自民党はなぜ敗北したか。講演などでは「鎌倉幕府が滅びたのと同じ理由」と述べています。ということは民主党政権は???
さて、本題。
自民党が敗北した理由としてまったく間違っているのが、「麻生太郎が漢字が読めなかったから」である。そんなものは単なる現象であって本質でもなかろう。
翻って考えよう。池田勇人などは所信表明演説で「能ある猫はヘソ隠す!」と自信満々に述べて国会中の大爆笑を誘い、「君達、人が真面目に演説しているのになんだ!」と本気で怒ったので、さらに自民党も社会党も一緒になって笑いあったという逸話も残されている。
では麻生と池田の違いは何か?麻生は慢性的不況(要するにデフレ)下の総理である。経済が上手くいっていない時にアホなことを最高責任者に言われたら国民は殺気立つ、というそれ以上でも以下でもない現象である。逆を言えば経済が上手く言っていれば笑って許されるのである。
池田は高度経済成長を成功させた総理大臣である。戦後政治家の中で唯一、日本をどのような国家にするかという意味での国家観を描き、病気で退陣するまでほとんどすべてに成功しているのである。最も成功した池田の理念は、「日本は特別な金持ちなど居なくても良い。皆が真面目に働けば、皆が豊かになれる社会を実現するのだ」である。これは一時期「総中流意識」などと揶揄されたが、「ごく一部だけが特権階級、ほとんどすべてが下流」などという今と比べていかがか。もはやなつかしいを通り越して夢物語であろう。しかし確かに存在したのである。
確かに池田には、吉田茂首相や石橋湛山蔵相のような優れた上司もいたし(もうひとり重要人物がいるのだが、それはいずれ論文か本にしたいので企業秘密)、前任首相の鳩山一郎や岸信介は既に高度経済成長路線を走っていたし、そもそも下村治のようなブレーンの発案がなければ出てこない発想だが、それでも高度経済成長により、極端な金持ちは居ない代わりに極端な貧乏人は出さないという社会を築いた功績は、誰よりも池田勇人に帰すべきであろう。その後の自民党は池田の遺産を食いつぶしていたと断言できる。
自民党が政権を維持できたのはなぜか。民主党登場以前は、野党第一党の座に日本社会党という、政権担当意欲が皆無な、政党と呼ぶのもおこがましい院内会派兼圧力団体が居座っていたから、国民はどんなに与党に不満でも現実的には自民党しか政権の選択肢がなかったからと言える。ただこれだけでは、自民党が時々大勝した理由が説明できない。そのような消極的な理由だけなら、自民党も社会党も両方とも目減りしなければならないが、社会党だけが一方的に減退しているのである(例外が土井たか子のマドンナブーム)。
昭和五十一年のロッキード三木おろし選挙が「支持政党なし」のいわゆる無党派層が発生したとされる。これ以降の12回の衆議院選挙で、10回は無党派層の動向で風が吹いたと言われる。つまり、世論の風により勝者が決まっているのである。自民党は5勝5敗である。
内訳は、
三木・・・ロッキード事件と三木おろしへの反感で大敗。新自由クラブ躍進。
大平・・・一般消費税導入発言への反発でさらに大敗。伯仲国会に。
大平・二回目・・・大平の死への同情票で大勝。
中曽根・・・田中角栄有罪判決で大敗。伯仲国会で新自由クラブとの連立を余儀なくされる。
中曽根・二回目・・・衆参同日解散を断行し大勝。
海部・・・社会党政権への不安を煽りまくり、議席は減らしたが安定多数を獲得。
宮沢・・・政治改革解散。新党ブームで大敗。野党転落。
(橋本・・・特に風なし。与党を確保。)
(森・・・意外と風が起きず。与党を確保。)
小泉・・・小泉ブーム。大勝。
小泉・二回目・・・郵政解散。史上最高の大勝。
麻生・・・政権交代選挙。民主に大敗。
そもそも自民党とはどのような政党か。社会党ではなくて自民党でなくてはならない理由はなんだったのか。
これは私の独自の説ではなくて、浜田幸一という政治評論家が言っていたのだが、自民党の存在意義は「富の公正配分をすることにある」だそうである。これと同時に、「自由主義陣営の一員として日米安保条約を守り云々」となるのだが、それは如何なものか。池田の死後の佐藤内閣では、主権国家としてまともな国防政策をやめているので。
つまり、自民党は経済が元気で、利権を配れる以上は政権政党でいられたのである。上で言えば、中曽根内閣まではバブル期で何とかできているのである。闇将軍と言われた田中角栄の本質はアメである。ムチを与えようにも、三木武夫や検察庁に塀の中に落とされた田中が生き残るにはアメを与え続け、自民党内に巨大派閥を維持し続けなければならなかったのが実情である。私は田中角栄という政治家に、特に総理就任後に関しては、むしろ哀れを感じる。
一方で失われた九十年代は竹下支配の時代である。配るアメがどんどん縮小していく時代である。島根県の人間なら誰でも知っている話だが、別に竹下に政治献金をしても利権にありつける訳ではない。ただ支持しないと絶対に排除されるだけである。自民党と圧力団体の関係もこのようになっていく。自民党に勝てる政党が登場するまではこのような状態が続くのは必然であろう。竹下登の本質はムチである。私は竹下登という政治家に、悪魔性を感じる。
竹下登は十ヶ月だけ権力の座を譲り渡したが、死ぬまで権力を手放さなかった。確か島根の、竹下の葬式に財務事務次官が駆けつけていなかったか。そんなの竹下の継承者への忠誠の儀式でなくて何か。(この辺り、政治評論家の渡辺乾介がこれでもかと描写していた)
それでやったことは?失敗し続けた経済政策?
できあがったのは?あと一歩でとりかえしのつかない格差社会?
大体、マネーサプライ(市場に出回らせる通貨の量)を十五年いじらないって、どういうことだ?つまり、ペーパーマネーが希少品になるから価値が上がって、ということは手に汗流して働くことの価値が下がることでは?それは博打みたいな人生をやってたまたま当ったIT長者だけが得をするという社会の到来では?
今の慢性的経済不況を小泉改革の責任にする人が多いけど、根本的には竹下の責任では?
小泉時代の経済政策に関してはただ一言。中途半端なカンフル剤!それ以外で本質的に付け加えることがあればご教示ください。
次回から小泉編に入ります。内容は、
「小泉純一郎の政治改革と限界」と「世にも不思議な物語」です。先にラスボス登場編(=愛国者激闘編)ができあがりましたが、小泉編はサラリと終わりたいです。もしかして小泉がラスボスだと思った人はいました?
それにしても、民主党政権。格差社会を少しでも良くする気配、皆無ですな。日本の富を同増やし、どう配るかに関して、何かを考えているようにも思えない。自民党もだが。
そもそも自治労って政府に寄生しようという集団なので、公正などという概念が無いからなあ。池田勇人が「富の公正配分」「総中流社会」のようなことを考えたのは、訳のわからない社会主義者に日本を食い荒らされないためでもあるのだから、単に経済政策を超えて、思想戦とか安全保障政策の意味でも意義があったと思う(この辺りは、日本の地政学の普及者である倉前盛通先生も「池田にはグランドデザインがあった」とおっしゃられていた)。
特定の老人が若者を搾取する社会、いい加減に断ち切らないと。
ついでに外国人参政権にも一言。
若者は選挙権や被選挙権がありませんし、公務員の地位にもありません。一方で、特定の在日外国人も同様ですが、特定の日本の政治家に巨大な影響力を行使しています。例えば、政治献金をしたり、選挙でタダ働きをしたりです。
日本の若者が何もしないと、彼ら日本を乗っ取りたい人に二度と逆らえなくなります。まずはできることをしましょう。とりあえず、この砦を毎日見て、書き込みをして、一人でも多くの人に伝えましょう。参加できるイベントには全部参加しましょう。そこにどれだけの若者が集まっているか、本気で国を思う若者が集まるだけで、大人たちの見る眼が変わります。
老人達が無茶苦茶にした我が日本!守るのは青年です!
最後に吉野作造の口癖。
「時代を動かすのは常に青年である!それはいつの時代、どこの国家でもそうである!」
なぜ日本の若者に行動力がないのだろうか。内容は別としても日本でも嘗ては学生運動が盛んであった。中共文革の紅衛兵を見るまでもなく、どこの国も若者が活動の尖兵である。それは若者を導き動員する戦略を持つ指導的人物がいないからである。左翼はピースボートなど、そこそこ盛んなようであるが、我が陣営の方にはその努力が足りないのではないだろうか。まあとりあえずは2009−11−7の欄の13日のコメントを見て、行動を望みたい。
倉山さん
お早うございます。藤沢秀行です。
シリーズの復活、楽しみに待っておりました。
かなりの長文、力の入り方を感じます。
今日の話は論点も多いですね。
しかも倉山さんの忙しさを推察するに、リクエストは勿論、質問すらはばかられるこの状況、コメントもなんか難しいです。
1点目として、無党派層について見解を記載させて下さい。
会社員である私にとって、結構興味深いテーマです。
都市への人口が集中するにつれて、増大してきたと思われます。大半は会社員と言って良いと思います。
生活水準の向上と産業構造の変化か、労働組合は組織率を下げて行きますよね。大雑把にいって、「都市部にいる会社員で非組合員」が無党派層の原形とでも言っておきましょうか。
(後の話のために、一般論で話してます)
以前のような好況は望めない状況が続く中で、無党派層の投票時の評価基準も固まってきたような印象を持っています。ここでは一言で、「政治の運営能力」と表現したいと思います。構成要素は以下の通りです。
1.行政機構に対する指導力:彼らの経費感覚とスピード感に対する指摘と対応をきちんと行えるか。
2.決断力と協調性:重要な判断をあまり日数をかけずに決める事と、政党内で必要以上にもめない事。
3.国会議員個人の総合的な人格:
不要な失態をおかさない。ある程度は人望も必要。世間との感覚でズレすぎない。
少なくとも私はこんな感じで見ています。言うまでも無くこの間の総選挙での自民党の敗因です。
「自分の会社ならばこんな上司、社長、役員の存在などありえない!」
その冷静な(ある意味怒りの)視線が国会議員と公務員に注がれているのだと思います。
ある意味、政策以前の話だったりもするわけですし・・・。
国全体という点で言えば、やはり政党がきちんとこの部分(無党派層)を拾い上げて可能な限り組織化していく(労働組合とは違う意味で)所が無いと、政治そのものが安定しない意味もあると思います。
・・・話を続けながら質問をとも思ったのですが、このあたりについては、次の小泉総理編の話を伺ってからの方が良さそうな気がしてきました。
2点目として、経済政策の話と質問もしたかったのですが、長くなりましたので、メールを分けます。
またよろしくお願いします。
倉山さん
藤沢です。連投します。
2.経済政策について
竹下登って、昭和60年のプラザ合意時の大蔵大臣なのですよね。消費税導入時の総理でもありますし、大蔵省との結びつきが非常に強い印象がありますよね。(実際そうでしょうけど)
失われた10年を無理やり3つにまとめればこんな感じでしょうか?
1.消費税の導入と税率up
2.金融引き締め
3.不良債権処理(の遅れ)
経済面で言えば、この過程の分析は非常に重要だと思われます。後の世代からみた時に、時代の転換点と呼ばれそうな気がしますよね。
竹下編の時に言及しきれませんでしたので、質問を含みに記載させて下さい。
やはりこの過程で重要だと思われるのが、大蔵省の存在、意向だと思うのです。竹下と二人三脚とみるべきか、別個の巨大勢力とみるかは私には不明ですが・・・。
彼らの思想として、以下の4つが宗教的な程に強いと思うのです。
1.インフレへの恐怖、嫌悪
2.円高=不況=悪いもの
3.銀行は自分達のもの
4.とりあえず増税
失われた10年との関連で言えば、この4つとの関連が深いように思うのです。立証が感覚的になってしまっている点は申し訳ありませんが・・・。
大蔵省についての言及と解説も、可能でしたらお願い申し上げます。
個々の点についてきちんとした理解が無くてすみませんが、不良債権処理と円高への対応不足とデフレという点では、戦前の状況に酷似しているのではと、どうしても思うのですよね。これに軍事的緊張が加わった時には・・・。
まあ、それはともかく、倉山さんのように守備範囲の広い学者の方がいらっしゃるのは非常に良い事だと思います。
私自身も、知識と理解を、イメージとしては立体的なものに組み立てたい(深めたい)と思っておりますので、今後ともご教示頂ければと思います。
シリーズの完結まであと少しですかね。最後まで頑張ってください!
それではまた。
藤沢様
ありがとございます。お察しの通りの状況ですのと、皆様の議論にお任せしたほうが良いような議論なので(笑)、簡単に。
第一点ですが、前提として平成の政治改革でかなり政治浄化が進みました。その証拠ですが、たとえば、中選挙区時代は投票日数日前に選挙参謀は雲隠れするものでしたが、以後はみんなと一緒に開票速報を見守っています。最近の公職選挙法違反って「アルバイトに時給千円払ったから買収」とか、安倍内閣の事務所費問題とか、どうでも良いようなことばかりですし。
ただこれは裏を返せば、議員の「勤め人(サラリーマン)化」「小粒化」とも言えます。
明らかに現在の日本の情勢は悪化しています。不利な情勢の時に、最善手とか常識論しか言えない人というのは、はっきりいって使えない人達であり、少なくとも責任ある地位についってはいけない人達です。
常識を超えた勝負手を考えている、そして戦機(好機=チャンス)を見逃さずに事態を好転させてくれる人、そういう人を政治家に求めているのではないでしょうか。それに答えられなければ民主も自民も先はないでしょうね。
第二点ですが、竹下健在期に大蔵の中で誰が逆らえたか、それは知りません。ただ竹下の強みはとにかく「やりたいことがない」です。これは現行憲法体制では恐ろしい強みです。つまり権力保持のためならば何でもできるのです。これは普通の政治家ならば精神的に耐えられないことです。
では大蔵省(財務省)が戦前戦中戦後と一貫して守りたい、藤沢さんの言葉を借りれば「宗教」とは何でしょうか。それは「健全財政を守りたい」です。これは『大蔵省史』などの基本史料を通読していると完全に一貫しています。戦争に勝つよりも大事であって、彼らが平和勢力とか戦争賛成勢力とかそういう基準すらが無意味なのです。安倍内閣の時の改憲草案に「赤字国債発行禁止」を書き込むよう強く主張したほどですから。
大蔵省が消費税導入を竹下のしてもらった点も、「健全財政」の観点から考えるべきでしょう。
政治家が予算を自前で作れずに、官僚機構(財務省)にシンクタンクの役割を丸投げしている、これが根本問題です。
竹下は恐るべき権力を持ちながら、単に現状の調整だけしかしなかったので、こうなったのですね。まあ遅まきながらやろうとしたのが次回からの主人公の小泉純一郎です。と強引に予告。でも経済政策にはふれないつもりですので。
ついでに「加藤の乱」は、既に書いている内容以外のことはどんなにリクエストされても書きません!(強調、念押し、笑)
小泉純一郎の最大の日本政治への貢献は、先の衆院選で2/3以上の勝利をしたことだと思う。というのは、「政権交代って、どうやって起こるんだろう?」政権政党が、衆院でぎりぎり過半数、参院では過半数ないという状況は下手すると日本が動かなくなるなあ、、、という漠然という不安(海部さんのときの選挙はそれで勝てたのか!納得なっとく…)があった。
政権を失う側が一時的に衆院で2/3の議席を獲ることで、現憲法下でも安定した政権交代(参院で否決されても衆院の再可決が可能)が行えるのね(逆にそれ以外の政権交代のプロセスは国が不安定になる。)…
まあ、今後は憲法改正を巡る(衆参両院で各2/3以上の賛成で発議)戦いが始まる!のかなあ?と、、、
倉山さん
藤沢秀行です。お忙しい中、対応頂きまして有難うございます。
何回か読み返しながらあれこれ考えていました。
勿論、会社と国家は同じではありませんが、組織構造としては似通った部分もあると思われますし、有権者からみればそれに置き換える事もある意味自然な事と思われます。
一方、倉山さんのご指摘もまったく反論の余地がありませんので、どう捉えていくかという事だと思いますが。
しつこく会社で例えていけば、倉山さんの話で出てくるような人は創業者のオーナー社長がこれに該当しそうですよね。確かに知識とか試験と関係ない世界(能力と感覚)を感じますよね。
小選挙区制の導入により幹事長の権限が非常に強化されましたからね。
ですが、選挙制度に原因と解決を求めすぎるのも違う気もしています。
本来ならば、落選を恐れる者は最初から立候補するべきではないし、見方を変えれば、現実にもその場合の生活基盤のある人の方が、政治家になった時に思い切った事ができるのではという気もしますよね。(このあたり、橋下知事を意識して書いています)
選挙制度的にあえてこの話を詰めていきますと、小選挙区の区割りをさらに細かくとか、比例代表(全国区)の拡充とか首相公選制とかの話になりそうですが・・・、話が広がり過ぎそうですのでやめておきます。
2点目の大蔵省についてのご指摘は、まさに政治家と官僚(とは何か)の根本のような気がします。さらにしつこく会社に例えれば、社長と経理部長ですよね。
一般的には、借金はマイナスの行為ですが、例えばの話、手元資金は無い状況で200万円の収益が見込めるが、そのための費用として100万円が必要な場合ならば、借金は逆に賢明な行為になりますよね。
(勿論現実には世の中そう思い通りではないのですがwwwwww)
確かに経理部長が社長になってしまっては、先に言われたような思い切った事は決して出てこないですからね。
私も普段間単に書いてしまっていますが、そう考えますと、民主主義って結構責任重大ですよね。大事な権利、正しく行使したいですよね。
有難うございました。
またよろしくお願いします。
倉山さん
藤沢です。余談です。
1箇所誤植(というよりたぶん勘違い)を見つけました。
自民党は5勝5敗の内訳の所ですが、小泉総理の1回目の総選挙は平成15年の時で、この時の結果は大勝と言うのは多分正しくないと思います。
(この話は平成13年の就任直後の参院選の事では?)
話の大勢に影響はないですが一応までに。
でもこれが引き分けの扱いだと自民党の負け越しになりますね。もっとも、宮沢のを負け扱いにするかは人によって判定が分かれるかもしれませんが。
(確か倉山さんに始めて質問した話でしたね)
来年の参院選、噂ではダブルをやるのではないかなんて話もありますよね。
自民党の資金(繰り)問題と小沢の性格を考えれば、可能性はゼロではないのでしょうね。
むしろ国全体としてもその方が良いような気もしますけどね。
余談ついでに、自民党の(銀行からの)借入金って、当然ながら株式会社ではないので幹事長個人の保証債務だという話みたいですね。
結構シビレますよね。地味で渋みのあるキャラの大島理森ですが、ここで言葉通り人生を賭けるような大勝負に是非とも出て欲しいですよね。そうすればきっと盛り上がりますよね。
・・・キリが無くなって来ましたので、終わりにします。
失礼致しました。
「総中流社会」というフレーズは、私が中三の頃、公民の教科書や資料集にも普通に載っていたのを覚えています。この当時は「家付き、カー付き、ババァ抜き」などと言われ、冷蔵庫・テレビ・自家用車が「三種の神器」と呼ばれていたらしいですが…
でもよくよく考えてみたら、「所得の再分配」というのは、社会民主勢力の仕事のはずですよね。自由主義社会は経済格差を生み出すのであるから、そこで生み出された格差を是正すべきなのは福祉主義の観点から当然ではあるのですが(憲法25条。でも朝日訴訟「念のため」判決と堀木訴訟判決ってなんだありゃ(?−?))、それを自由主義政党たる自民党がやっていたとすれば、社会党の存在意義って何だったんでしょうか?
更に広げて言えば、当時の野党って何のために存在したんでしょうね。確かに私も大学1年の頃までは、「俺は自民党以外の政党は絶対支持しない!自民党以外にマトモな政党などない(自民党もマトモ言えるかどうかは多分に怪しいが)!」と言っていたのを覚えていますが、有権者になるかならないかという程度の若年層にまでここまで言われる野党っていったい何だったんだろうという気がします。
さて、本日ことのついでに大谷大学の学園祭に行ってきたのですが(高校時代と浪人時代の友人がここのOBなので、結構なじみがあるのですが)、そこの社会科学研究会なるサークルの展示の見学の際にこちらのブログを紹介させて頂きました。いちおう一つの問題提起として「非嫡出児の相続差別という問題について研究してみてはどうか。こちらのブログでも激論になったし(てか、俺がブチ上げたんだが^^;)」という話もして参りました。
もし当日このブログを紹介させて頂いたサークル関連の皆様は、こちらで行われております議論にも参加していただければ幸いです。^^
今回の件とは全く関係ありませんが、ちょっと気になるニュースがあったので紹介。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091113-00000151-mai-soci
<市橋容疑者逮捕>勤務通報した建設会社、契約解除の被害
11月13日22時48分配信 毎日新聞
千葉県市川市で英国人女性の他殺体が見つかった事件を巡り、死体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者(30)が逃亡中に勤めていた大阪府茨木市の建設会社が、一部の取引先から「市橋容疑者のような男が勤務している会社と取引できない」と契約解除を通告されたことが分かった。
同社は今月5日、公開された市橋容疑者の整形後の写真を見て、警察に通報。社内では会社への影響を懸念する声も出たが、「社会人の義務」と判断したといい、「勇気を持って通報したが、こんなことになるとは」と困惑している。【広沢まゆみ】
この「取引先」っていったい何考えてるんでしょうね。一部には「こういう取引先の実名こそ公表しろ!」という怒りの意見も出ているようですが、全くそのとおりだと思います。
以前にも西宮冷蔵なる倉庫会社が偽装を告発したところ、取引先が全部引き上げて会社が倒産したという騒ぎがありましたが(その社長さん、今でも梅田交差点上の陸橋でよく見掛けます)、こういうことが許されると「法を守ろうとした正義のための行動」がバカを見る社会になってしまわないか心配です。
SC様
いつも書き込みありがとうございます。
ただ、「外国人全体を差別せよ」はご自身がおっしゃる通り、極論かと思います。「行動する」ということであれば、大正期には、例えば第三次桂内閣の組閣当日から歌舞伎座には倒閣を求める国民が毎日参集し、五十日で総辞職に至った例があります。たったそれだけ(?)で良いのですから、できることからはじめましょう。
藤沢様
小泉の一回目の衆議院選挙
大勝です。前回より議席を増やしているこれを大勝としないと、海部も敗北になります。というか、小泉が何を考えていたかわからなくなります。
問題は風を利用して安定多数を確保したか否かです。暴風雨から弱まっていましたが、まだブームは続いています。だから郵政選挙はあえて「史上最高(最大かな?)の大勝」と区別しました。
よくよく考えてみたら、自民党が第1党から転落したのって、今回が初めてだったのではないでしょうか。とすると、議席の多数の増減はあったにせよ、「自民党は常に勝ち続けてきた。負けたのは今回が初めて」と言えなくもなさそうですね。平成5年総選挙では野党に転落していますが、それでも少なくとも第1党ではあり続けたわけですし。
それにしても、先日の参議院補欠選挙で感じたことですが、自民党は来年の参議院通常選挙で巻き返す気があるのでしょうか。総選挙では民主党旋風が吹き荒れましたが、「旋風」はいつか収まるからこそ「旋風」なのであって、それが未だに収まっていないというのは、国民の自民党に対する不信感がいかに強いかということを物語っているように感じますし、それに対する無為無策にも違和感を感じます。別に民主党に負けてほしいとは思いませんが、民主党がそれまでの自民党の地位に取って代わるだけなら国民にとって何の変化もないわけですし。
あと一歩で苦しんでいる倉山です。
<よくよく考えてみたら、自民党が第1党から転落したのって、今回が初めてだったのではないでしょうか。とすると、議席の多数の増減はあったにせよ、「自民党は常に勝ち続けてきた。負けたのは今回が初めて」
その通りです(笑)。それが大正解です(爆)。というか、55年体制以降の日本、自民党が議席を減らしたか増やしたか、安定多数をとったかどうかが勝敗の定義であって、与野党どっちが勝ったかではないところから悲劇ですね。
あれだけ逆風の森内閣に対し、自らに風を吹かせられなかった野党って。。。
とか、橋本&森とか、参議院選挙まで言い出すと、それだけでまた別の話になってしまいます。
倉山様
勿論、極論なのですが、現下の情勢は、それだけ切迫しているのではないでしょうか。なぜ外国人全部かといえば外国政府を動かすためです。すべては外国人参政権法案の提出を断念させるための緊急手段です。上手くすれば観光業界も、政府に断念を要求するでしょう。
第三次桂内閣時のことは知りませんが、おそらく状況は今の方が悪いでしょう。国民の過半数が利敵政権を支持しているのです。
状況を冷静に判断するなら、我々の方が少数派ですから、弱者の戦略をとるべきなのです。多数派なら歌舞伎座に50日も参集すれば効果もあるでしょうが、状況はそんなに甘くないと見るべきでしょう。
むしろ地方参政権を外国人に売り渡そうとする売国奴の方が、多数なのですから、これは彼らが取る戦術です。
倉山さん
こんばんは。藤沢秀行です。
対応有難うございました。というより、すみません、失礼致しました。
わたくしが浅はかでございました。
でもなんかこの回答の書かれ方ですと、ますます次回が楽しみですよね。
期待致しております(←お約束www)。
話は変わりますが、昨日話されていた政治家の資質について、改めて考えておりました。
知識や試験以外の発想と行動力が問われている人材を育成するのにあたり、知識を詰め込むだけの教育機関では目的を達成出来ないですよね。
(誤解の無いように断っておけば、ゆとり教育云々などという馬鹿な話をするつもりはありません!ここではそれとは別の話です)
というより、マニュアル以外の対応の利く人材をシステム的に育成するという事自体が既に矛盾を内包している様に感じますよね。
やはり私達はまだ偏差値を超える解を見出せていないのでしょうか・・・。
国家の状況の好転という点では、財務省云々の話とは別に、財政再建を果たしてくれる政治家を選出するための選挙にしたいですよね。
余談ですが、幕末時に薩摩藩の藩政改革に当たった調所広郷が試しに財務大臣になったらどういう手腕を発揮するのか結構楽しみですよね。
まあでも、倉山さんが言われる様な、危機に対応できる人というのは、こういう人を指すのかもしれませんね。
有難うございました。
またよろしくお願いします。
社会、公明、民社、共産といった四大野党がどこも政権を取りに行こうとせずいたように思えます。
どこの政党も選挙で定数の半分に及ぶ候補者を出していないのはその証拠だと思います。
そしていざ政権担当が近くなったりすると何もできなくなる。土井たか子のマドンナブームで参議院で社会党が第一党になったとき、結局何でも反対の政党だったので信頼を失ったともいえます。
少なくとも国会に出てくる政党は国益を最大に考えなければなりません。国益とは何か?一言でこれは国益と言える人は少ないと思います。それどころか国益というと軍国主義だの国家主義だのと言って和まきだす人もいる事態です。私は決して民主党は支持していませんが、民主党の国家戦略局について新社会党の原和美副代表は「戦前のようなおどろおどろしい存在」と言っていました。まあ民主党が国家戦略と言って日本を改善できるとは思いませんが、どこの国にも国家戦略というのはあるものですし、国益を追求するのは当たり前のことです。日本はそんなあたりまえなことを本気になって否定したりするような政治家が議員になるような国家なのです。国家として異常です。いつからこんな国家になったのだろうか?とふと思う時がありますが、そんなことを考えてる暇が今の日本にはないこと明らかです。今はただこの国を滅ぼさないために動くしかありません。あと半年しかないのです。その間にできることはあります。皆さん知恵を出せばきっとこの国を守ることができるでしょう。来年の参議院選挙は民主党に過半数をとらせなければいいのです。せめて来年の参院選は「カクトウギのテーマ」が流れる結果に持ち込みましょう。攻勢はそのあとです。90年の世界最強タッグ決定リーグでゴディ・ウィリアムス組は最終戦の絶体絶命の状況からラスト1秒で逆転優勝でした。最後の一瞬まであきらめなければ勝利というのは舞い込んでくるものです。「日本を諦めない」昔の民主党のスローガンみたいですがまさにそうです。諦めずに最後まで戦いましょう。勝機はあります。みなさんがんばりましょう。
次の参院選で民主党が過半数に行かなかったら、公明党と組むというだけ(公明は中道で、与党が衆院でギリギリ過半数、参院で少数という状況を回避するための”キャスティングボード”政党)なんでしょう?!
自民党でも韓国・朝鮮寄りの議員で、外国人参政権の議員立法を画策して、(社民党は賛成だから、)連立に揺さぶりを掛けている人も一部にいます。
要は政党に寄らず、自分が未来を托せる候補者に1票を入れるということしかできません。
誰がそういう議員なのか、あまりにも情報と選択肢がなさすぎるので、こういったホームページから発信して、(候補者が出て)いって欲しいです!
今日のような高度情報化社会においては、誰でも気軽に情報発信できるために、
二次情報、三次情報があふれている。
このような状況で、
テレビであれ、新聞であれ、インターネットであれ、
情報や物事を頭だけで判断することは、ものすごくリスクが高い。
自分自身の五感と意識(心)をフル活動して、判断しなければならなくなっている。
ITが進化する時代だからこそ、フェイス・トゥ・フェイス、直接会って感じることが重要なのだ。
若者よ、11月24日(火)早稲田奉仕園に集まれ!
http://okamura-takeharu.com/modules/eguide/event.php?eid=24
頭で考える前に、行動しよう。
そうすれば、時代の波を感じるはずだ。
何かが変わる。
来ればわかるさ!
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