和田政宗議員の正しすぎるツイッター

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集団的自衛権の話で暗澹たる気持ちになっている中、
瓦礫の中で一輪の花を見つけた心境。

みんなの党 和田政宗参議院議員のツイッター
https://twitter.com/wadamasamune

マスコミや評論家による集団的自衛権に対する間違った論。
そもそも集団的自衛権はこれまでも行使されている。
国際法上、基地の提供は集団的自衛権の行使とみなされる。
過去の政府答弁でも明らか。
「集団的自衛権は保有するが行使できない」というのは恣意的な解釈。
健全な姿にし、何を制限するかが必要

マスコミや評論家による集団的自衛権に対する間違った論。
集団的自衛権を認めれば戦争に巻き込まれると言うが、
すでに日本は中立国ではなくベトナム戦争等に実質的にアメリカの同盟国として参戦している。
日本は参戦していないと思っていても、相手国は同盟国をそう捉え、国際的にもそう捉えるのが常識

マスコミや評論家による集団的自衛権に対する間違った論。
解釈改憲は許されないと言うが、池田内閣までは何度も解釈改憲はされている。
そもそも内閣法制局は憲法9条の呪縛を解くために、解釈改憲を繰り返してきた。
大前提として国連憲章51条。国家は集団的自衛権も個別的自衛権も保有し行使できる。

 

 実は私、あらゆる場所で「集団的自衛権はとっくに行使している」と説き続けた。
自民党内では、まったく議論されることは無かったそうだが、野党から声が上がるのは望ましい。

 援護射撃しとくと、歴代政府の答弁。

昭和30年7月26日参議院内閣委員会
鳩山内閣 杉原防衛庁長官
「日本としては集団防衛、集団自衛ということは、やはり日本を守っていくために実際上必要である」

昭和34年7月10日衆議院外務委員会
岸内閣 藤山外相

「日本の基地におります米軍を攻撃することは、日本の領空、領土を侵して攻撃することでありますから、
当然自衛権の発動がありますし、またアメリカが攻撃されれば、それに対してアメリカとしても自衛権を発動しなければならぬ状態にあろうと思います。
したがってお互いに共同動作をとるということは、当然の帰結」

他に
池田内閣 中山海上幕僚長
「空は空、陸は陸でそういう自衛圏の、日本だけではなしに結局集団防衛の一翼をになう、
そのためにはどうするかということをやっている」

 安保法制懇の報告書、何が書いてあるかが問題ではなく、何が書いていないかの方がはるかに重要。

参考文献
樋口恒晴『「一国平和主義」の錯覚』(PHP研究所、平成5年)
⇒超難解だが、この本を読まずに戦後防衛政策を語るなかれ。

倉山満 『誰が殺した?日本国憲法!』(講談社、平成23年)
⇒私に文句をつけたいなら、せめてこの本を読みこなせ。

「和田政宗議員の正しすぎるツイッター」への0件のフィードバック

  1. 倉山先生の憲法に関するお話は素晴らしいと思いますし、とても勉強になります。是非憲政史一筋でご活躍頂きたいと切望致します。

  2. カツママサヒコSHOW見ました。
    ホストの勝谷氏が話しすぎな感じもしましたが、
    途中から完全にクラヤマミツルSHOWになってましたね(笑)

    それと、番組を見てて少し気になったんですが、
    最初の自己紹介で「私なんてネット芸人ですよ(笑)」みたいなことを
    自虐的(?)に仰ってましたが、あれってネットで人気の○○芸人(○○に入る言葉はご想像にお任せします)や言論人を名乗る芸能人を
    揶揄したんですかね?

  3. それにしても、、、国を挙げて喧々諤々。 60年たっても相も変わらず進歩ナシ。  バカかこの国民は、、、。

  4. >「日本は参戦していないと思っていても、相手国は同盟国をそう捉え、国際的にもそう捉えるのが常識」

    まったくそのとおり。日本国が独立国家である以上、集団的自衛権が有るのは当然であって、集団的自衛権の有無を国内でどうこう議論すること自体、なじまない。これは9条も同様、9条自体が憲法になじまない。そもそも国内でその有無を決められる話ではない。(例:男が女だと言い張っても女にはなり得ない。性別は本人の意志で決められる問題ではない。)
    集団的自衛権が行使できないという論理を熱心に展開されている方々は集団的自衛権の有無を議論するなら、まず国際社会の一課題として集団的自衛権の権化である国連の存在意義も含めて一から議論すべきだろう。(例:男が女だと言い張ったら女として扱う社会を目指せば?)

    それから、政府はもっとわかりやすい説明すべきだ。
    集団的自衛権がどこ国に向かって行使される想定なのか? どの国が敵なのか? どの国が味方なのか? (どの国と同盟して、どの国に対して行使する想定であるか)
    そうしなければ、国民から支持されないだろう。これは純然たる絶対的法理論の問題ではなく、あくまで相対的な問題なのだから。

  5. 同盟条約に基づいて
    戦争に参戦するかしないかの判断は国家主権
    中立宣言する国家主権の放棄の原因は、憲法9条。

    個別的自衛権の強化が必要。
    国際法上合法な戦闘行為が、日本の国内法で犯罪行為とされかねない現状の変更を優先した方が良い。

  6. カツヤマサヒコSHOW拝見しました。(地元です)
    放映時間が長くて嬉しかったです。
    サンテレビは面白くない〜と今まで思ってましたが、今回はサンテレビに感謝です。

  7. 日本が自主防衛されて困る国が韓国。
    安倍総理の集団的自衛権の目的は韓国の為。

    正しい事で国益損ねるなら
    間違った事で国益を実現した方が良い。

    外国に頼らない、自主防衛政策を基本に
    多国間との軍事同盟条約に韓国を除外するべき

  8. 「集団的自衛権を政府解釈で・・・」の神学論争の忘備録①
     日本共産党 徳田球一「自衛権を放棄する憲法など、主権国家としてありえるのか?」の問いに
     「すべての侵略は自衛の名の下に行われました。故に全ての戦争を放棄します。」(棒)と答弁したの  が麻生太郎ちゃんのお祖父さん。日本共産党国会議員の諸君、志井、小池、 穀田、君たちの先輩が 発した言葉だぞ。自分の党の歴史ぐらい知っておけよ。

  9. CGSでは「徳田球一」の質問としてたが、あの動画を見た後に調べ直して「野坂参三」だったのにおいもつられて間違いを流布してしまうとは・・・情けなか・・・(-。-;

  10. 全て木下大魔王の仕業と推察されます。駆逐してやる木下。城壁のなかの 人類が殲滅される前に 木下巨人の首を刺さねば。こちら側にはリバイ倉山兵長がご健在なり。

  11. マキャベリ先輩もフィレンツェに常備軍を作ろうとしたが
    財政問題で軍事費が傭兵への思いやり予算になってしまうネタを炸裂させた。
    フランスに付くか、スペインに付くかで曖昧な平和外交という寒いギャグで皆、ドン引き。

    安倍さんの集団安全保障は、「不戦の誓い」で機能しない。

  12. 倉山先生 やはり直接政治家になるべきではないか?そう思います。

  13. 1945年に発効した国連憲章の第51条において初めて明文化された「集団的自衛権」。我が国が昭和31年12/18に参加承認された際には国連憲章遵守を宣言しているのに、政府解釈で「集団的自衛権の行使」を縛った内閣法制局見解と政府。ここで疑問が生じるのだが、1):国連加盟に対して立法議会承認を必要とするが、反対ないし法制上の不備が認められたか?2):日本国憲法の性質上、国連憲章遵守における法制上の不備が認められたか?3):日本国憲法施行下において条約の効力は憲法の下位として存在するものなので、「国連憲章」遵守に違反や不備が認められたか?4):何故 国連憲章で認められている「集団的自衛権」の行使を政府解釈&内閣法制局見解で縛ったのに、その解釈や見解の変更をするにあたって日本国憲法の改憲が必要であるのか?・・・これら4つの疑問を、どこをどうひっくりかえしても答えはNoとしか史実はおいに答えをくれないんだがね。それともこの疑問自体がおかしいのか?

  14. 津田参議院議員の行動はセクハラなんてものではない婦女暴行・傷害事件そのものです。しかもそれが国会内で行われたものです。今まで問題になった国会
    議員の違法献金なんてものではないでしょう。そしてそのことにたいおうするマスコミ・評論家の態度。安保法案可決後私はあるテレビの情報番組に出ている方に「マスコミ・ジャーナリスト・学者がこぞって法案に反対しているがそもそもそれらの人たち自身信頼できるのかとメールを送りました。賢いですか当然否定されましたが、はからずも津田ぎ位の件の対応でそれが証明された形になっています。みんな知っている民主党がいかにダメな党かを。だから安保法案成立後の世論調査でも自民党の30%に対し民主党は10パーセントにも満たない数字。これって民意ですよな。蓮舫氏が同じ状況に巻き込まれたらどうでしょう一生喚きたてるでしょうね。いずれにせよテレビ・評論家・キャスター・学者など信頼できうる人達でないことを改めて確認させてもらいました。他党のことと捉えず今後も問題追及することを期待しています。

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