仙台速報&原発は安全かどうか

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 至急速報。
 東電、ホントどうしようもない。
 ただでさえ退避勧告で人が少ないのに、東京が福島に「情報上げろ!」としつこいので、そっちの対応をせねばならず、作業に支障が出ているとか。
 そんなに仕事をしたフリがしたいなら、幹部全員が現地に行きなさいって!

 まず仙台の生の状況。
 結論。政府は何をやっているのだ?
 これで一生懸命やっていると言われても困る。
 ごめんなさいですけど、枝野如きを褒める気にはさっぱりならんです。
 政治は、こういう時こそ、結果責任なので。

 以下、生情報。
 石巻には物資がまったく届かず。
 毛布と病院用の重油が不足するほど。
 各家庭から持ち出しで炊き出し。配給は行なわれず。

 仙台ではおおむね電気復旧も、ガスは最低3週間か。
 宮城野区の岡田小学校の避難所は特に悲惨。

 あとご存知の通り、郵便は届かないです。
 慎重に検討して絶対確実に届く方法だと判断してからにしないと無駄むしろ邪魔になりかねません。

 関連するのですが、おそらく皆が一番知りたがっている原発に関して。
 小学校5年生レベルの私でもわかるように、ちょっと尋常ではない手段でIntelligenceをかき集めました。
 結論。100%安全とは言えない。
 対策。関東地方の大人は原則自宅待機。女子供は逃げて良し。

 佐賀県は、古川知事がレンホー大臣に、
「節電対策に在京佐賀県人を帰省させるよう呼びかけています」と連絡してきたとか。
 明らかに安全保障の話でもあります。
 整然と関西以西に西下できるのなら結構なことだと思います。
 仮に原発が何事も無かったとして最低限、節電にはなりますので。

 その後、ホゲーとしたレンホーが何をしたとも聞かないですが。
 というか、この女も事態収拾後に、結果責任で辞職だわな。
 恥を知るなら辞表提出だわ。

 さて、安全性に関しては
「今の放射線などたいしたことではない」
「外国人の脱出は始まっている」
と生情報が錯綜しています。
 どちらもinforamtionとして正しいので、普通の人間は迷ってしまうでしょう。
 私だって不安ですし。

 確かに、発表されている程度の放射能なら問題ないです。
(政府を信用できるかと言う問題は別においといて)
 で、現場では英雄的に東電職員や自衛隊員や消防隊員が頑張っています。
(被曝の可能性を顧みていない人たちが他に抜けていたら教えてください)
 日本人の技術力と勇気は世界から賞賛されています。
 しかしもう一回、同じような地震と津波が来たらひとたまりもありません。
 1%以下の可能性かもしれませんが、回避しようが無い破滅的な状況ですから。
 で、チェルノブイリの後もロンドンにも被曝者が出ています。
 となると、外国人は日本から逃げるし、あえて大使館機能を東京に置いておく必要はない訳です。
 多くの国が、在関東居留民に退避勧告(命令ではない)と自宅待機命令(この場合、形式はともかく実質命令)を出しているとのことです。

 ということで、私は数日は様子見で自宅待機です。
 何があっても1時間以上の外出はしません。

 政府に求めること。

 買占め禁止令。
 西日本からの物資大量輸送の奨励と援助。

 関東地方居住者への自宅待機勧告。
 夜間外出禁止令。(ただしこれは地域差あり)
 ネオンなどの使用禁止。深夜営業の原則自粛徹底。

 東北など被災地域での配給制の実施。
 この際、平等性の原則など捨てる。ありったけの物資を現地に届けることが先決。

 原発の問題は別格として、今の急所は輸送ですから。

 この3日が正面場ですな。

 本当に特攻隊の如く頑張っている福島の現場の皆さんを見守りましょう。

「仙台速報&原発は安全かどうか」への0件のフィードバック

  1. 倉山先生のおっしゃるとおり、
    大学や専門学校の春休みを早めて、実家に帰省することを促進してはどうでしょうか。
    静岡以西に移れば、節電にもなりますし
    計画停電域内でもこういうときはなるべく一緒にすごすと、節約になります。
    大学や専門学校に文部科学省からお願いをして、
    春休み明けをいつにするかも東北・関東の電力供給を見ながら対応すればいいと思います。
    その分夏休みなどが短くなってもいいでしょう。
    何より一人でいると心細いはず。精神的にも安定できます。

    家内には、近所の一人暮らしの知り合いが不安がっていたら、
    家に呼んであげなさいと言っておきました。

  2. 鵜呑みにしないで、各自裏を取ってほしいのですが、英国大使館の判断。
    個人的情報ルートでの入手ですので、ソースは明示できません。

    英国政府主席科学顧問(Chief Scientific Adviser)ジョン・ベディントン (Sir John Beddington)が代弁者をつとめ、数名の原子力発電の専門家も同席しました。日本の現状について、彼らの状況判断は下記の通り:
    ●比較的悪い場合(1個の原子炉の完全メルトダウンとそれに基づく放射性爆発の場合)、避難エリアの50キロは人の健康の安全を守るために十分な距離でしょう。最悪な状況でも、(2個以上の原子炉がメルトダウンする場合)1つの原子炉のメルトダウンのときと比べ、被害にさほど変わりはないでしょう。
    ●現状の20キロ退避指示区は現状の放射能レベルに対して適切な範囲でしょう。このまま炉心への海水注入を続くことができれば、大きな事件を防ぐことができるでしょう。これからさらなる地震と津波が起きた場合、海水注入ができなくなる可能があり、その場合上記のメルトダウンが起こる可能性があるでしょう。
    ●基本的に、専門家は東京住人の健康への悪影響はないと予想している。健康に悪影響を起こすために現状の放射能の何百倍のレベルが必要。専門家はそのような状況にはならないと言う。(しかも、専門家は妊婦や子供へ影響するほどの放射能を基準にしていた。健康な大人にとってはさらに放射能のレベルが高くならないと影響はないという。)
    ●専門家は風向きは関係ないと言う。東京は現場から十分離れてるので、影響はないでしょう。
    ●海水注入を続けることができれば、原子炉が冷え、10日間後に状態は大きく上向くでしょう。
    ●日本政府からの情報は複数の独立した団体によりモニタリングされつづけ、放射能のレベルに関しての情報は的確と判断されてる。
    ●チェルノブイリとは全く別な状況です。チェルノブイリの場合、原子炉が完全メルトダウンし、手を付けずに何週間も燃え続けた。チェルノブイリでさえ、50キロに避難ゾーンがもしできたら、十分に人の健康を守ることはできたでしょう。チェルノブイリの場合、事件から何年も後まで現地の食料や水に含まれた放射能は一切モニタリングされなかったと、危険性についての情報も全く知らせなかったせい、汚された食品、麦、牛乳や水などを食べ続けた現地の人々が病気になった。事実は隠されたチェルノブイリの事件とくらべ、今回の非常に開かれた福島の事件もその意味でも大きく異なるでしょう。
    ●ブリティシュスクールの学長が、休校をつづけるべきかどうかを尋ねた。専門家の答えは、放射能に関する恐れのためならば休校は必要ない。余震や建物の状態などに関する理由はありえるかもしれないですが、科学的に放射能の恐れは 子供にとっても全くありません。
    ●ヨード剤の補充に関して、専門家はヨード剤は現場で放射能を体内に吸収した場合や汚れた食料を食べた場合だけ必要と説明した。それに、ヨード剤の長期的利用は健康によくないと話した。

    以上引用。くれぐれも丸呑みしてはいけませんが、お伝えします。

  3. 「最後の防御」50人米メディアが原発作業員を絶賛する中、自己顕示欲と自己利益だけで動く東京組に英雄的活動を続ける現場が翻弄されている…こんなこと許されていいのでしょうか。

    一部引用
    地方電力会社に勤務する島根県の男性(59)は、定年を半年後に控えながら、志願して応援のため福島へ向かった。
    男性は約40年にわたり原発の運転に従事し、9月に定年退職する予定だった。事故発生を受け、会社が募集した約20人の応援派遣に「今の対応で原発の未来が変わる。使命感を持って行きたい」と志願されたそうです。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110316-00000018-jij-soci

    現場の英雄に、ただただ低頭、祈りと感謝を捧げます。
    この方の御心と同じくする者は現政権に一人でもいるのか。
    一人でも多くの国民にこの現在進行形の事実を知ってほしい。

    かしわもちさま
    ご貴重な情報ありがとうございました。

     

  4. 倉山さん
    速報有難うございます。接している情報は更新が遅いし断片的な感じですので、会社員の身としては非常に助かります。

    話が変わってすみませんが、昨日の「日米野球事情」の話、私も丁度この事を思っていた所でした。現時点では止むを得ないでしょうが、これから先あまり自粛とか中止とか「このご時世にけしからん」とかが行き過ぎるのは別の問題があると思っています。

    芸能、娯楽、スポーツも尊敬すべき職業ですし、それに関わる人達にも当然ながら生活があります。やり方は色々あるでしょうけど、分かり易い所では売上から一定の割合を支援に回せばそれで良い事だと思います。それならば全員で正しさを共有出来る事だと思いますし。

    やはり怖いのは事態が長期化した場合に、人々の気持ちが段々荒んでしまう事だと思います。そうなってしまった時は、強みである秩序にも悪い影響が出かねないと思いますので。

    まずは何より原発の事態収束。次いでライフラインの復旧。そこからでしょうね。未来のために、頑張って行きましょう。

    >かしわもちさん
    藤沢です。お世話になっております。
    情報提供有難うございました。分かりやすかったです。
    こういう形の話であれば国民も安心すると思うのですけどね。特に一番最初の話が大事だと思います。最悪が何か分からないまま「安全」とか「若干の」とか「命懸けで」とか言われると逆に不安ですよね。

    今回の件、科学技術や危機管理という点で見た場合、地球規模での大きな事例研究になる事は間違いないと思われます。いまはまだ事態の最中ですが、収束後は可能な限りの情報公開を行うべきだと思いますし、それがまた外国からの信用につながっていくのではと思っています。

    すみません。長くなりました。また宜しくお願いします。

  5. どうしようもないコメント失礼いたします。

    > 結論。100%安全とは言えない。
    > 対策。関東地方の大人は原則自宅待機。女子供は逃げて良し。

    全く同様の結論に達しました。私の場合はフランスとアメリカの原子力関連機関がIAEAの公布(?)の基準 レベル6に達しているとのIntelligenceを耳にしたからです。理由は

    1.政府よりは客観性がある
    2.過去の事故でレベル6以上は周辺住民に深刻な身体的ダメージを与えている。

    からです。国内の外国人記者や大使館が東日本から撤収し始めているという記事も出てき始めましたが、福島第一原発から50名を残して技術者を撤収させたこと以外にも、このIntelligenceが原因のように思えてなりません。

    ということで、妻子供を16日に西日本の妻の実家に疎開させました。倉山先生と同じ実家です。因みに疎開のこのほかの理由としては

    1.子供がかなり小さい。
    2.無計画停電で仕事から帰れるかわからない。
    3.無計画停電で事故の可能性、治安が悪化する可能性が否めない。
    4.無計画停電と連日の地震、テレビ報道の影響で子供が心神喪失状態になってきている。

    結論:子供が心配

    ということです。
    必要以上にナーバスになることは国民の行動として模範的ではないかもしれませんが、子供を守ることが私にとっての最優先課題故、お許しください。

  6. oratoryさま

    >ということで、妻子供を16日に西日本の妻の実家に疎開させました。

    倉山先生の指摘の通り移動できる人が、静岡以西に動くことは、
    整然と行うのであれば節電上の効果はありますので、
    今はむしろ政府も奨励すべきことです。
    ただ政府は下手にメッセージを送ると、本当の理由が放射能なのではと
    誤解される懸念を持っていることでしょう。
    上手く国民に伝わるのであれば、そういうメッセージを出した方がいいと思います。
    こういう奨励は政府首脳の記者会見でなく、学校など組織を通じて緩やかに伝達するといいかもしれません。

    むしろoratoryさまが家族と離れることを選んだその心中と、奥様とお子様の心中をお察し申し上げます。

  7. かしわもちさま
    >ただ政府は下手にメッセージを送ると、本当の理由が放射能なのではと
    だからこそ、きちんとした情報伝達をなすべきなのです。
    が、アホ政府には無理でしょうが、これは糾弾されるべき大問題です。
    今はつまらぬ個人攻撃は避け、ただ、作戦の成功を祈るのみですが、如何なる結果であっても、現政権の責任は追及されるべきです。
    意図的に復興活動を阻止しているとしか考えられない程の無能ぶりです。
    現場の英雄たちのためにも絶対に忘れてはならないでしょう。

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