この所ずっと警告的言説を吐き続けていますが、当たり前ですが、七月までに安倍さん退陣とか死に体とかを望んでいるはずがない。第一次内閣の時だって最初は十年政権のように言われていたので、懸念材料が一つでもあるうちは楽観論には立てないということです。
少なくとも日銀人事を乗り切るまでは。再三再四どころでなく強調していますが、「後白川法王」が登場したのでは、何の意味もないのです。
もちろん、このまま安倍内閣の勢いで景気回復し、参議院選挙で安倍内閣の続投が確定するようになれば、実は私個人にとって喜ばしいのです。
詳しくは言いませんが、本当に人生設計の上では、自公連立体制を維持して過半数獲得ねじれ解消、が楽です。去年の正月に『正論』で書いたような政界再編とか、あえて茨の道を歩む必要はない。
といっても訳がわからないでしょうから、とびきりの楽観シナリオを。
3月 日銀副総裁任期切れに伴い、白川総裁も辞表。
しれっと、安倍さんの意中のままの人事。
景気の回復軌道はいよいよ本格化。
4月以降
憲法論議の本格化。
7月 参議院選挙で、安倍与党が大勝。
要は、経済問題を片付けて、憲法論議をしたいということです。