備忘:『天皇退位何が論じられたか』

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御厨貴編著『天皇退位何が論じられたか おことばから大嘗祭まで』(中公選書、2020年)

合計44人の論説を収集した本。
「天皇制廃止」を明言しているのは、井上達夫氏ただ一人。
「何が論じられたか」を探すために読んだが、本当に何も論じられていなかった。

P182 有識者会議での渡部昇一氏、平川某、櫻井よしこ氏の態度。←御厨氏、さすがに腹が据えかねたから公に記録したか。

P319 御厨氏自身のコラム。「腐りかけたような摂政案しか用意されていなかった」

P344 御厨氏の君塚氏への論評。君塚氏の描く皇室の未来を「ディズニーランドのよう」と皮肉った上で、「奈良朝の天智・天武の両統対立の果ての孝謙天皇の登場、といった事実を君塚氏が知らないはずがないですから」と〆る。

やっぱ、奈良時代に先例を求める奴はアホだな。

 

 

「備忘:『天皇退位何が論じられたか』」への1件のフィードバック

  1. 御厨貴も皇室の専門家ではないのに随分偉そうですね。
    よしこや平川が有識者会議に呼ばれるなら、倉山さんも当然呼ばれるべきだと思います。

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