消費増税に対する立場

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 そろそろ消費税増税に関する立場を明言しておく。

 砦に書く以上、これは私の公式見解ととってもらって良い。
 ただし現時点での公式見解。

 もちろん、反対。
 デフレ下での増税には反対。
 景気回復前の増税には反対。
 てなことは、言うまでもなく反対。

 もし
「拉致被害者を全員取り返すためには国防費が必要です。
 大軍拡しますので消費税を上げさせてください」
 と言われたら、考えんでもないが、
 それもやり方としてはまずいから、やはり反対。
 そもそも、「増税のためならいかなるばら撒きも認めるが、国防費だけは例外」という財務省がそんなことをするわけないので、それだって反対。
 一応、私は原理主義者ではなく聞く耳は持っているという態度だけは示しておく。笑
 別に、いついかなる時も増税には反対といった覚えはないので。
 以上で私の言動のブレを感じ取れたら才能を認めたくなる。
 それは私自身も気づいていないブレなので。

 では、私はどうするか。

 しばらく静観する。

 仮に去年のような増税反対運動をするとしよう。
 全然、状況が違う。
 だから静観。
 ただし、しばらく。(引用を間違えるなよ!)
 しばらくとはいつまでか。
 私が決める。
 明日かもしれないし、増税が10%決まるまで何もしないかもしれない。
 本音を明かす必要は全くない。

 本日もこういうお馬鹿さんがいた。

 麻生氏、「あと2%増税を」消費税10%に意欲
 

 今年に入ってからの「俺たちのアホウ」語録を見てみれば、すごいね。笑
 増税まっしぐら。

 チラホラ「消費税反対」の評論を述べる言論人がいるけど、決まって麻生は攻撃していない。
 そういうのをアリバイ作りの増税反対運動という。

 去年の九月ごろ、「遅すぎるよ」「やり方が悪いよ」と上から目線で私と倉山塾を冷笑してくれた連中が、アリバイづくりの増税反対をしている。
 またまた内容証明が飛んできたら困るので名指しはしないけどね。 くわばらくわばら。

 ということで、静観を別の言い方に変える。

 お手並み拝見!

 私は去年の8%を阻止できなかった時点で「20年山にこもる覚悟」と言ったけど、
 そんな私に今回の10%を阻止する秘策など、よもや期待すまい。
 しばらくは静観してよかろう。

 もし戦機があれば動く。
 戦機がない今、戦力を整えるしかなかろう。

 みんながその成果を知るのは、「河野談合」とか、結果が確定してからで、現在進行形の時に情報公開をする義務はないのであしからず。

 私を信じくれる人は、「なんか水面下で動き回っているのだろうな」と思ってくれるのだろうけど、そうじゃない人は表面に出ている情報(しかもネットで拾えるような程度)で判断するだろうから、あえてこういうことを書く。

 ということで去年倉山塾を冷笑してくれた諸君の健闘を祈る。

 お手並み拝見!