三島由紀夫の大予言

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 私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このままいったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機質な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、ある経済大国が極東の一角に残るであろう。 

 有名な三島由紀夫の「遺書」とも言うべき論稿、「果たし得ていない約束」(『サンケイ新聞』昭和45年7月7日夕刊)の末尾の一説ですね。
 よく「予言」として引用されています。
 バブル期までの日本に関しては当たっているような気がします。

 さて、平成時代。

無機質? その通りですね。
からっぽ? 同じく。
ニュートラル? 色々な意味で偏っているような。
中間色? 私には、アカとか桃色に見えます。
富裕? ではなくなりました。
抜け目がない? 泣きたくなるくらいマヌケです。
経済大国? 今や経済小国です。

 日本が無くなるってどういう意味だろう。。。
 最近、本気でわからなくなってきた。

 

お知らせ

 相沢先生と上念先生とでシンポジウムやります。

 今度は仙台で「勝手に復興会議」です。お近くの方は是非。

 養賢義塾主催「宮城県より日本復興へ」

 1/15(日)16-18時 仙台市シルバーセンター 第一研修室(五階)

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    倉山満(国士舘大大学講師)、

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問い合わせ先:090−8618−6000(増本)