最近のモリカケ政局に関し、私は憂慮していた。
「明日、内閣総辞職」から「何事も無かったかの如く政権延命」までありうると思っていたし、基本的にその認識は変わらない。
ただ、私が安倍内閣の敵だったら、首は取りにいかない。理由?だってつまらないから。もっと言えば、反安倍勢力にとって「飯の種」だから。もっとも、原理主義者のはねっかえりが何をしでかすかわからないけど。
モリカケは明らかに九条改正阻止の巻き餌なのだが、自民党改憲案が決まったらしい。九条と十条の間に「九条の2」として以下の案を加えるとか。
前条の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。
(2)自衛隊の行動は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。
私が野党なら、九月の総裁選とは言わず、来年七月の参議院選挙まで遊ぶ。安保法制騒動の比ではなく、バカ騒ぎをするだろう。安倍内閣が続けばできるだろうし。もっとも、自民党が本気で九条改正を出せるかどうかわからないが。
さて、安倍自民党内閣が本当にこの案を出した場合に対し、現時点での私の態度を表明しておく。
一、邪魔はしない。
二、ただし、無条件で賛成もしない。
理由は随時、倉山塾掲示板で公開する。
今、本当にすべき事が果たして、
憲法改正なんでしょうか。
この瞬間、延命したとして
来年の7月、ましてやこれから5年
延命できるでしょうか。
敵に火種をくれてやるような、
何もできないこの時期に、
何故、わざわざ改正案を出すんでしょうか。
やはり安倍政権の本命は
憲法改正なんだろうと思います。
が、中期的なスパンで見ても、
本当にできるでしょうか。
できたとして意味があるでしょうか。
第一次〜第四次まで
やはり安倍晋三は安倍晋三、
本質は変わらないのかと。
それでも二次の時、
どう勝ちどう追い込まれたのか、
思い出して欲しかったです。
もう少し早めの時期の段階で。
一読して……、わざわざ書き込む内容か?と。
そんなの解釈の範囲でどうにでもしろ、と言いたい。
「総理は半島有事に備えている」との見方があります。
そりゃ考えているでしょう。考えているでしょうけれど。
非常時に国会の承認とか、そんな暇ないから。
「信号守って自動車に轢かれました」、的な。
モリカケで総辞職はないな、とは思っていましたが。
参院選はもう危ないですよね。政権交代は免れても、
安倍自民は大きく議席を減らすと思います。
半島有事でも、勝てば全てが正当化されるのに!!
その功績を引っ提げて現行の憲法なんぞ廃棄すれば良い。
勿論、この「勝てば」とは、国民を護り切れれば、の意ですが。