記録として残しておく。
自民党岐阜県連が解散反対決議 「どう考えても異常」
自民党岐阜県連(会長・古屋圭司衆院議員)は15日の常任総務会・執行部会合同会議で、安倍晋三首相が衆院解散・総選挙に踏み切ることに反対すると決議した。「国民生活に与える影響を考えると、どう考えても異常だ。断固反対する」とした。
決議は、県内経済の厳しい状況や来春の統一地方選などを挙げて「政治的空白をつくるべきではない。解散する大義はない」と強調。消費税再増税の先送り方針にも「解散の大義名分とするのは後付けだ。民意軽視、国民のことを一切考えない党利党略だ」と断じた。
併せて「自民党に風は吹いていない。なぜ数を減らす選挙をするのか」とも訴えた。
正論だ。
さすが古屋さん。
私は安倍救国内閣は支持してきたが、自民党を応援したつもりなど微塵もない。
むしろ去年以来の自民党議員の行動を軽蔑している。
去年は財務省が怖いから、九割が増税賛成。
ところが、今年は倉山塾生に
「安倍首相が増税延期を決断した時、造反してでも増税しますか」と凸されると、去年増税に賛成した連中の全員が「造反はしません」と言い切った。
多くが「我々自民党に造反はありえません」などと、言外に「民主党とは違う」と匂わせた愚か者もいた。
もう郵政選挙を忘れたのか?
そんなハトにも劣る健忘症の白痴連中が「日本の歴史に則った自主憲法」とか、「辻元清美が帝国憲法」みたいな話をされてもねえ。(嘲笑)
こういったクズ集団の自民党の中で、「掃き溜めに鶴」とも言うべき存在が古屋さん。
野党時代、チャンネルAJERに拉致問題で出てもらったけど、
直前には特定失踪者の生島馨子さんに会っていただけ、励ましていただいた。
去年の参議院選挙の前に「特定失踪者も含め全員奪還」を打ち出してくれたのは、大臣時代の古屋さん。
この原則が生きていることで、どれだけ救われているか。
保守系の安倍支持の言論人の中で、今年の内閣改造を「古屋拉致担当大臣を更迭した一事を以って零点」と断じたのは、私だけだろう。(『VOICE』にて)
さすがにその後の醜態までは予想できなかったが。
一昨年の秋、安倍さんが自民党総裁選に出た時の応援集会で、私は文化人席で政治家の皆さんの演説を聞いていた。
その中でも白眉は古屋さんの応援演説だった。
「この総裁選挙は自民党のためにやっているんじゃない!
日本(ニッポン)のためにやっているんだ!」
次の総裁は総理大臣、という前提で行われていた選挙において、よくぞ言ってくれた、と拍手喝采だった。
こういう捨て身の姿勢があったからこそ、自民党は生き残れたのだ。
私は今の自民党をクソミソに言っている。そのことで反感を持つ者もいるだろう。
だが、こういう捨て身の姿勢が今の自民党の何人にあるか。
自民党は常に自己全否定を乗り越えて生き残ってきた政党ではないか。
その魂を捨てて、単なる権力維持機関に成り下がった自民党を延命させてどうする。
もはや自民党に自主憲法だの自主国防だのは求めない。
ただし、自民党の存在意義は国民を食わせることだったはずだ。
すべての政党が増税延期に賛成なのに、なぜ解散をするのか。
ここからは古屋さんが言っていないことを言う。
財務省と戦うと言うなら、なぜそれを堂々と言わないのか。
何より、去年増税に賛成した連中に免罪符を与える選挙に何の意味があるのか。
私の毒舌封印は11月23日と決まった。
その前に毒をまき散らしてみた。