嘘だらけの日米関係史―さあ今日からキャンペーンだ!

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 単著だと三作目ですね。
 とりあえず叫んでみよう。

書ききったぞー!

 生まれてはじめてバーンアウトというものをしたかもしれない。
 このテーマで書きたいこと、大事だと思うことは全部書ききったぞ。

 予約受付中。9月1日発売。

嘘だらけの日米近現代史

(扶桑社、798円)

 こんな調子じゃ、あと五百冊くらい書かなきゃダメじゃん。
 などと泣きながら書いた前作。。。
 今回は、ズバリ!

鼻歌まじりで書いた!

 ということで、鼻歌まじりで気軽に読めるのではないでしょうか。※

 さて、なぜこんな本を書いたのかというと、戦後日本のアメリカ論のすべてに不満だったのですね。
 幼稚すぎる。

 拝米・媚米←よくもまあ戦争で負けた相手に媚び諂えるわなあ。
 反米・嫌米←単細胞にもほどがある。じゃあ、現実に仲良くしなくて良いの?
      もっと他に敵がいるのに。

 ポーランドとかイスラエルのナショナリズムを少しでも齧ると、
 バカバカしくて相手にしてられない程度の言説しかないのですね。ホント。
 しかも知識人と呼ばれる人たちがこれだから困る。

 かといって、「拝米・媚米でも、反米・嫌米でもない親米を」
 みたいな中間派的バランス感覚重視言論も聞き飽きたし。

 じゃあ、自分で書くしかないじゃん!
 うっぷん晴らしも兼ねて書いちゃおうか♪
 みたいなノリで書き始めたのですね。

 だから鼻歌まじりなのですが。
 とはいうものの、同業者の愚かな言説を思い出したりしたら、やり場のない怒りに襲われることも多々ありましたが。

 回想例・・・とある学会にて、ある教授先生の発表後

私  「あのう、W・チャ―チルとF・ローズベルト以前の米国って、反英親仏の国なのですが」
教授様「史料出せますか?」
私  「自由の女神って知ってますか?どこの国からどういう理由送られましたっけ?」

 自分の探し出した史料を絶対神格化する連中からすると、私なんか妖術使い扱いでしたもので。
 (ほぼツィングリ派扱い)

 内容は、日本近代史を語るならこれくらいは米国のことを知らなければならない、
という知識です。
 200頁ない本ですから、鼻歌まじりで一気読みできるのではないでしょうか。

 ということで、解説シリーズのはじまりはじまりぃ。 

※注意
 言葉を文字通りに真に受けないように。
 胃痛を和らげるためですよ(怒)。←誰に怒ってるんだ?(謎)

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「嘘だらけの日米関係史―さあ今日からキャンペーンだ!」への0件のフィードバック

  1. 執筆お疲れ様でした!
    楽天ブックスで購入予定です。

    長文失礼致します。(興奮気味w)
    もう一つ、お疲れ様でした+ありがとうございました!
    本日8/25(土)竜馬プロジェクトの神谷氏と倉山先生との講演会。
    「日本が掲げるべき”国是十則”と近代政党とは何か」

    私は神谷氏について全く知識が無かったのですが、その志に感動しました。何か胸の奥から湧き出てくる力を感じました。
    私は知識は少ないですが、日本国の歴史と伝統=皇統を基に組立てた理論的で現実的な素晴らしい公領(十則)だと思います。
    あと、議員は最後で良いと言う。同感です。
    是非、応援させて頂きます!!!

    私は橋シタは大嫌いですが、2009年にもともと神谷氏達が作った会の「維新」を後からパクって大阪維新の会を立ち上げたと聞いて、益々大嫌いになりました!こいつらバックに変なのがつi・・・ゴホンゴホン、失礼。

    今日、参加出来て本当に良かったです!(実は先約をキャンセルして来たw)

    懇親会も参加したかったのですが、尖閣上陸報告街宣デモ(頑張れ日本!全国行動委員会+チャンネル桜)が16時から渋谷であった為、ご挨拶だけで失礼させて頂きました。もっと色々お話し聞きたかったです〜。

    今出来る事をコツコツと!

  2. はじめまして。先生の新著、大変楽しみにしております。

    最近、2ちゃんねるなどで、近衛上奏文を無視して戦争を長引かせた先帝陛下を非難したり、陛下が近衛らに責任を押し付けたりしたとするコピペが沢山貼られています。
    立憲君主制のなんたるかを今さら先生に申し上げる必要はないと思いますが、これは単なる無知による的外れと言うものではなく、少なくとも一時期は確実にコミンテルンの手先であった近衛を持ちあげ先帝陛下を卑しめる工作であろうと思います。
    近衛上奏文では、共産主義者の帝国陸海軍への浸透を指摘し、その粛清を求め、英米が国体護持(天皇存続)を許容する可能性を示唆して、和平交渉を提案していたのですが、この見立て自体がコミンテルの指示で罠だったのではないでしょうか?
    近衛上奏文はルーズベルトの死亡直前ですが、もし、ルーズベルトが生きている間に日本が降伏していれば、ルーズベルトは日本の共和制にさせた可能性が高いと私は思います。更に、近衛が英米との講和の折衝の情報方針をソ連に漏らせば、日本の降伏が確実になった時点で、わずかばかり形ばかりの対日参戦をすれば、ヤルタ密約によってソ連は千島までをタダ同然で手に入れることができました。
    そう考えると、米国政府内に浸透していたスパイからルーズベルトの命が短いこと、原爆が実用段階に入ったことを知ったスターリンが、ヤルタ密約が無効になること、日本占領の米国の独り占めを恐れ、近衛に早期講和工作を指示したと推測できるのではないでしょうか?また、この時期には日本の敗戦は確定的でしたから、将来、軍部の発言力が低下することは確実で、軍部内の親ソ分子を失うことは、ソ連にとって痛手ではなく、近衛が反共を装うための材料として切り捨てられたのではないでしょうか?
    近衛の早期講和論は、何もかもソ連の利益にかなったものです。
    また、日本政府首脳も近衛がスパイであることを疑っており、そのため近衛が希望した英国ではなくソ連へ送ろうとしたのではないでしょうか?(亡命するなら亡命しろと言うメッセージ?)
    更に想像を逞しくすると、近衛が東京裁判前に自殺したのは、ソ連のスパイであることがバレるのことを、もしくはソ連のスパイであることがバレてソ連の利益が害されることを恐れて自殺したのではないでしょうか?
    近衛はフラフラした原則のない人物と言うより、徹底的にソ連の利益を追求した人物ではなかったのでしょうか?
    この前、ドラマの題名は忘れましたが、吉田茂を主人公とした、やたら近衛を美化したTVドラマを見ました。
    2ちゃんねるのコピペと合わせて、この時期にやたら、近衛アゲで先帝陛下をディスられているのは、単なる露中韓との領土問題に対する工作ではなく、政府中枢に敵国のスパイが潜り込んでいると言う可能性があると言う視点を日本国民に気付かせたくない工作なのではないでしょうか?
    長くなって恐れ入ります。質問事項をまとめますと、
    ?近衛文麿はフラフラした人物ではなく、ガチンコのソ連のスパイだった可能性について。
    ?近衛上奏文は、日本を赤化革命の足がかりを得たいコミンテルンの指示によるものだった可能性について。
    ?この平成御代に、やたら近衛アゲをする勢力は、実は近衛の時代からの日本国の弱点を良く知っている同じグループではないのか?
    の以上3点について、ご多忙の折、恐れ入りますが、倉山先生のご見解を伺えたら幸いです。

  3. 中野さま
    はじめまして。
    三つとも答えは同じですが、
    可能性はありますが、証拠はありません。
    まあ、2ちゃんねるは末端なので無視して良いでしょう。

  4. 早速のご回答、ありがとうございます。
    わたしも2ちゃんお書き込みの内容は信じませんが、どう言うことを広めたい人がいるのか、また、そう言うものに、人々がどう言う反応をしているのか、を見るには便利なところだと思います。

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