改造の焦点

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 日本憲政史を観る時に重要なこと。

指導力ではなく、拒否権に注目せよ!

 つまり、「何ができるか」ではなく、「何をさせないか」が、その人間や組織の権力をはかるバロメーターです。

 前官房長官の至上命題は二つ。拉致問題の進展と日銀法の改正は阻止する!でした。特に、法相と拉致担当の兼任などはその意思の現れでしょう。

 さて今回の「不条理内閣」改造人事に関して。あちらこちらに火種がありますが、日銀法改正阻止の優先順位が上がりましたね。藤井さんまで官房副長官とは。。。これじゃあ絶対に閣議は通りませんね。そんなに日本の長期不況を続け、若者を就職不況で白痴化させていきたいのか。まあ日本の近隣諸国にとってはそれが都合が良いのでしょうが。これで大半の若者はしたり顔で絶望しきって何もしないときているのだから、目も当てられない。

 ただ、今回の騒動で支持率が劇的に上がるとはとても思えないので、単に軋轢を抱えただけになるでしょう。また、日銀法も改正できない代わりに消費税増税もできないかもしれないです。「総辞職するから上げさせて」とまではできないだろうし。

 一方で、拉致問題は中野寛成大臣。菅総理、拉致問題で実績を上げれば支持率上がると考えていてくれればまだ希望がある。何でも良いからとり返して欲しい。「進展」などどうでも良いので。

 30代が立ち上がる方法を長考中。

「改造の焦点」への0件のフィードバック

  1. 「別冊正論」読みました。

    率直に申し上げると、「1,000円も出してこれかい!ヾ(。`Д´。)ノ彡☆ゴルァ!!」という内容でしたね。これなら図書館で読みたいところだけコピーでも充分ではないかと思いました(それでも住民の税金からこれが購入されてるのかと思うと腹立たしいが)。
    どうしても買って読みたいという人は、砦主様と竹田先生に500円ずつ払うつもりで買ってくださいとしか言いようがないです。

    新田氏の論文:
    たかが小林よしのり一人の人格攻撃のために原稿用紙180枚ですか?大体、「天皇論にはこう書かれているが…」と言われても、私はその「天皇論」自体を読んでいないので(以前にも書いたが、議論に勝つことが自己目的化してる議論になど興味はない)、何について反論してるのかさっぱりわかりません。これじゃあ「まずは「天皇論」を読んでください」と言ってるようなもので、わざわざ論敵の宣伝マンになってどうする?
    こんなものに原稿用紙180枚など紙資源のムダムダムダムダムダァァァァァ!そんなエネルギーがあるんだったら五部大蔵経を血書する方がまだマシです。

    八木氏の論文:
    Y遺伝子の承継という科学的根拠を持ち出すなら、まずその大前提として「神武天皇の実在」を科学的に証明してください。皇室の正当性を担保するのは神話と伝承だけだということが分かってないのか?
    伝統的正当性と合理的正当性の区別ぐらい付けてくれ…OTL

    三荻女史の論文:
    こんな個人的センチメンタリズムの発表など、自費出版の詩集でやってください。少なくとも公共の出版物でやるべきことじゃない!

    …というわけで、一漫画家の誹謗中傷に捉われず実例と論理だけで勝負した砦主様と竹田先生の論文が最も大人な対応ができていましたね。
    あとまだしもマシだったのは、佐々木惣一先生の嫡流こと百地先生と、松浦先生の論考でしょうか。

  2. コ、コメントしにくいレス、ありがとうございます。。。
    他の方への批評はともかく、私の論説への感想をいただければありがたいのですが。。。ここ、私のサイトですので。。。

  3. おぉ、そうでしたね。すっかり忘れてました。
    てか、あんだけ冒頭からハチャメチャだと、砦主様の論考が全く目立たないので(^^)ゞ

    私、以前に「漫画版小説吉田学校」を読んだことがるのですが、牧野については聖人君子のごとく描かれてた記憶がありますので、こういう実態があったとすれば驚きですね。今上陛下を利用して支那共産政府に媚びた小沢大逆未遂事件容疑者に通じるものがあります。
    木戸幸一については戦犯容疑を軍部に押し付け自己弁護に終始した卑怯者のことですので、ほぼ私の感じてたことと同じでした。最後のまとめ部分はここでもよく言及されてることですので、まぁ予想通りでしたね。

  4. 拉致問題に関しては心肺停止から脱出。
    デフレ脱却に関しては逆の心肺停止。
    というのが感想です。

  5. 別冊正論の先生の論説は、もっと行数が欲しかったですね。
    しかし、官僚が職務に忠実だなどという、無根拠な神話を利用して
    これほどまでに皇室が利用されるのかと、改めてその恐ろしさを実感しました。
    個人的には、7章最後の平野貞夫の所業が最も許せませんけれども。
    ノーパンしゃぶしゃぶに行き、高齢者施設から接待をうけるような
    羽毛田信吾が、宮内庁長官に居続けることは、やはりありえないものです。
    私が中国共産党だったら、宮内庁系官僚にハニートラップしかけますね。

    官僚が無謬であるなどと、誰も期待してはいけません。
    寧ろ誤りをすぐに認め、謝り、すぐに歩む道を修正すること
    それを官僚諸君に期待すべきでしょうね。

  6. >かしわもちさま
    ハニートラップなどという古典的な罠に嵌まるのだからどうしょうもない連中ですね…orz

  7. 倉山さん
    こんばんは。藤沢です。お元気でしょうか?
    コメントの流れとしては13日の方が近いのですが、日にちも経っているのでこちらに書きます。

    これから始まる予算審議では、子ども手当の扱いは、一つ大きなポイントになると思います。というより、与謝野さんはこの点についてきちんと立場を明確にする必要があると思います。少なくとも、たちあがれ日本は昨年の参院選で子ども手当ての凍結を主張しています。(同党のHPより)
    野党には、この点もきちんと追求して欲しいと思います。

    また、統一地方選が終われば、予算関連法案の後始末、そしていよいよ増税論議になるかと思われます(普天間とアメリカの出方も大きいと思いますが)。その時、金融緩和の効用をどれだけ上手く説明できるかがヤマ場だと思われます。そうでなければ、議論が相手のペースにはまる恐れもあると思われます。

    増税にしても金融緩和にしても、あくまで手段であって目的では無いと思います。勿論、金融緩和の目的が失業率の改善というのは理解しておりますが、その事をきちんとプレゼンするのは政治家の役割が大きいのも事実でしょう。また、この点について付け加えれば、増税の目的も現時点では二つ三つになっているような感じで、はっきりしない感じがしています。この点も攻略の糸口になるのではという気がしています。

    すみません。長くなってしまいました。それではまた、宜しくお願いします。

  8. 前段抜きで。新田ひろし様拉致問題は心肺停止から脱却とは如何に。認定者にはそうかも知れませんが、特定失踪者には益々悪く、ご臨終ですと宣告される日が近づいたとしか思えませんが。倉山先生のご努力や奪還の会の学生さんの活躍には申し訳なく思いますが、砦の読者の方如何ですか

  9. 次回,『政近(せいちか」でも「せいきん」でも好きな呼び方でどうぞ)!_!」
    2月2日(水)Open18:00/Start18:30 @文京区シビックセンター (or 区民センター< ?!)26階「スカイホール」!?>
    最終回まで、あと2回(・・)・君も ゛Mitsuru Kurayama ″ のライブを聴け!

  10. 倉山さん
    お久しぶりです。
    昨夏の参議院選挙をはじめ、北海道補選・茨城県県議・西東京市議選等々を見て分かるとおり、菅民主党はボロ負けしています。
    したがって、4月の統一地方選選挙も大敗を期するでしょう。
    そうなれば、たとえ1パーセントの支持率でもやめないとうそぶく菅首相は、衆議院解散せざるを得ません。
    政権交代からこれまでの時間は、菅直人氏に総理大臣は無理で民主党は政権運営できないことが明らかになった点で、無駄ではありません。

  11. 生島様

    心中いかばかりかと御察し申上げます。政府が認定した拉致被害者とは異なり、おおよその所在も不明な点が多い特定失踪者の関係者の不安は、当事者でなければ解しえない、汲みしえないところが多々あるかと思います。
    その中で一人一人ができることは、政府に早期の解明と解決とを要求すること、何より特定失踪者という存在を多くの人に知ってもらうことにあると思います。その努力は不断の行動が必要であると同時に、絶対に諦めてはならないことだと考えます。そのことは既に砦主様が過去に論じられた通りだと思います。

    いったい心配停止というのは即死一歩手前のことをいうのですが、果たして今の拉致問題は即死一歩手前だという状況でしょうか。それは軽々しく言うべきことではないだろうと思われます。
    またそこから状況がよくなるということは知りうる限りの日本語では蘇生という言葉を以ってあらわすものであり、脱出するという言い様は寡聞にして存じませんが、あるいは最近はそういう言い方もするのでしょう。
    聊か誤解しやすいと思うのですが、大江某が言うように日本という国は「あいまいな国」らしいですから、それもありなのかもしれませんが、しかしその「あいまい」なるものが、今日に至るまでの拉致問題の未解決という事態を招いたことは決して見逃されてはなりません。

    何れにせよ、早期の解決と一刻でも早い帰国に向けて行動しなければなりません。

  12. >叔父さんの息子さん
    僕も同じ「新田」氏ですが、僕は大学のゼミのレポートの2ページを丸山眞男の人格非難に使いました(笑)

  13. >生島さん
    配慮が足らず申し訳ありません。
    私の認識を話させていただくと、全く対話の余地のない仙谷氏が担当を外れたことによって本当にわずかではありますが一厘の兆しが、光は差し込んだのではないだろうか。というものです。
    何よりも早期救出というのは絶対であることは変わりません。

  14. やらせないか…ですか…。毛嫌いも何も、国会みてて、本当に僕は社民党のあのおばさん(名前を伏せます)が嫌いなのです。あの人に何もしゃべらせたくない。批判ばかりをして、文句ばかりをいい、わがままで・・・地位があるので彼女がだだをこねると、政府全体が混乱します。

    今でも忘れません。
    朝鮮半島のミサイル事件で邦人を救出することを目的に自衛隊を派遣する事に対して…
    「自衛隊を派遣することは戦争に参加すると言うこと。私はゆるさない!!」
    いやいやいやいや!なら朝鮮半島にいる邦人はどうやって助けるの?あの人は具体的な対策を言わないんですよ。他の議員だってそうです。鳩山しかり、谷垣しかり…。
    「兵器は憲法に反する!!自衛隊は憲法に反する!!」
    どうやらテポドンが飛んできたら、自ら突っ込んで、日本に被弾する前に爆発させてくれるそうです。ありがたや…。

    とにかく、感情的なのはいいですが、筋が通らないいい分は憲法の力でやめさせる事はできないでしょうか…倉山先生の授業を聞く限り、憲法にそればそるほどおかしな判例が出てきたりしますが…(苦笑)

    >>新田ひろしさん
    確かに、早期救出というのは絶対ですね!!ただ、上記にもある社民党と愉快な(言動がおかしい)仲間たちが、妨害してくれているように思います。何の対策をうとうとも文句ばかり。様々な思想から日本に貢献しよう。それが多くの政党がある意味なのに、自分たちのために日本全体を犠牲にする…時代が時代なら、皆、ころされてますよ。
    前回の政治を近くする会でも言いましたが、実に現代人は情報に疎いです。何故、政府と国民の一番の接点であるマスコミがそれを伝えないのでしょう。僕には、仙石さんの思想がどうかは分かりませんので深くはいえませんが、一人の議員が止めたところで、前進はまったくしてないかのように思っています。

    戦争は反対ですが、確実で、手っ取り早く、そして唯一確信できる対応策は…やはり戦争だけだと思っています…はぁ…口では簡単にこういえますがやっぱり戦争は……

    え?話合い?まだそんな事をいっているんですか?

  15. >匿名生徒さん
    戦争をするのではくてまずは戦争をする覚悟ではないでしょうか?
    アメリカは自国の記者が拘束された時は、戦争をしなくても救出できましたよね。戦争をする覚悟をしたうえでの、話し合いなら十分に救出は化のであると思います。

  16. >>新田ひろし
    できれば、戦争は避けたいものです。僕らの世代では、まだ戦争を経験したわけではありませんし、それほど、知っている人が死んだわけでもありません。戦争をする覚悟…大人な表現方法をお教えいただきありがとうございます。

    確かに日本にないのは、防衛に対する体勢です。攻撃は最大の防御なり。戦争の覚悟がないからこそ、日本はアメリカとは違ってなめられてしまうのです。

    恐ろしい戦争という認識がどうも抜けない私ですが、それはダイナマイトと同じです。歴史上、ダイナマイトは戦争に使われて来ました。だが、本来のダイナマイトの使用目的はまったく違う。戦争という言葉の概念は、もっと別の使われ方をしなければなりません。核もまた同じです。使われ方によって、大きく違いがあります。
    日本はもっと交渉上手にならなくてはなりませんね。

  17. すみません。新田ひろしさんを呼び捨て表記してしまいました。
    もうしわけございません。

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