亡国のはじまりー外国人参政権

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 古代日本に大きく貢献した外国人出身者日本人がいる。彼らは渡来人と呼ばれる。彼らは三つの点で賢かった。

 一つ、自分の出身国が、逃げなければならない不幸な国であることをわかっていた。

 二つ、逃げる方向を間違えなかった。

 三つ、二度と戻りたいと思わなかった。

 渡来人とは、元々列島に住んでいた日本人よりも日本に愛着を持っていた人々である。その意味で、今日の国際法用語で言う「排他的」である。外国に対する敵愾心は強かった。ここで言う外国は主に彼らのもともとの出身国である大陸や半島である。古代の渡来人と、自分の元の国の国籍を保持したまま参政権を寄越せなどと言い、あまつさえ人の国の政府を乗っ取ろうなどと企む不逞の輩と同列に並べること自体が、古代日本人である渡来人に失礼である。移民受け入れ議論に関してもこれは同様である。

 

 さて、いよいよ民主党政権の売国が始まった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091107-00000862-yom-pol

 民主党が突如として在日外国人への地方参政権付与と言い出した。予想通りと言うか、予定の行動と言うか。今国会で駄目でも次の統一地方選挙までに何度でもやるだろう。

 目的は明らかである。民主党にこれまで選挙ボランティアとして貢献してきた特定の団体の人たちに参政権(選挙権と被選挙権)を与えようとのことである。つまり政治家を選んだり、政治家になる権利を与えようとの考えである。

 ついでに、都庁や県庁などの幹部にもなれるようになる。沖縄県の幹部が、北海道の幹部が、島根県の幹部が、などと想像されよ。区市町村でもどれだけの外国人がいるか。大多数の在日外国人が善良な人々であるなどという統計はあるのだが、一部の不良外国人が不当に発言力を持つと、日本人の憎悪が無関係な外国人に向かないなどという懸念がないなどといえないのである。

 その人たち、日本国に忠誠を誓うのか?それは、自分の本国に都合が良い日本に作り変えてから誓うだろう。それが、どう少なく見ても千三百年間連続して守ってきた日本と同じものかどうか。

 もはや日本が日本でなくなる危機である。

 政治論としては、民主党から造反が一人でも多く出ることを期待する。そもそも、与党内での意思決定過程はどうなのか。小沢一郎は、こんな法律論としては終わっている話をどうやって正当化する気なのか。党内で自由な議論をさせる気なのだろうか。したら負けるのだが。党内の反論に有効な説得ができないまま法案提出を強行するならば、それは民主的議論が存在する政党ではなくなる。

 傀儡小沢・親特定アジア勢力による翼賛体制の完成である。

 造反は憲政の常道に反しないのか?反しない。憲政の常道とは国家本位の政党を前提としているのである。この意味で外国人参政権付与などと国家主権を売り渡す売国行為に加担する方が憲政の常道の蹂躙である。

 さて、法律論からは一言で終了する。

 参政権が欲しければ国籍をとれ!

 むしろ、外国籍の人間に参政権を与えると、日本人、特に外国からの帰化者への差別になる。

 ついでに国際私法の常識を一言。

 相互主義って知っていますか?

 外国人参政権を認めて居る国々ではお互いに認め合っているのである。対等の主権国家では相互に権利を認め合うのが原則だからである。例えば、日本にある英国大使館は日本の土地にありながら、英国領としての扱いを受ける。同様に、英国にある日本大使館は英国にありながら日本領としての扱いを受ける。外国人参政権でも、個々の条約が必要なのである。無差別に認めて居る国、あれば教えて欲しい。不勉強で知らないので。

 よく、「代表なければ課税なし」を持ち出して、外国人も地方自治体に納税しているのだから参政権が与えられるべきだ、とのたまう勘違いが居る。あれは国民の権利であって、外国人を対象としていないのである。そんなに地方税を払うのがいやなら、どうぞお帰りくださいとしか言いようがない(「戦前の強制連行は・・・」などと言われるのを手ぐすね引いて楽しみにしている私。というかそういう反論が来た瞬間、他の人が先にレスをしてくれそう)。外国人の場合は、住民としての行政奉仕(サービス)を受けられるための代価である。

 日本国憲法学が「国民の権利」を勝手に「人権」などと読み替えるから勘違いする人が増殖してしまうのである。実に罪深い。

 しかし小沢一郎、いきなりこんなのを持ち出して、民主党を分裂させて、内閣交代を策しているとしたら、相当手の込んだ陰謀である。嫌味だけど。

 レスを見ると直接行動論が多いので、その前にできることはいくらでもありますということで。

 売国奴という言葉を復活させましょう!

 そして、外国人参政権賛成論者に情け容赦なく浴びせかけて、広めましょう。外国人参政権移管しては、絶対反対論以外は売国奴です!条件付賛成などありえません!

「亡国のはじまりー外国人参政権」への0件のフィードバック

  1. 自分の国の参政権・他の国の参政権、負数持っていれば夢の世界市民の称号が手に入るのですかね?私は別にほしくないですが。世界市民になる前に植民地になってしまいそうですが。
    民主党も今は特定の方々が支援してくれていますが。特定の方々が民主党を凌駕する力を持ったらどうするんですかね

  2. 僕は外国人の地方参政権の付与には反対である。
    理由は、大阪のおばちゃんが「正義」のおばちゃんじゃなくなってしまうからだ。
    「大阪のおばちゃん」は「病人を連れてるから、ちょっと信号無視とかルール違反でも許してな・・・」
    と、信号を渡れない子供や老人や病人(もちろん本人の知り合いではない)などを手を連れて渡るのをよく見かけた。
    が、最近、「大阪のおばちゃんだから、自分勝手を許してな・・・」になりつつある危険がある。
    今の大阪のおばちゃんは、よそ者に警戒心を持っているのだ。
    大阪で道を聞くにも、ちょっとと声を掛けると、大阪のおばちゃんは警戒している。
    僕がしゃべると「東京から来たひとねん。」親切に教えてくれる。
    「じゃあ、僕がしゃべるまで大阪の人ではないというわかるが、外国人かとも思われた?か!」である。
    たぶん、大阪のおばちゃんがそんな警戒をするくらい、よそ者の権利主張が激しいんだろう…
    大阪のおばちゃんの正義が「正義」じゃなくって、「自分の権利の主張」に成り下がるのは勘弁だ!
    この件については、ある意味「神沼恵美子」ももっと大きな罪を犯しているのだが、、

  3. ちょっと、違う視点で考えていて、長らくイメージとして定着してきた在日外国人=在日韓国(朝鮮)人という図式そのものが最近崩れ、むしろ、在日=中国人の問題なりつつあります。

    そうすると、地方参政権を与えられる(とされる)在日中国人に至っては、
    本国(中華人民共和国)に参政権すらない一方で、日本の地方参政権だけがある状態になる。

    実は、中国本土における、民主化運動(というか政治参加要求)に火をつけるネタへ発展する可能性があって、この点を大陸メディアがどういう報道するのか、ちょっと関心がある。

    ついでに、北京で、どう思うのか聞かれたので、こう答えておいた。

    「在日中国人に地方参政権をあげずに、『選挙』や『政権交代』という単語を知らずにいるほうが、中国共産党の政権永続のために貢献になると思うので、参政権反対でーす。」

  4. 倉山さん

    こんばんは。藤沢秀行です。
    この話、一点の反論も質問もありません!
    みんなで一緒に阻止の声を上げていきましょう!

    特定の団体(あえて言わないのが奥ゆかしくて良いですよね)の都合の良い主張を受け入れる訳にはいかないですよね。

    こういう時こそテレビもタブー視しないできちんと取り上げて欲しいですよね。多分無理でしょうけど。一体彼らの世界で言う「公平」とか「差別」の感覚とはどういうものなのでしょうね。

    まあ、それはともかく、次の参院選では大きな争点にしたい、いや、するべきですよね。どんどん反対の輪を大きくしていきましょう。

    それではまた。

  5. おっ、いよいよ来ましたね。こういったネタは流石に私も発言しないといけませんね^^。

    一般に憲法学の通説では、外国人の地方参政権は、憲法で保障されていないが、立法政策により付与することは可能、とされています。また、判例もこれに従う形での判断をしています(最高裁判決平成7年2月28日)。

    ただ、これは憲法が国民主権原理を採用している以上、殆ど詭弁とでも言うべき理論でしょうね。よく憲法の論証で、「憲法93条2項は「住民」と述べているだけであり、「国民」とは述べていない」という、殆ど揚げ足取りとしか思えないことが言われるのですが(お恥ずかしながら、私も答案練習などでしょっちゅうこういうこと書いてます^^;)、憲法の構造から考えれば、これは「国民たる住民」の意味であると言うべきでしょう。

    そもそも外国人参政権を保障するというのであれば、参政権が各国民の所属国によって保障されるという後国家的権利であることからすれば、「当該国と提携して当該国の選挙に参加できるよう配慮すべき」なのが筋であって(例として、生野区内に韓国大統領選挙の投票所を設けるなど)、地方参政権とはいえ何故日本の政治に参加することが許されるのか、主権概念からして一貫しないと思います(こんなこと答案では絶対書けないのですけどね)。

    それに、これは憲法論ではなく政策論の話になりますが、「割れ窓の法則」というものをご存知の方も居られるのではないでしょうか。即ち割れた窓をほったらかしにしておくと、やがてその建物が悪党のアジトになるという犯罪心理学の大テーマですが、要は「少しでも気を許すと、そこから傷口が広がって取り返しのつかないことになる。わずかな気の緩みであっても直ちに引き締めなければならない」という教訓です。もし地方参政権を許してしまえば、「次の目標は国政参政権だ。その次の目標は憲法改正権だ」というように、それこそ国民主権原理に取り返しのつかない禍根を残すことになります。実際、そういうことを言っている愚かな憲法学者も存在します(『憲法学教室』浦部・日本評論社刊)。

    結局のところ、外国人参政権などといっている政治家は「外国人参政権に賛成すれば、在日外国人は自分に恩を感じて組織票になってくれるだろう」という程度の意識しかないのではないか、と思います。こういうことに利用される外国人も気の毒ですし、何よりこの程度のことで国民主権原理に禍根を残すようなことを許してはならないと思います。私見としては、国籍取得要件の緩和等によって対応すべき問題だと思っています(その意味では、最高裁大法廷判決平成20年6月4日は、画期的な判決であると評価しています)。

    追記:浦部法穂大先生の『憲法学教室』は、外国人の国政参政権付与を「コペルニクス的転換」と言ってみたり、「天皇の行為は私的行為と国事行為に限られ、それ以外の公的な行為は憲法違反」と言い出したりと、「アレな意味で」非常に面白い本です。眠れない夜のお供にぜひどうぞ。どんな内容かは…まぁアマゾンのレビューでも呼んで判断してください^^;。

  6. 外国人参政権って、そんなの認められる理由がどこにあるのか、全くわかりませんね。

    絶対反対!!

    みんなで表明しよう!

  7. 法律論、国際論的には、皆さんのおっしゃるとおりだと思います。
    私も当然のごとく外国人参政権には反対です。
    しかし、「日本国籍を持て」という主張は、国籍法第五条に記されている普通帰化の要件を盾にしているものと解釈しますが、この法律の実効性についてどこまで力があるのか、疑問でなりません。帰化要件を突破する売国奴はいると思います。(なんせ、国内でさえ売国奴がいるくらいですから。)
    この点について、どなたかご教授願えればと思います。

    ちなみにこのブログに参加されている皆様にお尋ねしたいのですが、逆に考えて、どのような外国人ならば日本人は積極的に帰化を受け入れるものなのでしょうか?

  8. 外国人参政権って憲法違反なのではないかと…
    法制局はこんな時こそ働くべきなのでは…

  9. 王貞治、張本勲!
    そんなに偉大な記録は作らなくてもいいけど、親が外国人で日本で生まれて、日本の学校に通って、ふつうに日本の会社に就職して、日本人になるのは当たり前、(外国人同士で結婚しても可、)、
    曙、小錦は怪しいが、武蔵丸はOK(なぜだろう?)!
    イチロー、マツーイはアメリカ人(WBCでアメリカ代表で出場も可!)?

  10. 外国人参政権の提出が先延ばしになったとは言え、民主党政権は必ずやこれを通そうとすることは間違いない。これを阻止する提言をしたい。

    いささか過激ではあるが、ことは急を要することであり、致し方ない。その提言とは無差別外国人排斥運動の展開である。民主党政権が外国人参政権法案の取り下げとするまで、これを断行すべきである。

    すべての外国人が悪いわけではないが、このままでは日本を乗っ取られかねない。民主党政権が外国人参政権導入を強行するのであれば、これは国民として万やむを得ない自衛権である。

    そして、その狙いは非難を呼び起こすことである。わが国で無差別外国人排斥運動が展開されれば、外国政府は自国民の安全を求めてくるに違いない。何らかの対策を民主党政府に要求するであろう。

    今何かしなければ、手遅れになる。しかし、政権を民主党などに奪われた我々としては他に有力な手段はほとんどない。この際、使えるものは何でも使うべきであり、外国政府からの要請を惹起させることは有効であると考える。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

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