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金森憲法大臣、史上最高の国会答弁

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 政治家も官僚もいつからこうなったのか。絶望する局面は回避できましたが、まだまだ嘆息すべきことが多いですね。

 そこで今日は私の尊敬する政治家にして官僚の一人、金森徳次郎先生のお話です。

 憲法担当大臣として、占領軍が押し付けてきた「日本国憲法草案」を最低限は法律の運用をできるように体裁を整えるという苦行を行った方です。要するに当時は「法律屋」、今で言う「護憲派」のフリをしながら、人知れず国体護持の「総力戦」を戦っていた方です。

 そんな「総力抵抗」など思いもしない連中は「この憲法で国体は守られたのか、変更されたのか。どうなのか、大臣ははっきりと答弁しなさい」などと質問を飛ばす自称保守派議員がいました。

 そこで金森大臣、一世一代の名答弁。

「水は流れても、

川は流れないのであります」

 つまり、憲法典の条文がどうなろうが、天皇を中心とした日本国民による日本の国体は不変だと言いたいのです。ただし、占領軍が何をしでかすかわからないので、「変な条文です」とは明確には言えないのですね。そんな金森大臣の気を知らないまたもや自称保守議員の野次。

 お前は二刀流か?

 誤魔化すなと言いたいのか。これで上手い野次のつもりだから頭が悪すぎる。そこで金森氏、よほど腹に据えかねたのか、野次にも答弁。

「名人の刀は一刀であっても、

二刀に見えるものであります。」

 国会は日本の安全保障の最前線です。日本国民たるもの、胡錦濤や金正日が注目する以上には監視したいものです。

 ちなみにNHKの「憲法はまだか」というドラマでは、すまけいサンの熱演が印象的でした。販売されたら買います。ビデオは擦り切れてしまったので。。。