５月３日はゴミの日。日本国憲法を呪う日です。
しかし、マッカーサーが今の改憲論議を聞いたら、腹かかえて笑うだろうなあ。
以下、憲法論議の誤謬。
一、憲法九条を変えなければ拉致被害者を取り返せない。
じゃあ、小泉内閣の時は九条変わった？
さらに言うと、一部安倍支持者は「トランプに拉致被害者を取り返してもらえれば、モリカケが吹っ飛ぶ」と盛り上がっているが、その時に九条が変わっていることが絶対条件？
同じ人間が「九条があるから拉致被害者を取り返せない」と言っていたりする。
自分の言っていることの矛盾に気付かない人間にはなりたくないものだ。
二、自衛隊を書きこんで憲法論議に終止符を打とう！
「憲法典に軍隊を書けば軍隊になる」と思う発想は、「憲法典に平和と書けば平和になる」と言っているのと同じ。
憲法典を万能だと思っている時点で、日本国憲法に毒されている。
そもそも憲法典に「自衛隊」と書き込んでも今までの憲法解釈を変えないので、軍隊にはならない。
三、法律と予算を無視した改憲論議
今の自衛隊は法律では警察予備隊のまま（ポジティブリスト）。予算はアメリカ軍楽隊以下の訓練しかできないレベル。
どっちがいい？
憲法典に自衛隊を書きこんで、法律は警察のままのポジティブリスト、予算もつかないでGDP１％を墨守。
憲法典は今のままだが、法律は軍隊式のネガティブリスト、予算は倍増でGDP２％。
四、そもそも「憲法」と「憲法典」の区別ついている？
倉山塾で平井基之先生がベン図を使って教えてくれるでしょう。