マスコミはルーティンとしてスルーするつもりなのだろうか?
日銀審議委員への河野氏提示、「永田町主導」からの脱却に期待も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120323-00000100-reut-bus_all
まともな経済人は仰天しつつも、白川法王と日銀貴族の支配する世の中を良しとする連中は、
「政治圧力と異なる人事」と歓迎しているとか。
それでも救いなのは、永田町の良識派がここ数日死に物狂いで動き回っていること。
現在進行形の話なので味方陣営の動きは言いませんが、日ごろこんなことに興味のなさそうな議員の方々の方が動いてますね。
逆にここで戦わない連中は、今後どんな綺麗ごとを言っても信じません。
だって、自民党がまとまって反対すれば潰せる人事なので。
さあ、谷垣さんよ、どうする?
さて、敵の思惑はじゃんじゃんバラしてしまいましょう。
一、日銀包囲網の中、渋々やった「なんちゃってインタゲ」で何と、円安株高に。
これでは世界の市場が勘違いして日本の景気が回復してしまう。
二、何とか市場の期待を裏切る為に、日本経済に冷や水をかけねばならない。
三、おー、ちょうど日銀審議委員の交代時期だ。
ここに、バリバリのデフレ推進派の河野龍太郎をいれてしまおう!
四、そうすれば市場関係者のインフレ予想など消滅する。
「あー、日銀はデフレを継続する気なのだ」と。
五、バカな政治家やアホな国民は、日銀審議委員人事の重要性など気付くまい。
ささっとやってしまえば、後の祭りだしな。
政治家に、特に自民党の参議院議員に知り合いのいる人など少ないと思います。
しかし、政治家に知り合いのいる知り合い、つまり知り合いの知り合いが政治家、という人は
ほとんどすべてだと思います。
日本を守る戦いが始まっています!
ちなみに以上の記事内容に批判的あるいは懐疑的な質問には、こちらの本を読んだ上でなければ答えません。暇じゃないですし、そんな人を説得している時間がもったいないので。
重版御礼!
検証 財務省の近現代史
政治との闘い150年を読む
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