ウクライナ紛争2周年に思う(倉山塾メルマガより)

LINEで送る
Pocket

予約開始!
将棋のルールを知らなくても、わかる!
藤井聡太に学ぶ 天才ではない人のための人生の闘い方

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本日はウクライナ侵攻、2周年。
ということで振り返ってみます。

私が国際紛争を見る時の視点は以下の四つ。

一、開戦事由は何か。
どちらが良い悪いは、国際法で判断する。
それとは別の次元で、
開戦事由は戦争目的になる。
戦争目的は、勝利条件の設定。

二、現在どうなっているか。
これは開戦からの経緯を見る。
簡単に言うと、両軍の動きで判断する。
言葉よりも行動。

三、今後、どうなっていくか。
予想をしても仕方ないので、
色々と想定してみる。
ただし、何でもかんでも
考えてみればよいのではない。
本筋というものがある。

四、 今後どうしていくか。
これは最後。
特に、日本はウクライナ寄りの中立をとっている。
実際に戦っている訳ではない。
だから、最初から「こうする!」と決めず、
考えうることを考えておく。

—————————————-

続きは倉山塾メルマガで。18時配信
https://kurayama-school.com/

—————————————-

第13回倉山塾教養ゼミナールin大阪「皇室のキソ」~皇室を守る四つの大原則~
https://kurayama.base.shop/items/78687211

倉山塾ショップです。
https://kurayama.base.shop/

—————————————-

嘘だらけの日本古代史重版記念番組!『象徴天皇の源流』前編 国際日本文化研究センター名誉教授今谷明 皇室史学者倉山満【チャンネルくらら】

—————————————-

倉山満の著作一覧です。

著作

3刷御礼!
嘘だらけの日本古代史 (扶桑社新書)

「ウクライナ紛争2周年に思う(倉山塾メルマガより)」への1件のフィードバック

  1. ジョージ・ケナンやミアシャイマーは、東欧における
    CIAが裏にいる「カラー革命」や「アラブの春」に
    対して強い警鐘を鳴らした。「必ず、スラブやイスラムの
    価値観を大事にする者達は、復讐に立ち上がる」
    また、第一次大戦の観戦武官として欧州にいた
    永田鉄山は、ベルサイユ条約でドイツに課した
    天文学的賠償金に驚き、「2~30年後にドイツは
    復讐に立ち上がり、また世界大戦になる」と
    予言した。その為に日本もそれに備えて、
    「国家総力戦体制」にしておかなければならないと
    説いている。
    トランプからバイデンに大統領に変わり、
    民主党政権が党是とする自由民主主義の価値観を
    世界に押し付ける関与政策が復活した。
    プーチンのイライラが極限に達したのは、
    「ロシア・ゲート事件」がオバマと
    ヒラリー・クリントンの謀略で、プーチンとトランプが
    悪者にされたことと個人的に想像している。

    ただ、やってしまったものはショウガナイ。
    覆水盆に返らずだ。大事なのは、日本の国益で
    考えるしかない。地政学で考えるべきである。
    日本の地政学的脅威とは、中国とロシアという
    ことになる。明治時代は、明治人の叡智で
    各個撃破できたが、今はそうはいかない。
    モデルとしては、大英帝国がやったヨーロッパ諸国への
    関与政策である。バランス・オブ・パワーを
    説明する時に使われるが、A国という強国と
    B国という弱国が対立して一触即発になった場合、
    イギリスはB国に味方して、戦争を事前に防いだ。
    そういう意味でいえば、岸田首相は、ロシアに
    敵対的関係を作ったのは得策ではない。
    分断しなければならないはずの中露を近づけてしまった。
    「バイデンにやれって言われたんだ」と言い訳しても
    イザとなったらアメリカには撤退するところがある。
    日本には無い。「ウクライナが可哀想」と言っても
    「性善説」が日本を守ってくれるわけでもない。
    ウクライナを守ったところで、壊れた国連も
    戻らないし、欧米価値観でできた世界秩序は
    世界のローカルな価値観に押され、
    じょじょにフェードアウトしていく運命と個人的に
    想像できる。プーチンを怒らしたことによる
    ネオコンの凋落は、「盛者必衰の理」を表している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA