近代政党への道 第11話 自民党が政策能力を身に着けていった時代(倉山塾メルマガより)

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政党政治家に政策能力は身に着くのか。
伊藤博文にしても、吉田茂にしても、
即戦力の官僚をつれてきて政治家にしました。

自身も外交官で官僚だった吉田の周りには、
官僚出身者が集まり「官僚派」を形成します。
政敵の鳩山一郎の周りには、
地方議員や秘書出身の党人派が集まります。
怪書『小説吉田学校』では
官僚派と党人派の抗争が軸です。
まあ、あれを真に受けても困りますが、
当たらずと言えども遠からず。

鳩山の周りに官僚派がいたように、
吉田の周りにも党人派がいました。
その象徴が田中角栄。

よく
「官僚の能力を兼ね備えた党人派」
と言われるのですが、
角栄の政策能力はどんなものだったのか。

結論は「極めて優秀」です。

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