トルコから見たウクライナ事変(倉山塾メルマガより)

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相も変わらず続く、
ウクライナとロシアの殺し合い。
私は、これをウクライナ事変と呼ぶ。
なぜなら、正式の戦争ではないので。
しかし、戦争にはもう一つ。
「国と国の殺し合い」の意味もある。
最近は国と国じゃなくても戦争と呼ぶけど。

戦争の勝利は目的を達したかどうか。
ロシアの掲げる戦争目的は
「ネオナチからの解放とNATOの東方拡大阻止」
前者は妄想なので無視。
プーチンが固執すれば、
戦争をやめられない理由にしかならない。
だから、後者が本当の目的。

昨日、フィンランドのNATO加盟が実現した。
この時点で、ロシアの敗戦が確定。
プーチンは
「北方拡大は別だ」とか言い訳してるけど、
フィンランドのNATO加盟も東方拡大。
詭弁にもなっていない強弁にすぎない。

一方、スウェーデンの加盟は
トルコの反対で審議中。
このあたり、トルコは上手いなあ、と思う。
ということで、トルコから見た、
ウクライナ事変。

結構長く、
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「トルコから見たウクライナ事変(倉山塾メルマガより)」への1件のフィードバック

  1. 今回のウクライナでの事変で思ったのは、何故に中露は
    戦略を共有できないのか?ということだ。
    国家単位の危機感や戦略的思惑があったとしても、
    欧米価値観の世界秩序を大陸価値観の世界秩序に
    変更させようという思惑では一致しているはずだ。
    統一戦線的に行動すれば欧米に十分脅威になる。
    各個に行動すれば今のロシアのようになるし、
    中国も台湾への侵攻を実施すれば日米に手酷い
    打撃を加えても、中国はそれ以上の被害を受けるのは
    目に見えている。中露と北朝鮮、イランを交えて
    アウタルキー化(自給自足圏化)し、ブロック内で
    経済的交易をしてそれぞれの富国化を目指し、
    ブロック全体の経済成長を模索することで
    レーベンスラウム(生存圏)となっていく。
    軍事力も伸ばすことで、政治的影響力も外に
    向かって広げ、生存圏を広げることも容易になる。
    今の話に戻るが、中国はロシアが疲弊する現実を
    見て、そのことに気が付いたかもしれない。
    第二次大戦前のソ連のように孤独になる。
    ロシアを殺すわけにはいかないはずだ。
    バイデンの外交の失政で、中国はトランプ時代に
    分断していたシーア派を代表するイランと
    スンニー派を代表していたサウジアラビアを
    近づけ中露に取り込もうとしている。
    一枚岩でないにしてもユーラシア大陸に
    マッキンダーが恐れた大ハートランドができつつある。
    中露を近づけた功労者は、岸田さんだ。

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