国民主権があるような気がします。現憲法とその解釈に関する根本的な欠陥を明らかにして、自民党のような改憲論を一刀両断にしてください。
松本様
長谷川先生、人気高いですねえ。
ちと考えます。
kohei600様
ありがとうございます。
かおりん様
その本、買いたくありません。笑
吉岡様
ああいうのをミスリードというのですか?
紀州ライダー様
『大蔵省外史』が一番良くわかりますかねえ。
倉山先生
失礼しました。
一般のノンポリの人々にとって、まさか朝日新聞が海の向こう国に手先とはきずいていないという視点に立つと、日本国民をミスリードしているように見えるので・・・・私も中学生になるまでそう感じていました。
度々、すいません。
朝日新聞が戦前も戦後も海の向こうの手先だと解ったとき、うちの両親に朝日新聞をとるのをやめるように頼み、他の新聞を取るようになりました。