当たり前のことを言う。
人は殺してはいけません。
殺そうとしてもいけません。
こんな簡単なことも分からない人たちとは、
お付き合いできません。
これを難しく言うと、文明国の掟です。
「戦争の時に人を殺しているではないか」は
国際法で有責性が阻却されているからです。
国内法の死刑も同じ。
個人がテロをやって良い言い訳にならない。
文明国では、暴力を政府が独占する。個人が個人の勝手で奮っては良くない。振るうものは犯罪者です。
以上の理由で「ワクチンでもっと人を殺しているではないか」は安倍元首相を殺した山上某を庇う何の言い訳にもなりません。
だんだん、大正デモクラシー後の世相に
相通ずる感が出てきた。自己の意見は正しくて、
大局的利益を人々に齎すと勝手に思い込んだ、
政治的コンセンサスを大衆に求め、その主張が、
大衆から受け入れられない先鋭化した政治小集団は、
言論を諦めた場合、手段を選ばなくなり、
結局は暴力に走りやすくなる。
戦前、このように憲政が壊れていった。
小西の罪は大きいかもしれない。
小西の政治的茶番は支持している左翼も
情けなく、絶望的になったはずだ。
「こいつらに任せておけない」と考えても
不思議ではない。選挙とは間接的な政治的意見を
表すものでもある。その間接代表に絶望すれば
直接的な政治的意思を示そうと考えても
おかしくはない。物理的パワーに対抗するには
物理的パワーも打ち負かす説得力ある言論が
憲政を守ることになる。
確かに、515や226は、事件そのものも暴挙ですが、その事件を民衆の一定数が支持してしまう程、政党への支持が揺らいでいたのも問題であると倉山先生のご著書で拝読した気がします。
ただ、コニタンの支持者は主に立憲民主党支持者(しかもその一部)ですので、全政党への支持が揺らいでる訳では無く、そこまで心配しなくともいいかな、とも思います。
とはいえ、ほんの数十人、下手すれば山上容疑者のように1人でも凶行が起こってしまう可能性はあるので、対策は必要ですが。
無茶苦茶ビックリしました。岸田首相がご無事で良かったです。他にケガ人も出なかったようで、一安心ですが。
取り敢えず、専門家の記事です。
↓↓↓
岸田首相をターゲットにした「自爆テロ型犯罪」が発生 日本はどこへ向かっているのか 4/15(土) 14:36
小宮信夫 立正大学教授(犯罪学)社会学博士
https://news.yahoo.co.jp/byline/komiyanobuo/20230415-00345742
……リンク先では、「自爆テロ型犯罪」「不満の底流」「犯罪機会論」の三つに分けて、簡単に説明されていますが。
自爆テロは、基本的に、民主政体の地域で起こるんですよね。民意によって政治を左右することが出来るので。狙いはそれです(山上容疑者も、時の人としてブームを作り上げることが出来ました。独裁国では無理でしょう)。
不満の底流として、515事件や226事件が引き合いに出されていますが。貧困層だからといって、誰も彼もは犯罪に走らない。実際、社会階層の低さは、犯罪の危険因子としての効果量が0.05しかないんですよ。ほぼゼロ。
なので、正確には、反社会的な認知を有している人間が、「苦境にある自分は、何をやっても許される」といった自己正当化や、テロリストに対する憧れ(山上、カッコイイ的な)のほうが問題だと思います。後者はマスコミにも責任がありますね。そう云えば、どっかの道場がテロリストを賛美していました(←)
加えて、『日本国政府は戦争の準備をしている』と吹聴しているインフルエンサー。犯罪の誘発に繋がります。「食い止めるためには何をやっても許される。何故なら正義のためだから」といった反社会的認知を有する人間を、煽っていますから。
最後の犯罪機会論。
リンク先の末尾、こう記されていました。
↓↓↓
>適切な例えではないかもしれないが、犯罪機会論が反映されている「孫子の兵法」や戦国時代の陣形なども見習ってもらいたい。
……私、ハッとしたんですけど。言われてみればそうです。兵法や戦争に関する研究の中には、犯罪予防に応用できるものがありますよ。考えてなかった~(><)
海上先生のお話を伺ってみたいと思いました。
戦略や戦術なら海上先生ですもんね!
>自爆テロは、基本的に、民主政体の地域で起こる
ああ!なるほど、確かにその通りです。中東でも基本的にテロが起こるのは、アメリカが「民主化」したアフガニスタンやイラク等です。
報道が自由な国という一面もあるかもです。報道が自由な国は基本的に民主政体です。日本も偏ってはいますが一応。
>社会階層の低さは、犯罪の危険因子としての効果量が0.05しかない、ほぼゼロ。
え?そうなの??と思い少し検索してみましたが、こんなのが出てきました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjscrim/35/0/35_KJ00006662056/_pdf/-char/ja
確かに、そういった考え方もあるようです。そもそもの分母が大きいから、分子も大きくなるだけという事ですね。
あと、少し話がそれるのですが、上記資料を読んだ限りでは、私は絶対的貧困と相対的貧困を一緒にしてしまっていたようです。
ようは、最低賃金で働くフリーターは相対的貧困でみれば貧困者ですが、絶対的貧困でみれば必ずしも貧困者ではないという事でした。
テレビなどが世界の貧困は拡大していると言う一方、確か上念さんか誰かが、世界の貧困は縮小していると言っていたので、どういう事?と思ってましたが、これなら説明がつきます。
(おそらく、テレビが言ってたのは相対的貧困の事で、上念さんが言ってたのが絶対的貧困だったんだろうなと。)
もしかしたら犯罪率と貧困率の関連に諸説あるのも、この辺りが原因なのかもしれません。
>報道の自由
これは大きいですよね。独裁国だったら、すぐに統制されます。やはり、一人一人が一票を持って国政に参加する民主政体は、国民自体が賢くならないと迷走するばかりです。
>絶対的貧困と相対的貧困
論文をありがとうございます。チョ~私好み♪
柿埜先生も仰っていますが、世界の貧困は縮小しています。正確に言えば絶対的貧困が縮小している。相対的貧困とは、メディアが好むところの「格差社会」の表現の一形態と見ていますが。
問題は格差(相対的貧困)じゃないんですよ。絶対的貧困をどうするか。何日も食べる物がなくてお腹を空かせていれば、お店に並んだパンや果物を見た瞬間に、奪って食べてしまう人も増えるでしょう。その状態では、脳が社会性よりも「生存」を優先します。その場合は、絶対的貧困の対策を取ることが、治安レベルの向上に繋がります。
ただ、現代の日本で「絶対的貧困」を考慮する意味は、あまりないですよね。勿論、経済対策は重要です。失業率は自殺率に影響するし、食費の切り詰めで栄養バランスが崩れれば、長期的には疾患の原因になります。そうすれば結局、将来的に医療費も膨らみ、国民全体の生産性も落ちていく。健康問題と経済って、実はそんな感じで絡み合っているんですけど。
でも、新たな視点をありがとうございます。「絶対的貧困と相対的貧困」で説明すれば、意外に思われやすい「貧困は犯罪の危険因子ではない」も、色んな人に理解されやすくなるかも。助かります。
もののついでで。精神障害や知的障害も、犯罪の危険因子ではないです。
知能:0.06
精神的苦悩・疾患:0.03
これまで、軽度の知的障害が見過ごされてきたため、刑務所に収容される人々に「軽度知的障害の割合が高い」という状態が生まれていましたが。学童期における早期発見や支援、福祉のサポートで、この部分は大幅に改善できます。
つまり、知能の高い・低いは、「直の因子ではない」ということです。
同じように、精神疾患。はっきり言って、犯罪に走るほどのエネルギーのある患者なんて、そうそういないですよ。症状の重い人ほど、病院にいますしね。病院で暴れる患者がいない、とは申しませんが。
統合失調症でも、面白い研究があります。暴力的な患者は、そうでない患者よりも、血中に含まれる亜鉛の比率が、銅よりも低いそうです。確かに、亜鉛の欠乏は攻撃性の増大に繋がります。そして、銅の過剰は妄想や攻撃性、恐怖心の増大に繋がるんです。
だから、殆どの患者さんは危険じゃない……というより、疾患を抱えていること自体が危険なワケではないんですよ。疾患をベースに+αの要因が重なって、極少数の人が問題を起こす。
でも、人間は「目立つもの(強く印象に残るもの)」に引き摺られますから。そこで判断を誤り、効果のない対策に時間を割くようになる。骨折り損のくたびれ儲け。
ただ、知的障害やら発達障害やら、精神障害を抱えている人間が犯罪を起こすと、そこを考慮されて刑の減免が行われますよね。ちょっとマズイです。偏見に繋がります。だって、被害者はその分、泣き寝入りをさせられるんだもの。
減免するなら減免するで、その分の期間は施設なり何なりで、しっかり社会適応訓練や治療に励まないと。それこそ、真面目に生活している障害者がとばっちりです。
ふわふわ(曾祖母はアイヌ)様、返信ありがとうございます。
>精神障害や知的障害も、犯罪の危険因子ではない
はい、どこかで聞いた事があります。劣悪遺伝子排除法は良くないですね(マニアック)
>精神障害を抱えている人間が犯罪を起こすと、そこを考慮されて刑の減免が行われます
私のかかりつけの医師も、「犯罪を犯した場合は障害を持っていても法の制裁が優先されるべき」とおっしゃっておりました。
しかし実際は、障害者は責任能力がないとされ刑の減免が行われますので、加害者の弁護士はほぼ確実に精神疾病や精神障害を訴えます。
なので、犯罪者は皆障害者→障害者は皆犯罪者とすり替わってしまうのかもしれません。
>南雲香織>民主主義において暗殺は政治家に対して一定の抑止力を持っている
民主主義というか独裁においては効果があるかもです。
スターリンは暗殺が怖くて部下を自分の部屋に入れずに病気で死んでしまったという話がある程です。
POPOR様、こちらこそ丁寧なお返事をありがとうございます。
>加害者の弁護士はほぼ確実に精神疾病や精神障害を訴えます。
>犯罪者は皆障害者→障害者は皆犯罪者とすり替わってしまうのかも
……それなんですよねぇ。軽度の知的障害者が利用するグループホームを建設しようとして、住民説明会を開いたら「犯罪者がやって来るのか?!」と猛反対された、なんてエピソードもありますし(―。―;
>スターリン
極度の人間不信なのは知っていましたが。看病のために部下を部屋に入れることさえしなかったんですか。何のために生きてたんでしょうね、この人。誰とも信頼関係を築けず、自分を支えてくれるスタッフにも感謝せず。その状態で権力だけ握って、楽しいのかな???
>劣悪遺伝子排除法
分からなかったんで検索しました。スミマセン、銀魂のネタならすぐ理解できたんですが(笑)
では、私も一つネタを(↓)
銀魂でいいじゃないですか!!
銀英伝じゃなきゃダメなんですか?
……空知英明原作の「銀魂」。週刊少年ジャンプで連載されていました。愛国漫画ですよ。宇宙人に対して開国してしまった江戸が舞台です。分類としてはギャグとかパロディなのかな。ネタが下品なので、問題視もされますが。サンライズ製作でアニメ化もされました。
ガンダムネタも豊富なので、私は銀魂で学んだ感じです。「食後に一杯の紅茶を」のネタも、銀魂で知ったなぁ。後から倉山先生の本を読んで、銀英伝のネタだったと理解しました。
あっ、そうだ。公式の動画チャンネルまであるんですよ。過去作を何本か、無料で視聴できます。昨今は暗い話題が多いですから。宜しければ笑い飛ばして下さい(↓)
https://www.youtube.com/channel/UCFyBWO9SUQfKpuV7uF8Rh5A
>スターリンの死
すみません、死んだときの話は違いました。正確には、暗殺を恐れて寝室を毎晩変えて居場所を誰も知らなかったというのと、起床時間になっても何も指示がなかったけど、下手に何かしたら怒りを買うと思い部下は何もしなかったため発見が遅れたというのが本当のようです、間違えて失礼しました。
スターリンの暗殺を恐れていた話は色々あり、さすがにソースはありませんが、移動の際には装甲車並みの車を「自分で」運転していたというのがあります。
大日本帝国を間接的にとはいえ滅ぼし、世界の半分を支配しながら、本人は幸せではなさそうですね。
銀魂知ってるんですか!!?
私も少し読んでいました。マダオと将ちゃんがお気に入りです。
ラスボスのモデルがあの人なので、山口県の人には印象悪いかも。読めば良いキャラなのが分かるのですが。
>暗殺を恐れて寝室を毎晩変えて
>居場所を誰も知らなかった
めんどくさっ!( ̄〇 ̄;
暗殺されるような国家体制にしているの、スターリン自身ですよね。何なのかしら、あのオジサン。
POPOR様、丁寧に教えて下さってありがとうございます(_ _)
>銀魂
いや、結局、ラスボスはあの人じゃなかったんですよ。あれ、あの人ってどっちのあの人だらう???
私もラスボスがあの人だと思っていたら、見事に裏切られまして。いや、でも、どっちにしろラスボスは山口出身のあの人だな。あの人じゃなくて、あの人ですよ!(←)
あの人の最期も、あの人の最期も。ボロ泣きしました(滝の涙)
>銀魂のラスボス
あれ?違いました??最後のアレはラスボスに抗い続けたみたいなイメージで・・・違った??
ただ、そういう意味ではラスボスは違いますね、失礼しました。
・・・なんか話が脱線してきましたのでこの辺でいったん切ります。返答にお付き合い頂きありがとうございました。
>「ワクチンでもっと人を殺しているではないか」は安倍元首相を殺した山上某を庇う何の言い訳にもなりません。
こんな時でも言わなければならない程、例の一派からの攻撃が酷いのですか。
せっかくなので、彼らのサイトを軽くのぞいてみたのですが、、・・・こんな事になってるんですか?
晩節を汚してます。。でも、考えてみれば、人間なんですから、考え方は変わりますよね。
私だって、十五年前と今とじゃ、考えはかなり違います。
やはり、一人の人間を盲目的に信じるのは危険ですね。ハロー効果に注意しなければ。
凄いツイートが流れていました( ̄О ̄;
↓↓↓
南雲香織-Kaori Nagumo @nagunagumomo
阿部元首相暗殺時にも話題になった三島由紀夫の格言をもう一度確認してみましょう。民主主義において暗殺は政治家に対して一定の抑止力を持っていることを示唆しています。政治家が不真面目で、嘘をついたりすることを避けるため、暗殺の恐怖が一定の誠実さを維持する役割を果たしているのです。
午後6:15 2023年4月15日 19.8万件の表示
https://twitter.com/nagunagumomo/status/1647166622069841920
……いや、違うでしょ。必要なのは暗殺じゃなくて、与党に(良い意味で)プレッシャーを掛けられる、真面な野党第一党でしょ(―。―;
あと、コロナワクチン。反ワクの人達が、「皮膚科医は既に認めている~!」って画像をバラ撒いているんですけど。よく見ると、こう書いてあるんですよね。
↓↓↓
14 新型コロナワクチンの成果と課題
https://twitter.com/tasuketeWatasi/status/1612335429440901120/photo/1
……つまり、副反応やら後遺症やらの研究をしっかり進めている、ということなんですよ。アナフィラキシーにおいて、皮膚症状は典型的ですが。その観察なら皮膚科医がプロですよね。
ワクチンは副反応ありきの医薬品です。副反応ゼロのワクチンをもし、開発できたとしたら、それは絶対に打ってはいけません。本番の感染の時、免疫系が「安全だ」と勘違いして、病原体をスルーしたら大変なことになります。
ですが、管理生産されるワクチンと違い、人の身体は千差万別です。どうしても破壊的な副反応に見舞われる人が出て来る。そこは運用の工夫で乗り切るしかないんですよ。どんな疾患や体質の人に打つと、副反応が大きくなるか。副反応が大きかった場合、どういったケアで快復が早まるか。
自然科学である以上、研究が進んでデータが揃わない限り、確たることは言えません。だからこそ、接種はもう少し慎重で良かったと思うんです。
現在、「3回目接種は必要なかった」との論が出ていますが。接種が開始された早い段階で、「一回の接種で充分」との見解は出されていました。拙ブログ記事へのリンクで恐縮ですが、2021年2月にはカナダの研究者が、続く3月にはイギリスの研究者が発表しています。
http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-2150.html
……私はそのつもりでいたので。日本で医療従事者への先行接種が始まった時、「2回目の接種のほうが、副反応の頻度も程度も大きい」と評しつつ、2回・3回と打ち続けていて、「?!」となったのですが。