本日は、店頭発売日です。
『総図解 よくわかる 日本の近現代史』
(新人物往来社、1470円税込)
左頁全部図表!
右頁は700字!
水野忠邦から小泉純一郎まで一気に読める!
是非、お買い求めください。
さて、
世の中には、共用語を英語にしてグローバル化に対応しようという奇特な会社があるらしい。英語ができないと、世界で通用しないらしい。たぶん以下の文章、楽天の最高経営責任者の方は即座に原文の意味を損なわずに通訳できるに違いない。
臣安萬侶言。夫混元既凝。氣象未效。無名無爲。誰知其形。然乾坤初分。
參神作造化之首。陰陽斯開。二靈爲群品之祖。所以出入幽顯。
日月彰於洗目。浮沈海水。神祇呈於滌身。故太素杳冥。因本教而識孕土産嶋之時元始綿。
頼先聖而察生神立人之世。寔知懸鏡吐珠。而百王相續。喫釼切蛇。
以萬神蕃息歟。議安河而平天下。論小濱而清國土是以番仁岐命。初降于高千嶺。
神倭天皇。經歴于秋津嶋。化熊出爪。天釼獲於高倉。生尾遮徑。大烏導於吉野。
列[イ舞]攘賊。聞歌伏仇。即覺夢而敬神祇。所以稱賢后。望烟而撫黎元。
於今傳聖帝。定境開邦。制于近淡海。正姓撰氏。勒于遠飛鳥。雖歩驟各異。文質不同。
莫不稽古以繩風猷於既頽。照今以補典教於欲絶。
やはり、外人に「借金のカタを払え!」と言われた時にはこれくらい言い返せないと。
元祖語学バカ(当時)の伊藤博文はもちろん、語学の達人と言われたアーネスト・サトウもお手上げだったとか。
ちなみに、外交交渉の場でいきなりこんな祝詞に等しい演説をはじめたのは、
我らが大魔王、高杉晋作!
出典は以下(嘘)。↓でも本当の話も混じっています。
http://ansaikuropedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%9D%89%E6%99%8B%E4%BD%9C
最も雰囲気を表しているのが、高杉晋作、伊藤俊輔(伊藤博文)に古事記を英訳させる。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8872536
昔の大河ドラマはイイねえ。『花神』って、脚本と演出だけなら『武田信玄』や『太平記』を抑えて、最高傑作かもしれない。
ちなみに、新人物往来社のある四谷まで定期を買おうかと思うくらい通いつめたのですが(冷蔵庫から自分でコーヒー取り出して、コップを洗っている)、私の周囲ではかの『独眼竜政宗』を「スイーツ大河」に認定。
歴史を学べば未来が見える!
気軽に読めるタメになる本をどんどん書いていきたいと思います。
ちなみに私は次回作執筆で、本当は潜りたいです。大泣
狂歌という今となってはほぼ失われたジャンルがあるのですが、相当な古典の教養と日本語の使い方、特に本歌取りを解していないと作りようが無いのですね。最近個人的に受けたのは
辻元に 鷺が集いて 有栖川 流れも汲めぬ 先にどぶさえ
でしょうか。
狂歌とは少し違いますが、ある腐れ公家が安部宗任に梅の花を指してこの花の名は?と聞いた、それに対して
「わが国の 梅の花とは 見たれども 大宮人は 何というらん」
と返す。それを踏まえたかどうか、慶長期の公家が伊達政宗に対して桜を指したところ、政宗は即座に
「大宮人 梅にも懲りて 桜かな」
と。せめてこれくらいの機転が利くようにはなりたいものです。
本歌取りはここの砦の読者には説明不要でしょうが、陛下の御製の
精魂を込め戦ひし人未だ地下に眠りて島は悲しき
の歌をもって理解していただければ、でしょうか。
さて、当然英語でも可能なんですよね?三木谷君。
北日本方言として有名な「しばれる」に該当する標準語は存在しないそうです。
あれは真冬日という、太平洋沿岸地域に住む人たちには冗談にしか思えないような気候条件を実体験として知っている人たちだからこそ作り出すことのできた言葉であり、標準語地域に同じ言葉がないのは当然と言えます。
歴史や文化、自然環境という諸条件によって作り出されるのが「言葉」であり、同じ日本語ですら正確に意味を伝えきれない例が多くあるというのに、英語で統一すればすべてが伝わるなどと、本気で考えてるんでしょうかね?
まぁ、楽天という会社は一民間企業なので中で何をしようが知ったこっちゃないですが、マー君や岩隈にまで英語を押し付けないでね、とだけ言っておきますかね。
ちなみに、グローバルスタンダードという幻想の下、米国式経営を目指した愚かな経済人を、私は数名知っています。
村上世彰
堀江貴文
折口雅博
猿橋望
宮内義彦
…言っておきますが、別に犯罪者の名前を列挙したわけではありませんので、念のためw
叔父さんの息子様
ないですなあ。
「ぬくい」とか「いづい」とか「のっつぉこぎ」とか。