大混迷の自民党総裁選、「真青木率」で見れば、読み解ける!(倉山塾メルマガより)

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自民党はなぜここまで壊れたのか

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今回の総裁選は票が読みにくいと言われる。
しかし、今までの自民党総裁選が
異常なまでに読みやすかったとも言える。

三角大福中時代なんて、派閥の足し算で決まった。
2人落ちこぼれが出たら、切り崩された
って世界。
とはいうものの、昭和57年総裁選では、
鉄の結束を誇ったかの田中派から
2人も松野頼三に切り崩されているほど。
今までは引き算を考えなくてよかった。

そういう切り崩しが大規模に行われるのが今回で
足し算だけじゃなく引き算を考えなきゃいけない。
そして選挙が激しくなるのは
足し算よりも引き算。
引き算とは、敵の味方を裏切らせること。

これが表向きの派閥を改称したら
真の派閥抗争が激化する理由。
表の派閥が健在なら引き算はほとんどないけど、
解散したら遠慮無く裏切り引き抜きを行う。

しかし、よくよく考えると
人間のやることなので、歴史に学べば
それなりのものは見えてくる。

たとえば、真っ先に出馬した
コバホークさん、さっそく叩かれてる。
選挙に出ると言うことは、
足を引っ張られることでもある。
これも一つの引き算。

コバホークさんは先手必勝、勢いで乗り切りたい。
しかし、知名度が無いのでキツイ。
何より今度の総裁選は、後手必勝。

その理由は「真青木率」を知ればわかる。
内閣支持率と与党支持率の合計なんて
「偽青木率」ではなく。

では、なぜ今回の総裁選が後手必勝なのか。
この場合の後手は
なんでもかんでも遅ければいいのではなく、
遅すぎると手遅れになる、
手遅れではダメで、「後手」が必勝。
コバホークさんの先手必勝は
かなりの苦策。

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