昨日は元陸将補・矢野義昭さんの講演会に

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 昨日は、この砦にも書き込んでいただいている大阪国際大学の久野潤先生の主催する
「戦略情報研究会」におじゃましてきました。仕事の話も兼ねてですけど。

 講演者は、矢野義昭元陸将補(帝国陸軍だと陸軍少将です)と経済評論家の三橋貴明先生でした。矢野先生は民主党の、三橋先生は自民党の比例代表候補予定者です。三橋先生はご存知でしょうけど、矢野先生は「安全保障に政党は関係ない。どの政党でも合意していなければならない。今の与党を見ていられないからあえて立候補した」とのことです。

 矢野先生とはこの研究会を通じて昔からお世話になっていますし、去年やっていた「帝国憲法講義」にも来てくださったりしました。ということで、控室におしかけて歓談させていただきました。

 講演でのお二人の話のツボは、
「デフレ対策も国防問題も同じ問題!違う話ではない!」
「国防力を周辺諸外国並みに充実させれば成長戦略になる!」
ということでした。
 この砦でも散々、「拉致もデフレも外国人参政権も雇用対策も同じだ!」
と、これでもかと主張してますので、我が意を得たりです。

 矢野先生は最後の三次会まで残って、「船中八策」についてもお話させていただきました。
 あと、細かい政策の話についても。
 これも一つの

龍馬をやる!

です。
 元々政治家(候補者)は人と会って話すのが仕事ですし、選挙が近いのですから、「これは」と思った人には、日頃思うところをぶつけてみるというのも、今こ亡国前夜の日本を前にして、一般人でもできることではないでしょうか。

 龍馬だって、それを積み重ねた訳ですし。
 ちなみに矢野先生、抽象的な観念論ではなく、数字で語れる方です。

http://www.yanoyoshiaki.jp/

「民主党」というだけで毛嫌いする方も多いようですけど、それは昨年の衆議院選挙で「自民党」というだけで毛嫌いして民主党政権を成立させたのと同じですよね。
 と、こういうように「人で判断しましょう」というと「わかりにくい」とか言われるのですけど。そういうことを言う人に限って「ワンフレーズポリティクスはけしからん」と言うのはなぜでしょう。謎。。。

 ちなみに「砦、見てます!チャンネル桜も見ました!」と声をかけてくださる方も居リ、上機嫌でした。

「昨日は元陸将補・矢野義昭さんの講演会に」への0件のフィードバック

  1. 倉山さん
    こんばんは。藤沢です。
    自民党のマニフェストにもインフレターゲットの文言が盛り込まれたみたいです。
    http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pdf/2010_genan.pdf

    上記話にもある、政党か人かという点については、私もちょうど質問しようかと思っていた所でした。以前、前田日明の話の時、立派な人なのは分かるけどでは何故そういった人が民主党を選びそこから立候補するのかという話がありました。(3月4日参照)

    基本的にはこの話に同感です。その政党の理念・政策・性質に賛同するからこそそこから立候補するという形だと思うのです。そうでなければ投票する側も投票しにくいと思います。
    もちろん、政治家の方も人間ですから当選する事が大切な事は当然だと思いますし、何かあるたび離党する訳にも中々行かないのもやむをえない思われます。
    自分の意見が所属政党の中で反主流派であり、他党のそれに近い場合、政治家はどのように振舞うべきなのでしょうか?

    もっとも、こういった話は政治だけに限らずどこの世界(一般企業)でもあるとは思われますが、政治の世界で言えば選挙制度、もっと言えば倉山さんとの話でよく出てくる「政党規律」との関連も結構あると思われます。

    倉山さんはどのようにお考えでしょうか?見解をお聞かせ頂ければと思います。宜しくお願いします。

  2. >自分の意見が所属政党の中で反主流派であり、他党のそれに近い場合、政治家はどのように振舞うべきなのでしょうか?
    ディズレーリ!!

  3. 倉山さん

    こんばんは。藤沢です。
    ・・・簡潔にして無駄のない回答を頂きまして、有難うございます。
    日本の国会でも、たまには格調高い演説を聞いてみたいものです。

    やはり公認権のみならず資金源という首根っこを掴まれているのが大きいですかね。この点では政党助成制度も見直す意味もあるように思います。
    (別な問題も出てくるかとも思うが、その分を議員個人に支給するのも一案だと思う)。

    民主党からも出て来て欲しい。ディズレーリ!
    それではまた。

  4. 藤沢様
    格調高い演説をするのであれば、一に古典を覚えること、二に落語を聴くことです。
    古典は漢文のほか和歌、都々逸も含まれます。落語は下手くその高座など聴くだけ逆に耳の毒。志ん朝師匠や米朝師匠の落語は立て板に水の流れるが如く、本当に稽古して読み込まなければできるものではありません。

  5. 仙台さん
    小泉元総理の趣味は歌舞伎とかオペラだという話を思い出しました。こういうのも広い意味での教養、人格形成の一部なのでしょうね。
    落語の間合いは本当に絶妙ですよね。本当にすごい人は沈黙を上手く使えるのでしょうね。
    ・・・どうもこの手の話は自分の胸が痛んでくるのでこの位にしておきますwww。それではまた。

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