私はかつて、
究極の選択である。「安倍晋三、菅義偉、山本太郎、この3人の中で首相にふさわしいのは誰か?」と聞かれたら、今の私は迷うことなく「山本太郎」と答える。安倍・菅両氏は官僚の言いなりだが、山本氏は「それではダメだ」との意思はある。官僚の言いなりならば、日本はいつまでたってもダメな国だ。
と書いたことがある。2019年11月04日の記事で、本紙掲載はその1週間前。
安倍晋三、菅義偉、山本太郎「首相にふさわしいのは?」答えは一択/倉山満
じゃあ、その意見を今はどうなのだと聞かれたら、違うと答えるに決まっている。条件が変わっているので。ちなみに引用部だけでも、「究極の選択である」「この3人の中で」「今の」と付けているのだけど、そこは読まなかった人が多いらしい。(苦笑) あげくに、「誤解させた貴様が悪い」と言われるのだけど、誤解した方が悪いに決まっている。
さらに言うと、ネット記事では「馬淵澄夫」と見出しまでつけているのに。苦笑いするしかない。
さて本題。今=去年の秋から、菅さんはジェットコースターのような人生を辿りました。そして政権の課題を規制改革に掲げています。つまり霞が関の既得権益に切り込むとの宣言です。
ただ、私が「官僚の言いなり」と言った場合の「官僚」とは、内閣法制局と財務省主計局のこと。ここにいきなり切り込むとは思えないけど、将来はわからない。安倍内閣では重大な問題でことごとくおかしな選択を政権に押し付けてきたのが法制局と主計局なので、その時に菅首相がちゃんとできるかで判断しても遅くはない。
結論には、私の態度は「期待を込めて見守る」。
理由は本日の倉山塾メルマガに書いたのでご参照を。
9月25日発売。
記事本題ではなくてスミマセンが。
>ちなみに引用部だけでも、「究極の選択である」「この3人の中で」「今の」と付けているのだけど、そこは読まなかった人が多いらしい。(苦笑)
コレって注意力の問題でもあるんですけど、
会話言語と視覚言語の違い、みたいな?
アスペ研究で面白い話があって。
自閉症者は文章を読む時、文中の単語の意味を拾っているのだそうです。で、全体の文意を把握することが苦手。
定型発達者(健常者)は、全体の文意を把握しようとするが、単語単語の正確な意味は広い損ねている。
自閉症スペクトラムの仲間でありながら、アスペルガータイプは、単語の意味と全体の文意、両方を把握しながら文章を理解しているのだそうです。
コレがアスペの高いIQ(正確には高い言語性IQ)の秘訣だろう、と言われているんですが。
コレって、アスペか定型かに関わらず、言語性IQの高い人間が当たり前に出来ていることだと思うんですけど。と言いますか、それが出来るから言語性IQが高くなる。IQが低かったら、そもそもアスペに区分されませんし。
で、会話言語は基本的に、単語単語の正確性ではなく、言わんとしていることを把握するコミュニケーションなんですよね。
でも学究分野においては、それだと通用しません。単語の意味・仮定(前提条件)・論理的な文章の構築、「てにをは」の用い方と云った、細部にまで注意が必要です。
倉山先生に突撃して来た方も、訓練すれば、近いことが出来るようになると思うんですけど。多分、「自分が出来ていない」と自覚する能力がないと思われます。
中々に面白い話ですね。
実際どうなんでしょう?アスペルガーはまだまだ未知の部分も多いのと、分類範囲が非常に広いので、気になるところです。
>IQが低かったら、そもそもアスペに区分されませんし。
そうなんですよね、IQは低くないのに何かがおかしい。だから区分が難しい。
POPOR様
まさかお返事を下さる方がいるとは。
ありがとうございます(_ _)
当事者感覚として掴んだお話をさせて頂くと、アスペは日常会話にも学問の感覚を持ち込んでいるんですよ。だからコミュニケーションに齟齬が生じる。
定型発達者でIQが高い人は、会話言語と学究言語の使い分けが出来るんですよね。
◆学究言語
自閉症 単語〇 文意X
定型者 単語X 文意〇
アスペ 単語〇 文意〇
高IQ 単語〇 文意〇 ←定型の高IQ
◆会話言語
自閉症 単語〇 文意X
定型者 単語X 文意〇
アスペ 単語〇 文意〇
高IQ 単語X 文意〇 ←定型の高IQ
定型で高IQの方は、状況に応じたON/OFFが出来るんです。コレに気付いて、私、少しですけど、コミュニケーションが改善しました。完全には真似できないですけど。だから障害としてサポートを受けているんだし。
>ふわふわ(曾祖母はアイヌ)様
ご返答ありがとうございます(_ _)
>定型発達者でIQが高い人は、会話言語と学究言語の使い分けが出来るんですよね。
なるほど。意識した事なかったですが、少し意識してしゃべってみようかと思います。
>POPOR様
度々、ご丁寧に(_ _;
あくまで、障害当事者の私からはそう見える、というだけの話でして。状況に応じて自然に切り替えが出来る方は、「自分が出来ている」ってことすら気付いてないでしょうし。
例えば、小さいお子さんに接する時と、同年代の人に接する時、ご年輩の方に接する時。コミュニケーション力の高い人なら、それぞれに対応を変えますよね。
私は気を付けないと、本を読む時と同じ感覚で、目の前の人に接してしまうということです。「状況に応じた切り替えが出来ない」んです。コレってトラブルの原因になるんですよ。相手に失礼なだけじゃなく、自分の身も護れません。相手が誰でも、同じような対応しか出来ないから。
私も倉山先生と同意見です。>期待を込めて見守る
それにしても、安倍前総理と菅総理の仲が最近悪くなっていた?という話を聞きましたが、
清和会は菅氏立候補後、菅氏応援となりました。
これは安倍前総理が菅総理にすり寄ったのか、はたまた菅総理が頭を下げたのか。
もし頭を下げたのであれば、中々に凄いなと個人的に思います。
プライドとがで頭を下げれない人もいますし(もっとも頭を下げる相手は選ばないといけないですが)
まあ、それすらできない程に政治家が劣化したとも考えられますけど。
私は菅総理は見守りですが、是非消費税に切り込んでもらいたいです。
携帯電話料金を下げる代わりに消費税を上げるなんてことにならないようにww
検察との関係がどうなるのかも見物ですね。
二階も公明党も切れない菅に憲法改正や景気回復、国防期待しても安倍と同じ轍を踏みそうではある。