フグと原発と憲法

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 ご無沙汰してました。世間様は連休のようでしたが、わたしは休み無しでした。急遽、今度の本の直しが入ったりとか。発行元の大日本雄弁会さん※、相当に力を入れてくれています。ということで乞うご期待。

 その先行として、講談社『本』に寄稿しました。題して

「フグ・原発・憲法」

です。

 何のことやら読んでみないとわからないでしょうから、是非ご一読ください。ちなみに中身を正確に要約しようとすると、

「フグと原発と帝国海軍と憲法論議と医者選び」

みたいに長くなりすぎるので、短くしました。何だか「風と雲と虹と」みたいですが。笑

 原発と言えば最近、蓮池透さんが各所で「見通しが甘かった」と発言していますね。4月30日付の朝日新聞とか。(APAホテルで『朝日』を無料大量配布していたのはびっくり) 

 蓮池さんは東電出身ですからもちろん原発推進派なのですが、もちろん安全が保障できるというのが大前提です。拉致問題でこれだけ国が何もしてくれなかった以上、じゃあテロ対策は?ミサイル対策は?と言われると苦しかったでしょうね。原発の技術を信じられたとしても、それを扱う人間を信じられますか?となると、相当苦しかったと思います。

 今でも忘れてはいけないのは、弟の薫さんが帰国できたからと、これで解決した訳ではないので。

 条文をどうこうではなく、そういったことを考えるのが本物の憲法論議です。

※講談社の旧名です。昔は大日本雄弁会講談社と言っていました。

 

 

 明日は、第2回帝国憲法講義です。

 5月7日(土)18時30分から京橋で行ないます。
場所の詳細は下記にお申し込みいただけた方にご案内いたします。

 帝国憲法講義申し込みフォーム (来られない方の為にオーディオブックあります)

 1回:3500円 4回全申し込み:1万3千円 です。

 

「フグと原発と憲法」への0件のフィードバック

  1. 倉山さん
    おはようございます。藤沢です。
    久しぶりの三題噺、来ましたね。本屋で見つけられたら、読んでみたいと思います。

    浜岡原発のニュース、突然でしたが、この件もしばらく波紋を呼びそうな気がします。中部地区まで計画停電にならないことを強く願います。

    増税にしても節電にしても、やはり空気支配の怖さを改めて感じています。本当にそれが正しい結論ならばまだ話も分かりますが、とてもそうは思えないし、そうでないからこそ空気で何とかしているような気がしてなりません。

    空気の構成要素が、「上の者の発言」と「感情に訴える(利用する)」という形であれば、水の構成要素は「下からの反対意見」と「数字(理論)」だと思います。自分自身のためにも、最低限、言う事が必要だと思います。今日も頑張って言い続けようと思います。

    「本当に節電状態が長期化して構わないのですか?私は嫌です!」
    「現状のままで電気料金の引き上げに納得出来ますか?私は出来ません!」
    「被災地の方の声を聞くのであれば、そのためにも1日も早く延期になった地方選挙が出来る状態にして、そこで決着をつけるべきでしょう。悪意の働いた延期は絶対に認めない!」

    また宜しくお願いします。それではまた。

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