誰が書いたでしょう?

LINEで送る
Pocket

 さて、以下の文章、誰が書いたでしょうか。あんまりにもおもしろかったので、紹介。
 意外な人物です。倉山満ではないです。(笑)
 正解は倉山塾で(マ)←これぞ本家!

 

 日本国憲法の優れた点の一つに、近代立憲主義の正統な流れを引き継いでいることが挙げられます。立憲主義は、人間が間違いを犯す生き物であるという真理に対する謙虚さの現れ、いわば<人類の英知>の結晶だと言えます。

 この<人類の英知>は、決して西洋の借り物ではなく、日本の伝統に根ざすものと私は考えます。”constitution”に対応する日本語は「憲法」です。これは聖徳太子の「一七条の憲法」からとったものです。そこから保守派の人たちは、改憲案の論拠としてしばしば一七条の憲法を持ち出し、それに対して護憲派は「復古的な主張だ」などと批判します。しかし一七条の憲法は、仏教の根本である平和の考えを取り入れ、力ではなく話し合いで物事を解決することを徹底していると思うのです。あの時代に人間の知性・理性、議論することで物事を解決することを示している先進性には驚かされます。かつ、役人に賄賂をもらうなと命じて権力を制限しています。イギリスで生まれる遥か以前に、日本は為政者が守るべきルールを作っていたのです。そういう立憲主義の伝統というものがこの国にはあるのです。その意味でこの<人類の英知>は、古来の伝統として日本人に 根付いています。

「誰が書いたでしょう?」への24件のフィードバック

  1. 宮崎哲弥さんですか?なぜそう思ったかと申しますと、BS朝日のトーキングヘッズという番組で橋爪さんとの対談の時に、”立憲主義”や”立憲体制”という言葉を好んで使用していた感があった事と、宮崎さんは仏教に造詣が深いので仏教を元に主張を構成する傾向があるかな、と思ったからです。

    違うかな、、。

  2. 竹田恒靖さんですかね〜?(根拠なし

    >>1
    テレビにコンスタントに出てる人で宮崎さんかなり好きっす^^
    実家がお寺さんでしたっけ。

    あと、倉山塾に入れないんですけど俺だけでしょうか??

  3. まぁ宮崎哲弥じゃないことは宮崎の文章を読んだことがあれば分かるよね。(苦笑)

    あと、十七条憲法は当時はほとんど浸透しなかった超ローカルなルールでしかなく、とても日本古来の伝統と呼べるものではないのであって、書いた人は歴史にも憲法にも詳しくない人ですよね。

    上念さんとか三橋さん辺りかと。(笑)

  4. 倉山氏がよく「本気の左翼の護憲論はまだ尊重できる」と口にされる時に例に出される予備校経営者の伊藤真氏ですかね?先週某サイトの討論番組で出演されていて、私は初見だったのですが、ただの「平和主義者」ではなく日本の価値というものを意識されてる方の様に思えましたので。

  5. 「意外な人物」というヒントからして、九条の会発起人「大江健三郎」か「梅原猛」かな〜。

  6. どうも、失礼します。

     憲法=権力を縛るもの、憲法=憲法典、立憲主義=憲法典を作る事という誤解から書かれているように感じました。

     巷では、この手の誤解は誤解では無く正論としてまかり通っているのですが、これを曲がりなりにも学者の肩書を持つ人間が書いたのだとしたら、それは改憲派、護憲派に拘わらず日本における憲法学の次元の低さを物語るものにしかならないのだろうと思います。

     恐らく、この論理では何故憲法典が無いイギリスが立憲主義の国と言われているのかの説明がつかない気がします。

     とはいえ、私の意見も色々と拙い部分があると思いますので、ご指摘お待ちしております。

  7. 日本国憲法 現代語訳 伊藤真:著(ちくま新書)の一節の引用でごわすか?www
    違いもしたか?www

  8. >>7
    開業医なんですね!
    失礼しました。
    訂正ありがとうございます^^

  9. 十七条の憲法が憲法ではないということは、高校の日本史の教科書にも出ていますよね。
    現代日本において語られ、主流となっているのは、西欧において形成されてきた立憲主義の憲法です。
    右系の人たちは、そこら辺を厳密に区別しないで論じるから、憲法についておかしな議論が展開されるのですね。

  10. 倉山先生!  すごいですねー!
    何が凄いかって、あれほどプライドをズタズタにされた田中先生が、なんと!
    私は田中先生の勇気に感服しました。
    どこかのあの人とは大違いでw

    消費増税後「本当に安倍政権でよかったのか」って討論やっていましたよね。
    で、最近「ちょっと自分に気に入らない政策を進めたからって、安倍はだめだじゃないんですよ」なんて言い出した頃、「倉山氏に謝罪されたらいかがですか?」とコメントしたところ、コメント削除です。
    先日、桜のYouTubeの生放送で、これ、ニコニコみたいに右側にコメント出来るようになっているのですが、私はブロックされていることを知りましたw
    まあ、社長の意向かどうかはわかりませんが。
    倉山先生♪ 和解おめでとうございます。なんか久々に清々しい気分です。

  11. >21
    私もチャンネル桜のコメント欄に、倉山満関連のコメントを通算5回は書き込みましたが、全て削除されましたよ。昔は健全なコメントであれば、削除される事なんて無かったのですがね。私達のような例はゴロゴロあると思いますので、気になさらず。

  12. 田中先生が出てましたね!チャンネルクララ、凄いね倉山先生も田中先生にもビックリ、尊敬します。大義の為には私欲は捨てる。

  13. >20
    欧州中心主義の考え方では、中国も含む律令制は封建制で法治国家でもないそうです。
    ギリシャのアテネなどが民主主義の発祥というのは、ポリスという○○城の内側の話で町内会が民主主義というのとあまり変わりません。
    都道府県や市区町村にも「憲章」なるものがあり、建前上そこに住む住民の総意ということでは、憲法も憲章もあまり変わらない。

    いざとなったら、皆兵制。兵役の義務の代償に参政権=投票権を与えるということなのかな??
    少なくとも中世の欧州は暗黒時代でとても文明社会とは言えない異民族の侵入に戦々恐々としているのが常態でした。
    血を血で洗う大陸だからこそ、支配の道具としての文明が先進的に発展したという意味では欧州は先進国なのかも知れません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA