こんな本です(その2)

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 某国会議員にも「クックロビン音頭を踊りだしたくなるような本ですね」と言われてしまった本書。魔夜峰夫先生に献本したら読んでくれるかなあ。。。

 予告されてもどんな本かさっぱり想像もつかんと評判のこのシリーズ。第二章のサワリです。まあ、みたこともないような本でしょうねえ。

 先日の鍛冶先生との打ち合わせ続き。(2/5)

ク「第二章は扉写真があのおぞましいヒトです」
カ「あの色情魔のケージスか?」
ク「ケージスは使おうと思ったのですが、適当なのが無かったです」
カ「で、本題だが、使えそうな曲は無いか」
ク「スカーレット・オハラが出てきますから、風とともに去りぬとかは」
カ「南北戦争の話でもするのか?」
ク「そうです。日本国憲法制定は、リンカーンが極悪人だったと言う話からはじめないと」
カ「まあ確かに。しかし制定過程は話がややこしかいいから大変だったろう」
ク「ええ。一通り、必要な議論はいれていますが」
カ「憲法押し付け論とか」
ク「見出しを一つだけお教えしますと、なぜか猫なで声のマッカーサー
カ「んんん?」
ク「他が役所の強制執行だとしたら憲法制定はサラ金の勧誘みたいなものという話です」
カ「それは何となくしか想像もつかん!」
ク「ほとんどの日本人は、憲法制定の意味がわかっていなかったということです」
カ「吉田茂とかは?」
ク「その筆頭ですね。ところで、当時の法制局が愛国者最後の砦だったって知ってました」
カ「自分は知ってるが、普通のヒトは知らんだろ。そんなことまで書いたのか」
ク「ええ。マッカーサー草案とか見たら、改憲派も護憲に走りたくなりますよ」
カ「すまん思い出した(爆笑)。あれを憲法にされたかと思うと。。。」
ク「今の憲法、GHQのこの世のモノとは思えん代物をマトモにしたものですからね」
カ「確かに金森徳次郎と佐藤達夫は偉い!」
ク「ケージスのアホはAdviceの意味を何回説明されてもわからんかった話もいれました」
カ「憲法無効論とか改憲論とかの立場はどうなの?」
ク「そういう結論を考える前提の本ですから」
カ「それ主張が弱くならんか?」
ク「東大憲法学が世界中の憲法学の常識から離れていると言う主張の本ですから」
カ「まるでマインドコントロール破りみたいな本だな」
ク「そうですよ、今の日本人はとあるカルト宗教の教祖様の呪縛にかかっているという話です」
カ「オウム真理教みたいだな」
ク「ええ、制定過程、あまりにも陰鬱なので最後に升田名人に登場してもらいました」
カ「将棋の?」
ク「もちろん」
カ「じゃあ一曲決定!王将!」
ク「あれは村田英雄の歌では?店主に合いますか?」
カ「大丈夫。美空ひばりがカバーしている」

 ということで、「とびだせヤクルトスワローズ」でなければ「王将」になります。(予定)
 ジャズバーで前者はまずいか。。。今までも「蘇州夜曲」歌ってたし、演歌はOK?

 ネットで予約できます。

誰が殺した?日本国憲法!
(講談社、税込1680円、5月31日には発売)

 倉山満著「誰が殺した?日本国憲法!」出版記念トークライヴ
 
 6月10日(金)午後8時〜9時半(開場7時30分)
 会場:伽藍バー(中央区銀座6−4−8)
http://www.ghalan.com/pc/

 トーク    :倉山満(国士舘大学講師)
 歌      
:相馬瑞加
 ピアノ   :Chika
 司会・進行 :鍛冶俊樹(軍事ジャーナリスト)
 会費:5000円(1ドリンク+軽食付き)
 完全予約制:伽藍バーに直接お電話でお申し込みください。

 03−3289−3600(受付時間:平日18:00〜25:00)
 定員20名にて締め切らせていただきます。
 当日 会場にて同書を販売します。御希望の方にはサイン致します。

「こんな本です(その2)」への0件のフィードバック

  1. 倉山さん

    こんばんは。藤沢です。
    マッカーサー草案の英語原文のサイトを見ておりました。
    正にこれこそ知るべき事かと思いました。

    言いたい事は沢山ありますが、主語が適当過ぎでしょう。
    「people」(←人民、後で国民へ修正)
    「all natural person」(←自然人、後で削除)
    「every person」(←何人(なんぴと)で残る)

    それにしてもこの話、「people」をよりによって「人民」と訳した奴は誰なのかがすごく気になります。また色々と教えて下さい。それではまた。

  2. ぬおおおおおおおおおお!なんかテンションあがりますw

    うーん。。。今月は出費が多いですね。ちょいと財布と相談しなくては。。。

  3. To 藤沢さま
    英語からの訳された日本語で「なぜ?こんな訳になるの…」って結構多いですよね。
    頭の良い方が翻訳してるはずなのですが…
    ここの皆さんならご存じだと思いますが、その筆頭はなんと云っても我が国への敵国条項が未だ残る「United Nations」=「国連」でしょうか。
    次には、いわゆる東京裁判や不戦条約における
    「侵略戦争」=「War of Aggression/Aggressive War 」 でしょうか。

    余談ですが、韓国でも国連は国連でして、訳を同じくする共通項として一般人の多くが国際社会の正義の味方と信じ、盲信している感じがしますね。
    程度の低い話で失礼しました^^

  4. 藤沢様
    その中で、なぜpeopleなのか、は書いておきました。
    それはそうと図書頭様、リンクを張っておいてもらってよいでしょうか。

    匿名生徒様
    池田内閣ばりの高度成長政策、頑張ってください。

    佐伯様
    憲法前文がなぜ途方も無くへたくそな日本語なのかは本書で書いておきました。

  5. 倉山さん
    その呼び名、久しぶりに聞きました。こちらより引用しました。
    http://home.c07.itscom.net/sampei/macken/macken.html#2

    他の方のサイトで申し訳ございませんが、「マッカーサー草案 英語原文」で検索したら最初に出てきたのでこちらを参照しました。後で気付いたのですが、何か他の物も色々まとめてあるサイトでした。

    問題があるようでしたら、申し訳ございませんが削除願います。他には中々見つかりませんでした。宜しくお願いします。

  6. 佐伯さん
    おはようございます。藤沢です。
    いつもお世話になっております。

    そのようなご謙遜を。かえって私の方が恐縮してしまいます。
    頭が良いのにも、色々あるのでしょうね。大切なのは方向なのだと、改めて思います。

    国語と英語を学ぶという点では、本来こういう事だと思いますけどね。英語の学習も、ある程度になれば必要なのは英和辞典よりもむしろ英英辞典だと思います。(と言っている私自身、英語の能力がある訳ではないのですが・・・。佐伯さんに教えて頂かないといけませんね)

    何事につけ、私達一人一人が元の資料にあたって行く必要があるのでしょうね。今後とも宜しくお願いします。それではまた。

  7. >「people」をよりによって「人民」と訳した奴は誰なのか
    法制局です。つまり佐藤達夫長官の責任ですね。
    「あいつらは日本を共和国にする憲法を押し付けてきたぞ!」という警鐘をならすために、正しくこういう訳にしているのです。
    これは大事な話なので拝見次第早急に返信しました。。

  8. “advice”をそのまま直訳に近い「進言」でなく、「助言」か…
    アメリカ本国政府の了解さえ取れれば良いので、英文はなるべくそのままで日本寄りの国語訳を選んで懐柔しようとしたGHQ!
    それに対し、むしろ、国民の反感を狙って「過激で受け入れ難い」ものにしようとした愛国者の言霊が、、、
    「助言」はより、”support”に近いんニャンスでマイルドですよ〜(微妙な上下関係のニャンスは日本人にしか分かるまい。)。

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