何がうれしいって、こういうのが一番うれしいです。
将棋の上野先生からお電話いただきました。
「だれころ、買いましたよ!読みましたよ!面白かったですよ!」
でもって、ツイッターでつぶやいていただきました。ありがとうございます。
http://twitter.com/#!/hirokazuueno
久々に面白い本を読みました。「誰が殺した?日本国憲法」倉山満著、講談社。
日頃意識しない、憲法の入門書といった感じです。
ほとんど知識のない僕でもすらっと読めました。
なお、戦後GHQと戦って将棋を守った大先輩のエピソードもあります。
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2169967
上野先生のおっしゃる“大先輩”とは、升田幸三名人のこと。
第二章、自分で書いててあまりにも陰鬱だったので、升田名人に登場してもらいました。笑
総力戦研究所によれば、
占領からが総力戦の本番で「総力殲滅」というのをしかけてくるものだそうです。
具体的には、その国の文化を破壊して、奴隷化をはかります。
それに対して、占領された側は、必死に「総力抵抗」をするものです。
憲法論議とは、総力戦そのものな訳です。
文化を守ることもまた、お国を守るということです。
升田名人、別に年がら年中天下国家のことを考えていた、などということではまったくなくて、自分の仕事を極めたら結果的にお国を守っていた、ということです。
当時も今もそういう認識、日本人にはまるでありませんが、今の日本国憲法を守るということは、日本を敗戦国のままにさせておくことなのです。
条文をどういじるか、などということよりも大事なことは、自分たち日本人が何者なのか、
を見つめなおすことです。
日本が敗戦国のままでいて欲しい連中=日本を滅ぼしたい国、その人たちに媚びたい人
日本が敗戦国のままでは困る人=圧倒的多数の日本人、日本を好きな国、アメリカ合衆国
今や、反日的アメリカ人すら「日本よ何とかしてくれ」と言い出す惨状です。
倉山さんこんばんは。
日本とアメリカの総力戦への認識の違いを読んだ時は驚きました。
今の日本は、敗戦したおかげで平和になった、
と考えている政治家が多いので困りますね。
>条文をどういじるか、などということよりも大事なことは、自分たち日本人が何者なのか、を見つめなおすことです。
何度聞いてもドキッとする言葉です。
一番大切なことは、とてもシンプルなんですね。
でもそこがしっかりと定まれば、あとは迷う事はありませんものね。
誰かに期待することよりもまず、拙くとも自分の頭で考えてみようと思います。
>条文をどういじるか、などということよりも大事なことは、自分たち日本人が何者なのか、を見つめなおすことです。
今回の震災で、多くの外国人が国外へ逃亡しましたが、それは別にいいのです。ドナルド・キーン氏などは、「外国人が逃げたのは、けしからん」といっていましたが、これは間違いだと思います。
なぜなら外国人とは、日本を自分の国だと思っていない、日本人を運命を共にする仲間だと思っていない人々ですから、逃げるのは当然でしょう。
また、他にも帰化した元外国人も随分逃げましたが、所詮は便宜上国籍を取得したに過ぎない輩であり、外国人は外国人でしかなかったということです。
一方、多くの日本人が、被災地で命を懸けて働いており、復興、復旧に従事しております。
逃げ出した外国人、帰化人、日本と日本人のために働く大勢の日本人。
震災によって、全く異なる反応を示した人々を見比べて、改めて、「日本人であるということ」「日本人になるということ」とは、一体何のか、考えずにいられません。
今晩は、三井田です。
「今の日本国憲法を守るということは、日本を敗戦国のままにさせておくことなのです。」を拝見して、やっぱり日本はこれからさくさくと変わっていかなければならないなと感じました。
日本人としてのアイデンティティーをしっかりと持つことがその上で大事なのですね。
こんばんは。
本エントリーを拝読して、僕は江藤淳さんを連想しました。
そして不思議と今日7月21日は、江藤淳さんの命日です。
戦後民主主義を「民主主義ごっこ」と呼び、占領下の「閉ざされた言語空間」にいまも支配される日本を憂いた江藤さんが、見つめ続けてきたものは、戦後と日本人の関係であったと言える思います。
「閉ざされた言語空間」では、占領下で日本の言語が失われ、文化が殲滅され、歴史が改竄された経緯がこと細かく記され、その史実を発表した功績は大きく讃えられるべきですが、多くの国民からは忘れられた存在ではないでしょうか。
ここにも本エントリーの「自分たち日本人が何者なのか」を見直すヒントが隠れているように思えるのです。
こんにちは。
また、昨日の続きですが、
「米軍抜き」
これは戦力的に数年は日本が弱くなることは確実ですが、
これ以上アメリカにすがって(侵略されて)おくと
日本が日本ではなくなります。
兵器や戦力で負けますが、
日本は独立しなければいけません。
「禁止法体制」
はい、全て含んで政府と対等な独立した組織にします。
「徴兵制・志願制」
徴兵制は必ずとったほうが良い政策だと、
また、志願制については戦前の日本のような
後備役のことを言いました。
よろしくお願いします。
三島様
だんだん具体的になってきましたね。つまり「だれころ」の「帝国陸海軍復活論」ですね。・・・あれも二種類の定義で使っていますが。
次は、理想の軍隊像を提示してください。
私の理想は、「3年以内にアメリカ軍楽隊よりは強くなりましょう」です。
他の方へのレスは夜に。
早速記事にして頂きましたか(笑)
ところでこのブログですが、
最近は若い方がたくさんコメントされていて、活気がありますね!
私も憲法や政治経済、そして日本のことを少しずつ学び、
現在の日本の抱えている問題について、適切な意見を持てるようになりたいと思います。
マイ様
飛び出せ〜ヤクルト〜スワロ〜ズ〜
↑「だれころ」読んでればわかる会話ですね。www
alex様
拙いとは思いませんが、みんなが考えることが「だれころ」の狙いです。
ウミユリ様
お久しぶりです。
誰のことかは墓場に持って行くつもりですが、女子供老人病人を見捨てて逃げた日本人のことを私は許さないつもりです。
MIIDA様
>さくさく
か、軽い。。。w
まあ「回天」は一瞬ですけどね。
佐伯様
今のアメリカ話が終わったらやりましょうか。
「もしも吉野作造が日本国憲法を読んだら」
上野様
あ、リンクを貼っておいていただいても。
棋士の先生の文明批評、独特な感性で好きですので、期待申し上げます。
倉山先生
是非、お願い致します。
と申すよりも、僕などにお題催促する権利も知性もございませんので、お心のままにご教授頂ければ幸いです。
私事で恐縮ですが、最近のミャンマーやなでしこJAPANの東北へのメッセージ入り日の丸が美談として報道されるのを見る度に心底落ち込んでしまいます。
なでしこも、フェミ系左翼に利用されている観を感じるのは僕だけでしょうか…
ちょっと軽すぎましたね。
時勢を一変させるのは一瞬なんですね。
佐伯様
なでしこ、あっという間に、地に堕ちたり。
⇒例のツイッター騒動
フェミの連中に利用される前に自爆しましたね。
人を見る目には用心したいものですね。
くわばらくわばら。
MIIDA様
とりあえず、その辺を知りたければ、『総図解 よくわかる 日本の近現代史』を読みましょう。
佐伯正彰さま
>なでしこも、フェミ系左翼に利用されている観を感じる
佐伯さまもそう思っていらっしゃったのですね。
わたしもそのように感じておりました。
彼女達の快挙が嬉しくないわけではないのですが
彼女達に関する報道を見る度に複雑な気持でおります。
倉山先生
>人を見る目には用心
先生も既に社会的影響力の大きな言論人ですから…
MIIDAさま
>ちょっと軽すぎましたね
例のツイッター、詳細は知らないのですが、日本人ではない感覚というか恥ずべき行動を取る人が存在し、かつあまりに増えたと云うことのが残念でなりません。
alexさま
僕も貴女様同様に「偉大なる快挙故に複雑」な心境です。
日本では草食系男子にはじまる「女尊男卑」流言の数々で大騒ぎし、試合前には「人種差別、女性差別するな」と選手に演説までさせる本大会は、既に既定路線に乗ってるように感じました。
それに、あの東北のみなさんへのコメント入り日の丸…
如何なる経緯で、誰が書かせたのかは知りませんが、日の丸の赤い部分に大きく横切って文字書くなんて僕の感覚ではありえないのです。
皆で赤い部分を守るように書かれた「寄せ書き日章旗」を見たこともないのでしょうし、日本代表ユニフォームのエンブレムに刻まれた鳥が、八咫烏であって、これが何かも知らないので、書いたのでしょうね。
この辺は人其々の感性的な部分ですから本来断定的に意見するのはどうかと思うのですが、僕には精神の侵略・堕落に思えるのです。