「愛子天皇」に関し座談会があったので、久しぶりに『文藝春秋』を買ってみた。
まず注目したのは、立正佼成会が1pまるまる使った宣伝で、法華経の教え。76p
一方で、「人間革命」の宣伝。87p 節操がないね。
記事そのものは読みごたえがあるものが多い。日産のケリー前社長のインタビューとか。連載も安定している。盛りだくさんなので、これで950円は安い。
ただ、論者として、プロの水準に達していない人もいる。あと、ファーウェイの一方的な言い分を言わせるとか、どうなんだろう。
さて、本題。目当ての記事は「愛子天皇大論争」
出席者は、保坂正康、所功、百地章、本郷和人、三浦瑠璃
ここでもプロの水準に達していない人が混じっている。
所氏は「前例」を強調している。当然、結論は男系維持。だが、論理的につぶしていって男系維持の不可能を悟らせる作戦ならば手ごわい。警戒すべし。
保坂氏は男系と言いながら、旧皇族の復帰には懐疑的。自分の取材を絶対視されても困る。しかも、その取材何年前?
本郷氏は司会的立場? 知識の裏付けは抜群だけど、エマニュエル・トッドを持ち出されても。。。
百地氏は男系絶対の立場。押され気味。
論外が三浦瑠璃。明らかに「一人くらい、女を入れておかねば」で入った人選。そこらの女子大生のレポートならこれでいいけど、プロの言論人がこれでは困る。
男系男子を望む理由は、「『悠仁さまや秋篠さまの継承権を否定して、皇位を取り上げるのはどこか物騒だ』という程度の理由しかない」と言い切った。
ほう、程度?
その後の発言は別の話であるし引用するのも下品なので省略するが、程度?
今後、この人間が皇室について発言するかどうか、監視する。