倉山塾限定コラム 途中まで公開
本日から12月9日まで臨時国会。
各党代表質問。野党は党首、自民党は岸田政調会長が。
立憲民主党の枝野氏の質問は、予想通り。
「安保法は憲法違反。立憲主義に反する状態のままで、改憲論議はできない」
http://www.news24.jp/articles/2017/11/20/04378393.html
だから言わんこっちゃない。
55年体制(保革1.5大政党制)の年中行事。
分からない人の為に解説すると、1.5大政党制とは、
やる気が無いけど憲法だけは変えさせたくないリベラル(革新)が愚かな質問をすれば、
自民党はどんなに無能で腐敗しても政権にしがみつける構造のこと。
たぶん、今日の枝野氏の質問聞いていると、大多数の国民は
「この人たちに政治を任せられない」と思うはず。
今さら国会を通過した法案を「違憲だ」と騒いでも、
その政府に選挙で負けたのだから、国民の意思は示された。
枝野氏、「何が立憲かは総選挙で国民が決める」が立憲主義だと知らないのだろう。
『右も左も誤解だらけの立憲主義』を読んで勉強されたし。
問題は、こういう議論に保守がどういう態度をとるか。
続きは倉山塾で。
倉山先生、朝日の記事にもなってましたが、最近パヨクや自民党内の自称ハト派(実体は反アベノミクス、増税緊縮歓迎の経済右翼)がこぞって自らを「穏健保守」やら「宏池会的」などと呼び、朝日に至っては故池田勇人首相がリベラル保守の元祖だと言わんばかりの記事を出してます。倉山先生のご著書やchくららで数年勉強してきた私としましては非常に違和感があります。故池田勇人首相こそまさに真の愛国者だという認識していたので。皆さんどう思われますか。
現状だと残念ながら、良識ある保守言論人も含めて、多数が保革1.5大政党制の罠にはまってしまっている気がします。
逆に今回の解散によって、保革二大政党制が確立し、保守二大政党制の今後の可能性が決定的に潰えてしまったような気すらします。
保守がリベラル叩きに夢中になっているうちは、新しい55年体制の深みにより深くはまっていくのでは無いでしょうか。
「護憲派が行うべき真の憲法論議」ってあるんだろうか?
違憲立法なら、平成20年の先住民決議こそ糾弾して頂きたいです。枝野さんに言っても無理ですけれど(泣)
H20.6.5 先住民決議案、国会提出
H20.6.6 全会一致(?)で可決
審議を全くしていないんです。同年8月の正論で、西村眞吾先生が書いていらっしゃるので間違いない、事実です。
国際社会において先住民族とは、米大陸のネイティブや豪アボリジニのように、虐殺・略奪を受け、土地を追われた人々を意味します。それを他ならぬ国会決議と騙って国際発信するなんて!河野談話すら可愛く思えて来ます。
戦時売春婦の次は、先住民族を騙るアイヌです。
そもそも基地を米軍に提供している時点で、日本は集団的自衛権を60年以上行使し続けています。基地提供は立派な戦争行為だからです。なので「一度も集団的自衛権を行使させないぞ」とか「これから集団的自衛権を行使するぞ」等の主張は、どっちも間違ってると思います。
憲法については、国民が「どんな国にしたいか」という考えに基づいて作っていくべきだと思います。国民が「日本に軍隊は必要」と考えるなら、国際法基準で軍隊の条件を満たす集団を作る必要があります。自衛隊は今の状態では軍隊の条件を満たしていない上に、政府の答弁は「自衛隊は軍隊ではない」と繰り返しています。仮に憲法典に自衛隊の文言が追加されたとしても、現状と変わらないと思います