不思議なことがある。
6月4日、衆議院の憲法審査会で船田元さんが
よりによって護憲派の教授を自民党から参考人として送り出したという珍事があった。
たとえるなら、共産党が倉山満を送り出すようなもの。
本人も認めているように、船田氏自身の責任。
これを契機に安保法制の流れが変わり、安倍内閣が苦しみ、あげくは戦後最長の会期延長に追い込まれたのは周知の通り。
自民党内には、こういう良識派の声もあった。
ところが、「たるんでいる」というだけで処分なしで終了。
その後、若手が開いた勉強会で問題発言。
この件、実際に問題発言をしたのは木原さんではない。
ただその場にいただけ。
聞くところによると、他の人が勉強会を主導し、木原さんは青年局長として責任者だけだったとも。
しかし、責任者として更迭された。
その過程で、こういうことがあった。
温厚な谷垣氏もさすがに激怒 報道機関への圧力発言「与党議員の自覚足りない」
ここで疑問。
なんで船田さんがセーフで、木原さんがアウト?
両方セーフか、両方アウトならわかる。
自身でやらかした船田さんがアウトで、ただその場にいただけの木原さんがセーフならわかる。
しかし、なんでこうなるの?
少なくとも”温厚な谷垣さん”は、木原さん以上に、船田さんに怒らないとおかしくない?
この一連の騒動の結果、安倍内閣の統治能力は大きく損なわれた。
安倍自民党の支持者は、何らかの陰謀を疑うべきではないか。