日本はギリシャにはなりません(前編)

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 増税真理教の呪文。
 日本は消費税増税をしなければ財政破綻をしてギリシャのようになってしまう!
 ギリシャは借金の担保に、観光名所の島を売ろうとまでしている。。。
 愛国者ならば消費税増税に反対できないはずだぁ!

 クルーグマン先生の筆法に寄れば、全員銃殺?
 私は穏健な自由主義者なので、徹底論破した上で黙らせるという吉野作造的手法しかできませんが。

 ところで、ニコニコ動画に松原仁先生の予算委員会での質問がアップされてましたね。
 全部見ましたが、仙谷・白川の「自治労・日銀枢軸」に完全に喧嘩を売ってます。
 霞ヶ関など玄人筋では驚愕の質疑だったようです。「これ与党の質疑か」って。
 自民党なんてどうでも良いから、民主党内反主流派の動向を広めてほしいです。
 ちなみに松原さんが小沢派とか、デフレ脱却議連が小沢別働隊とか、出所不明の報道やネット情報が流れています。基礎的な事実なので確認ですが、松原さんの本籍地は旧民社党です。選挙の支持母体みれば明らかでしょう。デフレ脱却議連の四割は、財政再建議連とかぶっているので(つまりそれだけ谷垣並みのアホが多い)、まったく意味がない議論です。議連って中核の議員だけを見るものなので。
 もうひとつ。意味不明に小沢神話を流布させる人がいますが、何の目的で?
 私は小沢さんが望む政策をやってくれるなら支持します。それは何度も書きました。では小沢さん、輿石をどうやって切るの?輿石が、仙谷と小沢を天秤に書けるような形勢なら、無難に菅続投でよいのでは?枝野・安住・千葉の首を差し出して終わりでしょう。

 閑話休題。
 まずは経済学的に、増税真理教の誤りを列挙。

一、ギリシャの国債は外債。日本のは外債など約5%。それくらい、一瞬で払える。
  というか、日本売りにきたら、借金の負担感が減るのでは?
二、ギリシャの通貨はユーロ。金融政策の自由がない。
  それに対して日本の国債は全部、円。いざとなればお札を刷れば良い。
三、公務員天国。国民の25%。毎日半ドン。自治労の羨む労働者貴族の天国。
  というか、ほとんど社会主義国。一緒にするな!
四、ギリシャはオリンピックが来るよりも早い頻度でデフォルト危機を起こしている。
  「契約」とか「約束」とか「法の支配」の概念が怪しい。一緒にするな!

 他にも色々あったような気がしますが、誰か指摘してください。とりあえず経済学的にはこれにて。本題は長いので、後編で。

「日本はギリシャにはなりません(前編)」への0件のフィードバック

  1. 松原代議士の質疑には感動しました。
    彼は、真の国士であると同時に真のプロレタリアートの味方です。
    保守を名乗るものから革新を名乗るものまで、みな松原代議士を支援するべきです。
    しないならば、それは売国奴であり労働者の敵です。
    それにしても、民主党反主流派(ここでいうデフレ脱却議連のひとたちとか)の人たちは民主党というだけで、保守の人たちに何か要らぬ疑いをかけられているのが非常に残念です。
    私の知り合いの親方は民主党というだけで売国奴扱いされ、おまけに名字に”金”という字が入っているからと言って在日朝鮮人の疑いまでかけられました。
    ホームページを見る限り、その議員は右翼の政治家としか思えないないのですが…

  2. 新田様
    似たような話を聞いたことがありますが、民主党の演説というだけで嘘つきペテン師呼ばわりされた人もいるようで、全く偏見というのは恐ろしいものです。

  3. 私は、民主党の批判をこれでもかとしながら、民主党の議員ばかり応援している人、という位置づけにされています。笑
    しつこいようですが、私の支持政党は、陛下の野党(含・民主党内良識派)です。

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