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これからの時代に生き残るための経済学 (PHP新書)
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本日は、
どのように「妄想大御心」ができあがるのか
の過程を解説。
皇室を語っていれば「尊皇」「愛国」「保守」
などと勘違いしてはならない。
むしろ、間違った指導者に倣えば、
単なるテロリストになる。
建武の親政では「偽綸旨」が大流行。
江戸幕末でも「偽官軍」が続発。
自分たちこそは天皇陛下の大御心を知っている！
との思い込みが妄想を肥大化させ、
テロを正当化する。
己の掲げる正義を疑わずテロをやれば
オウム真理教と同じ。
我が国において、
「大御心」を妄想したテロリストが出現するのは
前近代の遺物ではない
その典型的な例が2.26事件の青年将校。
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「大御心」を妄想したテロリスト=倒幕派、倒幕派は「2.26事件の青年将校」と同じ！
などという本もありましたね。
実は私、そういう人達を総称して「魔の二歳児がそのまま大人になった人達」と呼んでおります。略して「魔の二歳児・大人版」。
世の中は、何でも自分の思い通りになると思っているんですよ。そうならなかったら、それは「世の中が悪い」となる。
自分はいつだって正しくて、絶対正義。絶対正義の自分に対し、少しでも異を唱える人間がいれば、それは絶対悪となる。どんな報復をしたって良い。だって、絶対悪なんだから。
学級内で自分の要求が通らなくて、「先生～、何とかして～」って泣きつく子供と一緒ですよ。で、事情を聴いた先生から「お前が悪い」と叱られる。
ただ、大御心に関しては、直接、自分で確認する術がありません。立皇嗣の礼で答えは出ていますが、彼等はそれを認めたくない（≒現実を直視したくない）。
確認のしようがない対象に対し、願望を抱き続ければ、永遠に勘違いを続けられますよね。武力蜂起すれば、流石に、討伐という形で自分達の身に返って来ますが。
それが学校の先生でも、陛下でも。何らかの権威（大人の庇護）を必要としている点に、彼等の幼児性を感じます。