嘘だらけの日米近現代史(6)―アメリカよ、世界を返せ!

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嘘だらけの日米近代史

 本章の表題、ブッシュJrに向けての発言ではありません。
 本書、右も左もそこらじゅうの日本人を敵に回しているというか、
 昭和20年8月15日以後のすべてのアメリカ論を敵に回してますな。

 拝米媚米派は反日的アメリカ人の威を借りて同じ日本人を見下すし、
 反米嫌米派は親日的アメリカ人をこれでもかと攻撃して立場を悪くするし。

 困ったことに、部分的には事実なんですね。
 問題は、部分的事実というのは、まったくの嘘よりタチが悪いのであって。

 私ははっきりいってネオコンみたいな野蛮人は大嫌いであって、
 ブッシュJrがアホかどうかと言われたら、それはアホに間違いないのだけど、
 そこだけ取り出してどうするの?
「オイ、世界を返せ!」って言うならブッシュJrよりはるかに罪深いアメリカ大統領がいる訳で。

 あと、TPPとか単語を出されるだけでゲンナリするのだけど、それで生活しているわけでもない人が騒ぐのって何なの?まあ私の前でTPPという単語を出したい人は、本書の内容くらいは理解しといてください。

 ちなみに藤井厳喜先生によれば、
「オバマはテキトーではない。超テキトー」
だそうです。笑

 それはそうと、本章の最後とか書いてて物悲しい気分になってきた。
 これじゃあアメリカコンプレックス抜けんぞ。。。
 前半の大日本帝国のイケイケドンドンぶりはどこへ。。。

 ということで「おわりに」は、明るく神田うので〆ようと思ったけどあまりにも不真面目なので、小野田寛郎さんに登場してもらいました。
 何回聞いても泣けるセリフだ。
 今も半泣き。

日本は戦争に負けたんじゃない!

負けたフリをしているだけだ!!

「嘘だらけの日米近現代史(6)―アメリカよ、世界を返せ!」への14件のフィードバック

  1. この言葉、チャンネル桜でお馴染みの伊藤祐靖隊長のお父様もおっしゃっています。
    お父様は小野田氏と同じ中野学校出身*

  2. まあ国民皆保険制度を破壊されたくないですけどね…(汗)。なんだかんだ言っても凄い俺様国家ですから。

    それはそうと、

    新著、買いましたーーーー!

    凄く楽しみです♪

    また動画期待しております。

    ☆神田うのはパチンコ屋と結婚しているので嫌いです(汗)。

  3. まだ本が届かないので未読ですが、
    私は米コンプレックスが無いのですが、読後どう意識が変わるか楽しみです!

    米で1ヶ月インディアン・キャンプで色んな国の人達と過ごして、白人の極端さ(バランス感覚の無さ)に驚き「バカだなー」と思っていましたw
    向こうは、私の事を「国防意識が全く無い日本人スゲー」みたいなw
    当時私は自覚なき左翼思想でしたからーw

  4. アメリカが日本の国民皆保険制度や農業を本気で破壊したいなら大震災のときの米軍のように振る舞えばよいってことでしょうか。

    反米・親中の民主党政権がTPPを熱心に推進しているものだからアメリカにとってはTPPはアメリカの雇用を奪いたい「”中”日の陰謀」だと思ってるかもしれませんね。

  5. 倉山先生、財務省の人事を解説していただき、ありがとうございました。
    「真砂新次官は日本を救うことも、潰すことも出来る。」(倉山先生)
    財務省は政治を、政治の向こうにいると国民をじっと見ているはずです。真砂次官がどちらに転ぶか、国民一人ひとりの意識によると感じました。

  6. 嘘だらけの日米近現代史!いやあ、面白かった!分かり易かった!あんまり面白いので、中三の娘にも一部読み聞かせしちゃいました!で、これ一度読んでから中学の歴史の教科書を読んだ方が良いよとも言ってしまいました。最近、ナチスは月に隠れていたという映画も出来たことですし、「大日本帝國ビヨンド〜帝國復活!」というゲームを作ったらどうかしらん。原爆を落とされ、無条件降伏を飲まされ、憲法9条でがちがちに戦えない国にされながら、その厳しい条件をクリアして、大日本帝国ビヨンドとして復活する!そのために使えるツールは、軍事同盟、国連、立法、自衛隊、海上保安庁、公安調査庁、円、ドル、科学技術、マスコミ、ニコニコ動画、、、な〜んていうゲームが本当にあったら、子どもの教育に凄く良さそうです!ゲーム攻略本の著者は、もちろん倉山先生!と、ここまで書いてきて、あらためて考えてみると、帝國復活できるよなあと。。。やる気がないだけじゃん!

  7. >ikuokoさん
    そのゲームのキャッチコピーは

    大日本帝国は滅びたんじゃない!
    滅びたフリをしているだけだ!!

    でどうですかw

    ある意味いまの私達の人生がその”ゲーム”そのものであるとも言えますが・・・w

  8. とりあえず一度読み終わりました。通説さえも通説と知らなかった私、何度か思考が混乱しましたが、倉山先生のメッセージはしかと伝わった気がします。 大変勉強になりました。 何度かクスクス、終わりに涙がポタッ!でした。本当に日本、「よく、それで生きてこれたな?」の感です。 私の記憶違いでなければ、たしか昔ダレス国務長官が日本に軍事国となって独立するよう勧めたのを、日本側が拒否したとか。。。その時にはその時の事情があったにせよ、本当に考えてしまいます。 国を護るには相応の犠牲を払うことが当たり前となぜフツーに考えられなくなってしまったのでしょうか? それといまだにテディベア―のぬいぐるみを愛してやまない米国の大衆がなんとも・・・切ないですよ〜。

  9. 日本がもしTPPに参加すればアメリカの植民地状態になるだろうと危惧されている事をご存知ないのですか?TPPは農業だけの問題ではありません、その農業の話にしてもテレビ番組で話題にされる問題だけではありません、他人事ではないのですよ。まあ当然、それぐらいはお解りなんですよね(?)。「TPPの単語が出るだけでゲンナリ」と仰いますが、憲政史と共に今を知らないでどうするんですか。今を見ないでどうするんですか。あなたの憲政史研究は単なる趣味みたいなものなのでしょうか。と感じました。

  10. レス9の下賤の者へ
    「趣味」云々のくだりというか、全体的に、倉山への嫉妬が透けて見えるぜwww
    悔しかったら、本名を名乗って自分の主張が誰もが認める正当性があると示してみな!できねえだろ?www
    その時点でお前は、アホの代名詞の安濃豊以下のヘタレ確定(笑)。
    そのハンドルネーム、この砦では「本名を名乗れずに逃げたカス」が使ってたんで、使用禁止だが、格別の慈悲で一回だけ許してやるよ。
    ま、しょせん当て逃げ用の名前だしな。wwwww

  11. 「今を知っている」一見さんさま

    なんとまあ、倉山先生より、今をよくご存じだそうで。素晴らしいことですね。
    その見識の高さを期待して、質問させていただきます。

    質問1、そもそもTPPの内容は、参加国以外に対しては非公開であるため、TPPの内容を知っていること自体が、驚くべきことです。ということは貴殿は日本人でなく参加国の政府関係者なのでしょう。
    ぜひ非公開のTPPの「全貌」をご教示ください。
    貴殿は「今を知っている」上にそれを評価しているわけですから、言えるでしょう。
    まさか知らないで他人を批判したわけではないですよね。
    質問2、TPPに参加すれば、アメリカの植民地に「なる」と書いているわけですから、現状では、日本はアメリカの植民地では「ない」と貴殿は言っているわけです。では現状で日本がアメリカの植民地でないことを証明してください。
    質問3、質問1と2の回答をもとに、TPP参加によって日本がアメリカの植民地になることを証明してください。

    他人の仕事を「趣味」と斬って捨てるくらいですから、これくらい容易に答えられるでしょう。
    今を見ている貴殿のその高い見識をどうぞお示しくださいませ。

    いやあ、ここ1年あまりの疑問がすっきり解決しそうで、とても楽しみです。

  12. こんにちは。いつも後著書を楽しく拝読させて頂いております。
    昨年、「日仏近現代史」を拝読させて頂きましたが、文中、間違いではないかと思われる点が有りましたので、連絡致します。「第二次大戦末期にトルコが日本に宣戦布告してきた。」と有りましたが、あれはアルゼンチンの間違いでは無いでしょうか?トルコはあくまで中立を通したため、戦後は立場が悪くなり、挽回のため、朝鮮戦争には積極的に参加したのだと思います。ご確認下さい。

  13. こんにちは。先日「文中、トルコが日本に宣戦布告をした!と有りましたが、あれはアルゼンチンの間違いではないですか?」とメールを送りましたが、私の方が間違いでした。失礼致しました。新しい知識を得ることが出来て良かったです。有り難うございました。

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