大感謝の日

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 昨日は、竹田研究会@京都でした。
 もろもろお気遣いをさせてしましました。
 この御礼はさせていただきます。
 なんてイイ人なのだろう。と公開感謝。

 本題の方ですが、前座でお話させていただきました。
 もちろん竹田研究会ですので中心は竹田先生のコラムです。
魔王宮」と「大正天皇」の分をご紹介させていただきました。

魔王宮」って誰?と思われた方にこそ、読んでいただきたいです。
 幕末の皇族では、有栖川宮とともに最重要人物です。
 ちょっとやそっとネットで検索してもどういう方かよくわからないと思いますので、是非どうぞ。

『総図解 よくわかる日本の近現代史』

(新人物往来社、税込1470円)

 好評発売中です。

 もう一方。
 国士舘の同僚の安重千代子先生のブログで御紹介いただきました。
 ありがとうございます。
http://ameblo.jp/c-anju/entry-10606891740.html#cbox

 とりあげていただいた論点は三点ですので、則してご紹介させていただければと思います。

一、シベリア出兵などという戦争は存在しない!
 教科書だと、「第一次大戦中にチェコ軍救出のために出兵し、得るところなく撤兵した」
とか、何が何だかよくわからないことを書いていますね。

 青島攻略は第一次世界大戦の一部です。
 もっとわかりやすく言うと、「真珠湾攻撃」は第二次世界大戦の一部ですよね。
 全体の中の一部として語らないと訳がわからないですよね。
 同じように、「シベリア出兵」だけ独立した戦争として扱っても意味不明なのです。
「ロシア革命干渉戦争」という言葉を聞いたことがない人は、本編をどうぞ。「共産主義をぶっ潰せ!」という戦争です。シベリア出兵はその一部です。昔の左翼は知ってて隠してましたが、今のサヨクは本当に知りません。
 なぜ英仏はさっと切り上げ、日本だけ延々と残っていたかは本編をどうぞ。

二、共産主義とは
 随所で「こいつらのやったことは人殺しです」という当然の事実を書きました。
 日教組教師とか怒り狂うでしょうが、
「600万人殺したヒトラーよりもスターリンや毛沢東の方がはるかに殺しているのだけは確かである」
とはっきり書いておきました。
 あと、普通の教科書は「冷戦は西側陣営の完勝である」ということと、
「東アジアでは、冷戦構造は全然終わっていない」ということを書きませんので、書いておきました。;

三、拉致問題
 大体、「世界の中の日本」「未来への現代日本の問題を考えよう」などと言いながら、拉致問題で締めないのはおかしいでしょう。
「九.一七」で日本人は変わりましたから、そこから現代史がはじまる、という史観です。

 ご興味のある方は、御一読をどうぞ。
 ご感想お待ちしてます。

「大感謝の日」への0件のフィードバック

  1. 最初、教科書のように最初から読み進めたのですが。
    一章のコラム?〜?で既に様様な意味で目から鱗でしたので
    先ず全章のコラムを一気に読んでしまいました・・・。
    竹田先生、小野先生の他のご著作にも手を伸ばそうかと。

    近現代史を概説した書籍は多々ありますが、倉山先生のこの新刊では所謂反日的偏向部分に神経を尖らせる必要が全く無いばかりか、簡潔で面白く読ませていただいています。大感謝でございます。
    (所所、誤植?校正もれ?があるようですが、それも間違い探しのように愉しんでおります 笑)

  2.  一章のコラムは、私は緒方洪庵とパーマストンですが、自分でもお気に入りです。小野先生もコラムで藩校にも目配りいただいて、どうして志士たちが維新を成功させられたのか、教育の面から取り上げていました。
     竹田先生のコラムはまさに余人をもって代え難い内容で、他の方には絶対に書けない逸品です。孝明天皇の学界での評価は「ジャマモノ」のような扱いですけど、そんなことは全然なく、むしろ現代の日本人にどれほど影響を及ぼしているのか、ということを学術的な裏づけをつけてわかりやすい文体で解説してくれています。
     反日的文体を書かないというのは力んで意識したことではなく、学術的に事実を並べていくだけで自然とそうなりました。
     
     本当は余裕があったはずなのに、原稿の集まり具合の関係で最後は追い込まれるような状態になりました。早く2刷までいって、直したいのですが。大泣

     各論で感想などがありましたら、よろしくお願いします。

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