せいよくの男、笹川良一

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 戸締り用心♪火の用心♪

 私が子供の頃は毎日、高見山と笹川良一をブラウン管で見たものだ。
 この笹川良一という人、色々なレッテル張りをされていた人である。

 西部邁『学者この喜劇的なるもの』(草思社、一九八九年)という、後の『文学部唯野教授』を地で行くような、東大をおちょくり倒したノンフィクションがあるのだが、そこに某長尾龍一教授が

「このままでは、駒場に笹川良一の銅像が建ってしまう!」

と絶叫する迷シーンがある。
 何が悪いのだろう。。。

 笹川さん、しばしば「右翼」のレッテル貼りをされた。
 そのたびに言い返した。

「そうだ。私はRight Wingだ。ただし、これは右翼ではない、正翼だ!」と。

せいよくの男

 何か響きが嫌だが、笹川先生の場合はあながち間違いではないからコワイ。
 詳しくお知りになりたい方は以下をどうぞ。

 佐藤誠三郎『正翼の男』(中央公論新社、一九九九年)

「せいよくの男、笹川良一」への0件のフィードバック

  1. 「右 対 左」であれば、「価値観の違い」→「思想の自由」→「双方互いに尊重されるべき」という話になってしまいますが、「正 対 不正(あるいは邪または偽)」であれば、絶対に相容れないものであり、正の側としては相手を無力化しなければ話になりません。

    身の回りにいる、一昨年の選挙で安易に民主党に票を入れた連中に対して、これまでの民主党の実態を示しつつそんな話をすると、わかってくれる人もいますが、わからない人も結構います。特に、中途半端に「自分はよく勉強していて、よくわかっている」と思い込んでいる人には、中々話が通じません。

  2. 倉山さん
    こんばんは。藤沢です。

    笹川良一は社会奉仕活動にも熱心だったみたいですね。お金は使う時に人間性が出るなんて言いますが、その点において優れた人だったのでしょうね。
    えっ?別に鳩山家との比較の話などしていないですよ。たぶん・・・。

    暑いですけど、頑張って書き続けて下さい。それではまた。

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