最近、アーカイブの研究を本格化させています。
さて、備忘。
アーカイブというと、左翼の専売特許の感があり、最近ではそこに「安倍政権批判」が絡むんで、マトモな人が話を聞いてくれない傾向が強いので、頭が痛い。
たとえば最近話題作の毎日新聞の公文書問題の本でも、冒頭に「財務省主計局は文書管理が優れているので強い」という事例が出てくる。アーカイブ(≒レコードマネージメント)は官僚自身の為の技術でありその為の学問のはずなのだが、日本ではそうなっていない。こうした点の普及をしたいと考えている。
そしてアーカイブの本って、岩波・明石・大月と左翼系出版社からの発売が多いのだが、それでも事実としては参考になる部分がある場合は有益と思っている。しかし、「アジア太平洋戦争」くらいの左傾用語なら経験値がありすぎてもはや気にならないのだが、「沖縄二紙なんてフツ~」と思っている私ですら驚愕の表現にでくわした。
満州国の五族協和とは、漢族、満州族、モンゴル族、朝鮮族、倭族(日本族)のこと。
倭族?
23歳から満洲事変の研究者の私も驚愕した。
文書管理は左翼の専売特許ではならない。保守こそ取り組まねば。
ところで、「文書」の二種類の読み方、使い分けできる官僚って、何割くらいなんだろう。
ウィキで見ましたが、五族協和とは、満州国の民族政策の標語で「和(日)・韓・満・蒙・漢(支)」清朝の後期から中華民国の初期にかけて使われた民族政策のスローガン「五族共和」に倣ったものである。
つまり、チベットは無かった事に、替わりに日本に直されてました。
怖いですね。
お嫌かもしれませんが面白かったので、「倭人」の項目に「日本人でも「日本」という呼称を用いたくない者が日本の事をさす場合、例として五族協和について「五族とは漢族、朝鮮族、満州族、蒙古族、倭族(日本)を意味する言葉である」と「倭」という呼称を、公的にに「倭」の呼称を用いていない時代についての記述であるにもかかわらず用いる場合がある」って載せときました。