本物の国体護持の大問題

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 TPPの無限大倍重要な、本当に国体を揺るがす問題が来ましたね。

女性宮家の創設検討を要請
<宮内庁長官>皇室典範が抱える課題指摘 内閣の対応が焦点
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111125-00000049-mai-soci

 これに賛成か反対か?
同じことを別の表現で。

 その一 羽毛田長官の推進する女性宮家創設には反対。
宮内庁、どういう先例に基づいてやろうとしているのであろうか。

 その二 条件付賛成
その条件の前に、まず女性宮家創設がどういう案になるのだろうか。
 女性宮の配偶者の男性の資格は?
もし臣下(民間人)の男性に配偶者の資格があって、「殿下」と呼ばなければならなくて、
その二人の子供に将来の天皇即位の資格がある、となったら、それは女系天皇そのものです。
こんなものは二千六百年間、排除してきた臣下による皇室簒奪を認めることになります。
当然反対。
女系天皇の先例はない。

 ただし、配偶者の男性が皇族ならば問題はない。そのお二人の子供が即位しても問題ではない。女系にして男系なので。=つまり男系。

 現在、皇族そのものが減少している時の議論なので、この前提は成立しない。
では、女性宮家をやるとすればどうするか。
旧皇族の方々を対象とする場合に限るという条件をつける。
もちろん、その配偶者となられる旧皇族の方々には親王宣下を行う。
臣籍降下された方を再び皇族にお迎えする、これは無数の先例がある。

 ここで「臣籍降下から六十年たっているので」云々の屁理屈をこねそうな人に一言。

 ダグラス・マッカーサーは先例にあらず!

 なぜ旧皇族の方々が旧皇族なのかと言うと、ダグラス・マッカーサーという夷狄の所業です。
こんなものは全否定してよいし、むしろ否定しなければならない。
宮中では「平清盛は先例にあらず」と言いましたが、それと同じです。
平清盛が先例破りをするので、以後の宮中では清盛がやったことを先例としてません。

 ということで、女性宮の配偶者を皇族もしくは旧皇族に限るという条件ならば賛成。

「本物の国体護持の大問題」への14件のフィードバック

  1. 倉山先生と全く同意見です。

    女系天皇の擁立を既成事実化するための謀略とでも云うべき忌々しき提案だと思っています。
    宮内庁長官ともあろう人間がこのようなことを発言するとは末恐ろしいです。
    憲法上、宮内庁長官や宮内庁の職員を更迭したりすることは可能なのでしょうか。
    可能だとすればどのような立場の人が更迭を実現できるのでしょうか?
    風の噂では宮内庁の職員の中に外務省の出向者が多数いると聞き及んでいます。
    そこにも問題があるかと思いますが、その辺から解決しなければいけないと考えています。
    私たち国民に出来ることはありますでしょうか?

  2. >ここで「臣籍降下から六十年たっているので」云々の屁理屈をこねそうな人  に一言。

     ダグラス・マッカーサーは先例にあらず!

     なぜ旧皇族の方々が旧皇族なのかと言うと、ダグラス・マッカーサーという 夷狄の所業です。
     こんなものは全否定してよいし、むしろ否定しなければならない。
     宮中では「平清盛は先例にあらず」と言いましたが、それと同じです。
     平清盛が先例破りをするので、以後の宮中では清盛がやったことを先例とし てません。

     ということで、女性宮の配偶者を皇族もしくは旧皇族に限るという条件なら ば賛成。

    自分も全く同感!です。
    マッカーサーの部分、よくぞ言って下さったなと思います。
    なんで、旧宮家という形になった経緯は、どうみても我が国の自主的意志でなったものではない。皇室弾圧のためにやったことを追認してどうする?と常々思っておりました。

  3. こんばんは。
    御意に。
    有益なる問題提起と「倉山節」たっぷりの見事なご解説、深く噛みしめております。
    お題目のご投稿日、皇紀2671年11月25日は、奇しくも日本とは何かという命題を問うた三島由紀夫の命日でもあります。
    かの檄文には、次の一章があります。
    >今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる。
    >それは自由でも民主主義でもない。日本だ。
    >われわれの愛する歴史と伝統の国、日本だ。
    彼が唱えた日本とはなにか。
    本来、日本国民は等しく日本とは何かを知り、それを守る義務があるはずです。
    そして、真の国賊が誰か肝に銘じ、努々忘れずべからず。
    最近、ご皇室を何かの「制度」のように考える輩が、世を乱すべく活発に活動しているようですが、良識ある国民は惑わされることなく、却って祖国の伝統と歴史を再考する良い機会になると信じていますし、旧宮家の方々には、一日も早く皇籍復帰賜れることが好ましいのであって、これは日本が日本であることの必須条件でもあると僕は、考えます。

  4. 皆様
    ご無沙汰してました。
    これは謙遜でも比喩でもなく、「非才を省みず使命感で取り組んだ仕事」をやってました。
    我ながら史上最も努力した仕事なのですが、大変なことだらけでした。。。

    kakizawa様
    お返事できなくてごめんなさい。
    宮内庁長官の人事に関しては、宮内庁法をお読みください。日銀法よりハチャメチャです。
    宮内庁職員に関しては、外務省(特に条約局マフィアと呼ばれる人たち)もそうですが、旧内務省系が重要です。
    この点は『別冊正論』の私の記事をお読みください。

    国民にできること、、、と申されましても、私も微力な一国民です(笑)。
    ただ、「これは!」と思った話は、これはと思った人に伝えてください。

    寺小路様
    お褒めに預かりありがとうございます。
    しかし、なぜこんな当たり前のことをだれも言わないのでしょう。

    佐伯様
    「倉山節」ってよく言われるのですけど、自分ではよくわからなくて。。。

    これ、あまり詳しく解説したくないのですが、宮中には「後深草と亀山天皇こそが本来の皇室の姿だ」と流布している知能犯が明らかにいますね。

    ちなみに最近は、ニコニコ動画の方が再生回数が多いようです。アンチも含めて。

  5. 最近の宮内庁担当記者は「摂政」という言葉を知らずに、務められるらしい。
    天皇陛下の定年制?そしてそれをあえて秋篠宮殿下の会見で質問する?
    (テレビ朝日の現政治部長は、さすがにまともで「摂政」に触れて解説していた)

    誰が、裏で糸を引いているのか?
    もうそろそろ正体を暴かないといけない時期に来たのではなかろうか。

  6. 私はあえて深読みして、秋篠宮殿下は摂政制度を根拠に反論が出ることを織り込み済みで発言したのだと思っています。
    つまり、
    「定年制にしなくても摂政の制度があるだろ」
    →「摂政に誰がなる?」
    →「皇太子殿下」
    →「皇太子妃仕事しろ」
    という風に世論が傾くことを予想して、遠まわしに皇太子御夫妻にプレッシャーをかけてるのかなって。

  7. かしわもち様
    >誰が、裏で糸を引いているのか?
    >もうそろそろ正体を暴かないといけない時期
    私には難しくてできません。
    それはさておき羽毛田信吾は討伐されるべきである。

    瀛様
    畏れ多い事ですが、
    ものすごい名案を考え付きました。

    今年度予算で「仙洞御所造営費」を計上。
    100兆円くらい。
    造営場所は「被災地」とざっくり。

    陛下には予算が可決された直後に「譲位」していただく(退位ではない。ここ重要)。
    「仙洞御所造営費」を使い、問答無用で宮城・福島・岩手から瓦礫撤去、ひたすら家を建てまわるなど公共事業に投資。今の20倍の速さで復興させる。何なら千葉とか茨城とか栃木とか新潟とか山県にもばら撒いて可。
    「仙洞御所」に「穢れ」があるなど、日本人として許されないはずであると言う法的根拠があるので、予算の「流用」に当たらない。
    そもそも、主計局でも宮中関係費は今までほぼノーチェックなので細かいことは気にしない。

    では「仙洞御所造営費」をどのように使うのかを実質的に差配するのは?
    「治天の君」!
    日本国憲法は天皇をこれでもかと縛っているけれども、上皇を縛るほうはない。というか、法を超越した存在が「治天の君」!(こんな話、950年位前にもあったような・・・)

    では財源は?
    もちろん、日銀が刷る。これを白川法王が拒否したら、逆賊として治罰の綸旨を奏請する。自分が安全地帯にいると思っている「本石町のアイヒマン」は無血降伏して終わりでしょう。

    私が総理だったら、羽毛田が「女性宮家創設」を言い出した瞬間に統幕議長を連れて宮中に参内しますがね。何を言うためにかはあえて言いませんが。

    以上、砦本編に書けないので、レスで。笑

    どうでも良いですが、「天皇の定年」って、アホみたいな言葉遣いだからやめてほしいのだが。

  8. はじめまして。いつもブログを拝見しております。

    いきなりですが、女性皇族(宮家当主)に旧皇族男子が「婿入り」するのもアウトです。結果的に女系になります。
    過去の女帝も、女帝に即位してから結婚したり出産した例はありません。女性宮家当主も同様です。
    女性が受け継いだ皇統は必ずそこでストップさせるのです。

    継体天皇が即位するとき、当時の皇室と血を深めるために武烈天皇の姉妹と結婚しましたが、婿入りではなく、まず即位してから姉妹が嫁入りしました。
    女帝・皇極天皇の皇子、天智天皇は母が即位する前に生まれ、父帝・舒明天皇の皇太子となっています。
    他の例も同様です。仮に母が天皇に即位する前に父が亡くなった場合は、草壁皇子への岡宮天皇など追尊を与えています。

    皇統は、かならず父親から子供への血の継承です。母親に婿を当てがえば、母親から子供へ血を継承(すなわち女系)することになってしまいます。
    皇室には、皇統に属する・属さないに関わらず、男性が婿入りする習慣はありません。これも先人たちによる皇統を守るための知恵です。
    復帰した旧皇族が宮家を創設し当主になることが「絶対条件」で、そこに女性皇族(一般人でもいいですが)が嫁ぐ形でなくてはなりません。どういう形であれ、女性宮家は認めてはなりません。

    長々と失礼しました。

  9. 和気様
    はじめまして。
    なるほど、技術論としてよくわかりました。
    一番問題になる元正天皇の例は、古代より言われてきた「先例にあらず」でよろしいでしょうか?

    私は羽毛田の思いつきに最終譲歩案として述べたのですが、それも不可ということは、女性宮家創設は論外の案だということですね。

    そもそも、廃絶しかかっている現宮家に旧皇族の方が養子にはいられるほうが合理的ですし。
    もっと言えば、「旧皇族」であったという事実を過去にさかのぼって抹消すべきですし。
    先例に基づく御指摘により羽毛田の国賊ぶりが、よくわかりました。

    私も宮中先例に詳しくはないので、今後とも御指摘よろしくお願いします。

  10. 草壁皇子と阿部皇女夫妻には、一人の皇子(のちの文武天皇)と、二人の皇女(そのうちの一人は、のちの元正天皇となる氷高内親王)がいました。
    さらにその皇子の文武天皇には、首皇子(のちの聖武天皇)という男子がいました。
    文武天皇は父の草壁皇子同様、早くに亡くなったので、首皇子が成長するまでの中継ぎとして阿部皇女が即位し、元明天皇となりました。
    しかし、元明天皇と首皇子は、祖母と孫の関係です。、年齢差がありすぎ、成長を見届けられないので、首皇子ではなく、娘の氷高内親王が成長するまでに切り替えます。そして、「本来なら首皇子に皇位を授けたいが、代わりに」と言い残し譲位、氷高内親王が即位し元正天皇となります。
    首皇子が成長するまで皇位を中継ぎ、譲位する際に元正天皇は「この皇位は、父(首皇子の父・文武天皇)から首皇子に授けるものだ」と言い、首皇子が即位し聖武天皇となります。

    つまり、まだ幼い首皇子のために元明天皇と元正天皇が、成長するまで中継ぎをしたのです。元明天皇→元正天皇の継承について、よく女系継承だと言う人がいますが、当の本人たちはまったくそのような意識はなく、念頭にあったのは、聖武天皇への文武天皇からの「男系継承」です。
    また皇統においても、元正天皇は母の元明天皇からではなく、父の草壁皇子から血統を受け継いでいます。女帝・元明天皇(阿部皇女)に草壁皇子が婿入りしたのではなく、追尊・岡宮天皇(草壁皇子)に阿部皇女が嫁入りし、元正天皇(氷高内親王)が生まれたからです。

    元正天皇の存在はなんら問題ではありません。むしろ、首皇子(聖武天皇)への男系継承を親子二代でしっかり守った形跡であり、いかに男系を大切にしていたかを物語る証拠になります。

  11. 和気様
    さらになるほど。過去記事の趣旨と同一なのでだからなのですが。
    元正天皇→聖武天皇は女系かつ男系(つまり男系)ですし。
    とした上で。
    確か、それでも当時は大問題になったと記憶してます。
    二代連続女帝は「新儀」ですから好ましからざる事態であることは間違いないので。
    だからこそ、なおさら今回の「女性宮家」など認めてはならないと言うことでよろしいでしょうか。羽毛田長官以下宮内庁が先例に基づかない新儀を強行しようとしている、しかもそれが国体破壊であるという理解の上で。

  12. 女性の場合は月に一度、神道における穢れの日があり、祭祀が出来なくなるので、その意味では問題だと思います。ましてや、二代続くとなると…

    ただ、新儀=絶対悪だとは思いません。たとえば、それまでの男子継承から逸脱した初の女帝、推古天皇がいましたが、これは伝統破壊ではなく、むしろ皇位継承争いを避け、男系継承という伝統をスムーズに行い守るために行われたものですし、初の遠縁の傍系継承、継体天皇も男系を守るためでした。

    その時代その時代の状況により、伝統を守るための判断として新儀を行うのはアリだと思います。なので、元明天皇→元正天皇も皇位、皇統を守るための判断としては問題は無いと思います。もちろん、伝統破壊のための伝統破壊、新儀のための新儀は問題ですし、新儀が考慮されるというのは、大体の場合が好ましくない事態が起きたからであり、問題となるのは理解できます。

    女性宮家は認めてはなりません。
    女性が受け継いだ皇統は、過去のすべての女帝のように一度即位したらたとえ譲位しても生涯結婚・出産せずを貫く、もしくは皇族から一般国民に降嫁することによって、皇統を「捨てる」。
    または、男性皇族に「嫁入り」して結婚し、受け継いだ皇統を、その男性の男系に「結合させる」。

    必ず、この「捨てる」もしくは「(男系に)結合させる」の二者択一です。
    女性皇族に男性を「婿入り」させ、その女性皇族の血統を次代に受け継がせるという選択肢はありません。皇統の基軸は「父」であり、「男系」とは単に男の血筋ではなく「父の血筋を子へ継承させる」です。

  13. 和気様
    正確な記録が残っているかどうかわからないのですが、推古天皇の先例は神功皇后(当時は天皇に数えられていたはずでは?)ではなかったかと。
    よく知らないので、ご教示ください。

    確認ですが、女性宮家(初代当主を女性皇族とする宮家)創設を創設し、皇族又は親王宣下した旧皇族を配偶者とする案も含めて反対ですね。
    あと同じく、女性宮家(初代当主を女性皇族とする宮家)創設を創設し、皇族又は親王宣下した旧皇族を配偶者かつ養子として迎え第二代当主とする案にも反対ですね。

    まじめに番組で取り上げようと思っているので、これまたご教示お願いします。

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