こんな本です(その3)

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 このシリーズ、どんな本か予告編を見れば見るほどさっぱりわからんと評判です。
 まあ、「その話、どっかで聞いた」はことごとく却下となりました。
 ちなみに鍛冶先生との対談本ではありません。
 鍛冶先生を翻弄した会話を再現しただけです。
 といっても、鍛冶さんの反応で相当の知性を読み取れると思いますが。

 先日の鍛冶先生との打ち合わせ続き。(3/5)
ク「第三章は、日本の安全保障の話です」
カ「いよいよ九条か?」
ク「という話をされると面白くないと言う方のために、延々と保元の乱の話をします」
カ「は、はあ?」
ク「いや、ビジネスマンや歴女にも軍事や憲法問題に関心をもってもらうためにも・・・」
カ「それで憲法の本になるのか」
ク「天皇の戦争責任の話の説明ですから」
カ「どうしてそうなる?」
ク「それは読んでのお楽しみで。そこからポル・ポト革命から安田講堂事件に移ります」
カ「話の展開が飛びすぎでは?ジェットコースターか?」
ク「それが狙いです。コンセプトはジェットコースターのような講談!」
カ「おいおい。学術的な裏づけは?」
ク「そして吉野作造の憲政論をじっくりと」
カ「それはそうと、ネットの紹介文には、吉野作造以来の、とかかかれてたな」
ク「まあ、難しい話は全部削りましたけど」
カ「で、それと九条とどう関係が?」
ク「その前に、九条以外の安全保障規定を片付けます。“予言者ケージス”とか」
カ「あの条文ね。それはわかる」
ク「おっと、最高裁が無かったことにした条文というのもあります」
カ「日本国憲法、そんなのばっかだし」
ク「で、いつになったら九条がはじまるの?と思わせて、一字一句こきおろし」
カ「今、本音が出たな?w」
ク「いえいえ、普通に解説しただけです。(笑ってごまかす)」
カ「それはそうと、これは曲目の打ち合わせなのだが・・・」
ク「そうですねえ。おいしい笑顔、マクドナルドとかどうでしょう」
カ「なんじゃそりゃ」
ク「私が中学時代に愛読していた藤田田も参照しましたから」
カ「経営学の本じゃないか」
ク「憲法九条の詐欺師的解釈と東大教授、なんて項目もあるのです」
カ「おもしろすぎるぞ」
ク「そこから拉致の話になります」
カ「待ってました!」
ク「蓮池さん横田さん、もちろん生島さんの話を延々としました」
カ「そんな憲法の本を書くのは君くらいだろう」
ク「そうですね。憲法の本ですから、拉致被害者の人権の話をしないと」
カ「この話だけ急にトーンがまじめだなあ」
ク「さすがに。。。で最後が憲法九条を信じていたら天災は起きない?なんですよね」
カ「これ以上ないほど起きたではないか」
ク「・・・」

 ネットで予約できます。

誰が殺した?日本国憲法!


(講談社、税込1680円、5月31日には発売)

 

帝国憲法講義・短期集中最終回

6月4日(土)18時30分〜20時30分 場所は京橋です。

【受講料】
1回ごとに受講する場合 3,500円
第1回から第4回まで全て受講する場合 13,000円
※4回セット受講すると少し割引になります。

お申し込みはこちらからどうぞ。
帝国憲法講義申し込みフォーム

 

 「誰が殺した?日本国憲法!」出版記念トークライヴ
 
 6月10日(金)午後8時〜9時半(開場7時30分)
 会場:伽藍バー(中央区銀座6−4−8)
http://www.ghalan.com/pc/

 会費:5000円(1ドリンク+軽食付き)
 完全予約制:伽藍バーに直接お電話でお申し込みください。
       03−3289−3600(受付時間:平日18:00〜25:00)
 定員20名にて締め切らせていただきます。

「こんな本です(その3)」への0件のフィードバック

  1. 民主党憲法調査会が来年3月に改正案 2011.5.27 17:36
    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110527/stt11052717370006-n1.htm

    第一回帝国憲法講義の質疑応答でもお話されてましたが、改正論と無効論(新無効論と旧無効論)では全く意味が違うはずです。
    民主・自民問わず、出発点・主軸の議論を深化させ、これを機に国民の意識向上に繋がることを期待しています。
    我が祖国が、一日も早く占領憲法から解放されるように。
    個人的には新無効論 南出喜久治弁護士の意見・法解釈に強く関心があるのですが…有識者の間で議論が深まることをせつに願うところです。

    倉山先生のご意見を機会があれば、是非、お聞かせ頂ければと存じます。

  2. その昔、この砦で「日本国憲法の正統性」という連載をやっていて、無効論と改正論の問題点をあげたところで終わらせたと言うことがありまして。追認説と八月革命説は論ずる気力が無く。。。
    金森大臣の「本来ならば無効」の「本来ならば」の解釈が原点だと思うのですが。
    私の立場は、
     通説の八月革命は論外。
     本来ならば無効。
     では誰が無効を宣言できるのか。議会には不可能。
     天皇しかいないが、では無効を宣言する方法は。
     いずれにしても学術的には解決不能問題。
    です。

  3. 倉山先生
    講義最終回の最後にでも少しお話頂ければ幸いだと思っていたのですが、ご丁寧にご返信頂きありがとうございます。
    先生に対し失礼千万な質問ではないかと悩みましたが、書き込みさせて頂いた次第です。
    小生には、学術的な解釈論議など出来るはずもなく、必然的に法的知見から現憲法を無効化可能かどうか、またその方法や必要なプロセス等も判断できません。
    しかし、世の中にある様々な意見を素人なりになるべく理解した上で、国民の一人として何らかのアクションが出来る人でありたいとは思い質問させて頂きました。

    早速まずは、過去ログを読み直します。失礼致しました。

    >いずれにしても学術的には解決不能問題
    ですか…
    そして、これから民主と御用学者が議論開始するわけですか…
    これも現実です。

  4. 暫定憲法説に立てば、「大震災や戦争などの非常事態の発生を想定しない。」のは、むしろ当然!?
    天国のマッカーサー:「まさか、この憲法がこんなに長く使われるとは思ってなかったんだもん。大震災や領土侵略などの紛争が起きる前にとっくに憲法が新しくなってると思ったんだよ〜、だから、ごめんよ〜・・・」

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