今、拉致問題についてどうすべきか

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 本日13時から、「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」ですね。
 そういう情報だけは集まってきます。忘れていませんよ。といっても忘れさせてくれないでしょうが。
 リクエストにお答えして、久しぶりに拉致の話をします。
「何をすれば良いか」のご質問への結論から言うと、

 先を見据えて他の事をやる!

です。少なくとも、今年の参院選挙まではそれどころではないです。これは生島さんもそう認識しています。ただし、他の戦線で売国勢力の思惑をことごとく潰していけば、拉致問題の解決に近づくのです。

 まず、1997年〜98年頃に私が何を考えていたかは、「亡国前夜(9)」を御参照ください。何をしていたかもある程度読み取れるとも思います。
 最大の成果は「拉致は人権問題」であるとの認識が広がったことです。これで如何なるサヨクも拉致問題解決の正当性を否定できなくなりました。
 ちなみにこのキャッチコピーは、朝日新聞とアメリカ民主党に訴えかけることを主眼としています。
 なぜ彼らかと言うと、保守勢力だけを結集しても解決しないからです。

 永田町で親米派小泉政権が成立し、アメリカがアフガンとイラクで足をとられる前だったので、五人の被害者とその家族の方々は帰国できました。
 要するに、日本がまともな国防努力をしていない以上、親米派政権の時にコトを進めねばならないのですね。では、そのアメリカ自体が弱っている今、何をすべきかになります。

 むしろ、拉致問題の解決どころか、外国人参政権その他、防戦一方の情勢です。
 では劣勢の時には何をすべきか。
 味方を集中し、積極主導で攪乱し、敵を分散させ、各個撃破。これしかありません。
 その際には戦場の選定が重要になります。
 その戦場は、外国人参政権を今国会提出断念に追いやった以上は、次は夫婦別姓法制化でしょうか。
 ただしそれ以上に、小沢から人心は去り、谷垣の命脈は尽きたのに、それを倒せる主体がない。
 なぜか。集まる旗印がないからです。
 ただ、それは連休前後まで待っても良いでしょう。永田町と、これはあまり報道されませんが霞ヶ関でも、すさまじいうねりがあります。(この前のは、某クニオがぶち壊しましたが・・・)
 私は、ここではお名前を書けませんが、○○○○さんに日本の救世主になってもらうしかないと思っています。

 色々な方に申し上げたことなのですが、仲間内で争っている場合ではないのです。
 敵は強大なのです。そして大多数の日本国民は「日本はどうなればよいのか、何をすれば良いのか」を求めています。
 だからこそ、「船中八策」をこの砦で公開したのですが。
 本当は「売り物」にしようと思っていたので、その予定はなかったのですが。。。

 まずは今次参議院選挙で、X人の賛同者を当選。非改選のY人を足して、○○○○改正案を提出し、保守か否かの色分けをする。そこで斬り死に覚悟で戦った?名を中心に、保守だろうが誰だろうが反対できない、拉致問題を仕掛ける。これしかないでしょう。そのために、今から、信頼できる仲間を増やしておくことです。

 ちなみに坂本龍馬は、とにかく人に会いに行きました。

 それまでは、「日本は危機である」を一人でも多くの人に伝えることが大事になります。
 ほとんどの人は、亡国前夜だと気付いていませんから。

 ちなみに先日の「日本活性化の処方箋」の参加者の一人の女性は、「私のマニュフェスト!」を毎日作っているそうです。「日本の問題点を、抽出・列挙・網羅する」は誰でもできることなので、どんどん人に伝えていけば良いと思います。この方、「日教組を一人で叩きだした鎌倉市議」で有名な伊藤玲子さん(今月の『will』にも書かれています)ともお知りあいだそうで。

 ちなみに伊藤さんは、来年の統一地方選挙に出て、日本を守ろうという、行動する女性と若者を探しておられます。(告知)

「今、拉致問題についてどうすべきか」への0件のフィードバック

  1. 記事番号162番ですね。
    ランチェスター弱者の戦略ということでしょうか。

  2. 倉山さん

    お早うございます。藤沢です。
    11月29日の「昨日御礼他」を読み返していました。
    気持ちに変わりはありません。拉致問題は、倉山さんの話通り、安全保障から国民の一体性まで幅広く問われる試金石だと私もそう思っています。

    亡国前夜(9)も、懐かしい感じで(www)読み返していました。
    (2月14日の(11)も、まだ読んでいない方はどうぞ)。

    でも倉山さん、すごいのはその時のあらすじですよね。
    『親中派として権勢を振るう、野中広務・鈴木宗男・古賀誠に対し、隠れ親米派であった青木幹雄は小泉純一郎を担ぐ陰謀をめぐらし、反撃を開始する。

    ・・・・・、さらっと書かないで下さい、と言った所でしょうかwwwww。

    それにしても亡国前夜シリーズ、(9)が昨年の11月6日で(11)が2月14日で今日が3月27日ですか・・・。いつ終わるのでしょうといった点では、ガラスの仮面か亡国前夜かという感じも致しますがwwwwwwww。

    ・・・軽いネタです。失礼しますた。お体お大事にどうぞ。
    それではまた。

  3. >仙台さん
    おっしゃる通りです。

    >藤沢さん
    『ガラスの仮面』・・・光栄です。美内先生に対して恐れ多いです。。。

    「船中八策」のレスの議論、30超えましたね。
    でも私の問題提示とまったく関係ないような。。。笑

  4. これまで成果の上がっていない課題が羅列されています。

    参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会
    平成22年3月26日
    −−−−−

    北朝鮮による拉致被害者に対する万全の支援及び拉致問題の解決促進に関する決議

     北朝鮮による拉致は我が国の国家主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題であり、未曾有の国家的犯罪である。我が国はすべての拉致被害者の安全を確保し、直ちに帰国させるとともに、拉致に関する真相の究明と拉致実行犯の引渡しを強く要求している。
     これらの点にかんがみ、参議院においては、これまで複数回にわたり拉致問題の解決を求める決議を行ってきたが、この際政府に対し改めて、平成14年に帰国した拉致被害者及びその家族に対する支援措置に万全を期すとともに、拉致問題の解決なくして国交正常化はあり得ないとの不動の立場から北朝鮮との間で粘り強く協議を進め、次の諸点に留意し、拉致問題の抜本的解決の促進に遺漏なきを期すことを求める。

    一 平成14年に帰国した拉致被害者及びその家族並びに今後帰国する拉致被害者等の自立及び生活基盤の再建等に資するよう、国、地方公共団体、民間団体等の連携に留意し、支援策の実施に十全の対応をすること。

    二 政府は、適時適切に、拉致被害者等支援法改正後の実施状況、帰国した拉致被害者の生活基盤の再建等の状況及び補償の問題、未帰国の被害者の状況等を勘案の上、被害者の支援について万全を期すこと。

    三 政府認定に係る拉致被害者以外で、拉致の疑いのある事案についても、その真相究明に積極的に取り組むとともに、拉致被害者の認定を進めること。

    四 拉致問題に関与した責任者等の厳正な処罰の執行とその報告、具体的な再発防止策の確立、拉致被害者に対する損害賠償の確実な履行について、北朝鮮に対し強く求めること。

    五 政府は拉致問題がいまだに全面解決に至っていないことを踏まえ過去の検証を行うこと。

    右決議する。

  5.  倉山先生済みませんがこのコーナーをまたお借りします。お許しください。
    2日間考え、恐る恐る感想を! 先ず参院拉致特の情報が何を意味するかです。10日前には衆院で支援法の延長が議決されましたが、誰も注目しなかった。今回は横田さんが傍聴したからですか?この様に拉致は認定者だけと認識させられているのです。質問答弁中、韓国の拉致被害者の事を取り上げ、日本人の特定失踪者には一言も触れませんでした。日本国内に扱いの違いのあることを理解して下さい。勿論世界に発信し各国との連携、帰還事業や難民も含む人権運動は重要です。しかし、拉致はいつから始まったか分かりません。疑いの濃厚な者の中には、50年に近い人も居ますし、平成14年の人も居ます。50年以上ずっと続いているということは、その間日本国内は安全ではなかった。そして認定者以外の解決がなければ、国内の安全は保障されないのです。取り返せないということは、日本は主権侵害されても何もしない国と、外国から理解され「在日外国人…地方参政権要求」などに繋がってゆくのでしょう。現政権だけでなく、前政権も含め日本丸は荒波の中です。私は残りの人生を大上段にかぶり、真正日本を探ってゆきたいと思います。生島

  6. 生島さん

    国民の一人として、思いは一緒です。みんな一緒です。
    みんなの知恵と力と勇気を結束させて、絶対解決しましょう!

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