総理外遊中に解散風が流れている。
ちなみに、倉山塾の調査では、もし安倍首相が増税延期を決断した場合に
造反すると公言できる議員はゼロ!
では安倍首相は11月17日に速報値が出た瞬間に
「これでは10%の増税は無理です」と早々と宣言すれば良い。自民党議員は誰も造反しないし、法律の書き換えなど一日で終わる。
総理は解散と公定歩合については嘘をついてよいことになっているので、今の安倍総理の発言を追っても意味がない。
問題は、今回の解散で誰が得をするか。
「増税延期」を公約に戦えば、自民党議員の大半は国会に帰って来れる。
仮に10%増税を延期しても、8%増税の悪影響は来年4月から本格化する。
とすると、今のうちに選挙を済ませておきたい。
誰が?
去年、8%の増税を支持した自民党議員が。
財務省は、今回は10%の増税は無理と、撤退戦を考えているように見える。
だから解散総選挙のドサクサで、いつでも増税賛成に回る議員を確保し、機会を得て逆襲しようとしているのか。
戦いで最も死人が出るのは追撃戦。
私はこの状況で、10%の増税を阻止できるかどうかは五分五分と考えている。
増税延期、衆院解散、素晴らしいと思っていたらもっと深い淵があったのですね。改めて政治は汚い!
倉山さん、お疲れ様です。
エントリーの内容を私なりに解釈すると倉山さんは解散総選挙には反対ということですね。なるほど。
私は今回は選挙をやったほうが良いのではと考えています。
というのも今回の選挙の目的は一見すると自民党内増税派を黙らすためだけの選挙に見えますが、実はそれは安部首相のフェイクなのではないかと考えているからです。
今回の選挙の安倍首相の本当の狙いは、財政再建をするためには消費税増税が必要であるという考え方が間違っているということを国民と自民党議員に広めるための選挙なのではないでしょうか。
もちろんそうだとしても倉山さんのおっしゃるとおりリスクはあります。
財務省の犬が面従腹背をして大量に自民党内に潜伏する可能性を否定できません。しかし、このままでも安倍首相はジリ貧なっていくのも目に見えているのではないでしょうか。
私の見立てだと、第一次増税政局での消費税反対派は多くて1割。
今回の第二次増税政局での消費税反対派は多くて3割。
完全に党内のパワーバランスでは負けています。
今回の選挙で安倍さんは党内の反対派を6割ぐらいに持っていきたいのではないでしょうか。
そして選挙中に実は消費税の増税では財政再建はできないということを国民に広めて、自民党の議員をある程度縛る力になればと考えているのではないでしょうか。
私は消費税増税阻止に関して倉山さんが命がけで取り組まれていることを確信していますし、そのことについて他の言論人やら学者やら一般人がウダウダ言う資格のあるやつなどいないことも承知しています。
しかし倉山さんの活躍のあって世の中が変わりつつある今でも一般国民のほとんどが消費税に関しては
自分の懐が痛むから反対だ、というやつか
今は景気が悪いから反対だけど景気が良くなればすぐに上げるべきだ、という誤った考えが主流です。
これをどこかのタイミングで
消費税はそもそも必要がない。経済成長すれば良い。それには消費税は邪魔だ。
に変える必要があります。
そのタイミングは今なのではないでしょうか。
今回の選挙の狙いは消費税に対する見方を変えることだ、そう仮定すると
この選挙を利用してこちらの陣営がやるべきことはいろいろと見えてくるのではないでしょうか。
私は個人的にはそのように感じています。
まあどちらに転んでもこちらの陣営は厳しいことは間違いありません。
そこで私はあえて倉山さんに言わせていただきます。
あんたが大将なんだから。 と
お体に気をつけてご活動ください。
どうも、失礼します。
うーむ、さすがにしぶといですね。ですが、こう考えれば自民党の某輝ける銀狼(笑)がいの一番に増税延期に回ったのも理解できる気がします。
いっそ、今回は解散を見送って、この後いつでも解散できるというカードを確保するのも一つの手なのかもしれませんね。(菅直人みたいな感じですかね?)
分かってはいましたが、本当に財務省の工作を疑い始めると人間不信になりそうです。ひょっとしたら、彼らはアメリカ様やユダヤ(笑)よりも権謀術数に長けているかもしれませんね。
先生、いつもヒントをありがとうございます。
「解散」は総理の武器ですが、どうして急に解散風なのか?
安倍首相は「言ってない」のに、どういう事なのか?と思っていたところです。
やはり政界の動きはそう単純ではなく、窺い知れないものがある。
油断せず、気を引き締めて、雑音に惑わされず、増税派の首を狙います。
以下、ページの主題とあまり関係ない一般論ですが、
以前、フリッツ提督さんから「過去のページを読む事、せめて関連する記事を読めば良い」とアドバイスを受けました。
「関連する記事」を探すのが大変だ、と頭を悩ませていたら、ページの下に一覧があったではないか!
つい最近まで、そんな事にも気付かなかった(馬鹿め!)恥ずかしい・・・
過去の「関連する記事」の書き込みを読むと、真面目な議論と高度な知識、改めて感嘆しています。
それに引きかえ、いつも思いだけの書き込みですみません。(枯れ木も山のにぎわい)
最近は、付け焼き刃ですが、分かる範囲で人に簡単な説明などするようになりました。
一般人でも政治に興味と正しい知識を持てば、そのぶん国が良くなると考えるようになったからです。
砦には本当に感謝です。
報道等を見て私が感じたあちらの意向は以下のようなものです。
・増税延期期間の短縮と期限明示の徹底
増税時の抵抗をなるべく無力化するため
・増税判断は総選挙前でなく選挙後
自民圧勝でなければ増税するための布石
他の団体は今が増税政局の大きな山場だということに
意識が向いているだろうかと内心忸怩たる思いがします。
「どうせ条文改正するんだから来年4月から5%に戻す事を公約にしては?」
との声も与党内からあがっている(政府関係者)
ぐらいの観測気球も1つぐらい上がってほしいですね
倉山先生おはようございます。はぁー、8パーセント支持議員が喜ぶですか。なんか増税派の声が小さいのはなぜかなぁと考えていましたが、なんか選挙しようがしまいが大した差はなさそうですね。やはり各種経済指標をみると8パーセントに上げた時点で勝敗は決まっていたのですね。言いたくはないですが既存の権力層を壊すにはやはり物理的暴力しかないのでしょうか。いつもいつもご苦労様です。長文失礼しました。
よく空気の話が出ますが、ここ1〜2週間で信じられないくらい変化しました。
増税延期は当たり前で争点は寧ろ解散するかどうかになっちゃいましたw
この流れを作ったのは増税延期するために総理側が仕掛けたものなのか
財務省が戦法を変えてきたのかでは180度意味合いが違ってきますが・・
最初は増税派に対する軽い牽制のつもりが想像以上に炎が燃え広がった
可能性もありますし、外遊中というのも何か意味があるのか?
いずれにしても、前回と違い増税延期ができる空気を作ったのは
間違いないですから、これはこれでよかったとは思いますがね。
僕らは都知事選で何を学んだんだろう。
去年の増税戦役で何を学んだんだろう。
財務省の兵力補充のお手伝いをすることになるのでしょうか。
来年の財務事務次官はどなたなんでしょうね。
次世代の党って次世代というか…来年どうなるんでしょうね。
(ボソ)相手が田母神さんだろうが関係なかったですけど都知事選は。
来年統一地方選でしたっけ…
あっそういえば沖縄県知事選は?那覇市長選は?
財務省も撤退しながらブービートラップ仕掛けてるんじゃないですかねぇ…憶測ですが。
で…解散ですか。
「増税先延ばしで解散だー」
どこかで聞いたような聞いてないような…「オリン…おっと誰か来たようだ。
よりにもよってエントリーとかぶせてしまうとは…orz
兵力補充ってところです。
>だから解散総選挙のドサクサで…
とかぶってしまいました。どうもすみません。
安倍さんが勝つということは1年生議員が増えるということですもんね。
どれだけ財務省に楯突けるかなんて…以下略。