総選挙も折り返し。
この一~二年、救国シンクタンクやチャンネルくららでお世話になり、私が実際にお会いした方々の名前を挙げさせていただきます。
以下すべて、当選回数別順不同。
☆自民党
この党の衆議院の先生方は、未来を担う若手の方が中心となりました。
・山下貴司(岡山2区、当選3回)
12年組で最初に入閣。会う前から色んな人から、「あの人はいいよ。憲法も経済もわかっているし」と評判を聞いていた。元東京地検特捜部の検事で、「ミスター議員立法」と呼ばれる。
・大岡敏孝(滋賀1区、当選3回)
古くからのお知合い。救国シンクタンクのフォーラムにご登壇いただいた。前々から、12年当選組のピカ一、まさに古き良き自民党議員(私の大好物)。メディアがなぜこの人を取り上げないのか、不思議。フォーラム後、みんな「好きになった」と感想。
・小倉将信(東京23区、当選3回)
EBPMという普通の人がやりたがらない政策に熱心に取り組んでらっしゃる方なので、chくららに2回ご出演いただいた。
・武井俊輔(宮崎1区、当選3回)
中央大学辞達学会かつ文学部史学科国史学専攻の指定校推薦入学で翌年母校の推薦枠がなくなるところまで一緒の一年下の後輩。苦しい選挙だが、頑張れ。
・三谷英弘(神奈川8区、当選2回)
渡瀬裕哉先生のカンファレンスでお会いした時、私のことを知っていた。東大弁論部だったのね。次世代の党ができる前の自主憲法起草研究会以来。菅さんのグループ。支えて!
・土田慎(東京13区、初出馬)
山東昭子さんの秘書で鴨下一郎さんの後継者。31歳。この1年の勉強会仲間。寡黙だけど芯はある。せっかくいい形で出馬で来たので、みんなで大事に育ててほしい。
☆立憲民主党
この党の衆議院の先生方は、旧民主党でも決して主流ではなかった保守の方々、そして若手の改革派の方々が中心となりました。
・松原仁(東京3区、当選7回)
拉致担当大臣の時に金子洋一参議院議員のご紹介でお会いしたのが最初。共産党の協力は得られていないから接戦だけど、減税と規制緩和で頑張ってほしい。
・馬淵澄夫(奈良1区、当選6回)
デフレ脱却議連以来、消費減税を訴えてこられた。野党内の台風の目となっていただきたい。この方を民主党の代表にしなかったので、あの党は潰れたと思っている。
・小川淳也(香川1区、当選5回)
若手に信望があり、一時は代表選の候補者に推される動きもあった。この党は議席を伸ばすだろうから、良識派の存在が重要。
・森山浩行(大阪16区、当選2回)
もう30年来の先輩で、「親父殿」と呼ぶ。大学は違うけれど、私は「森山直系」の関係。公明党の幹部相手に苦しい選挙を続けている。皇室だろうが日銀だろうが、何の話で会いに行っても、政策の理解力は抜群に早い。専門分野は水。
・落合貴之(東京6区、当選2回)
立民の経済政策を減税に持っていったのは御存じの通り。もし野党第一党が増税を掲げていたら、与党は心置きなく増税を掲げられた。皇室の問題にも造詣が深く、与野党が「男系か女系か」という選挙にならないよう、相談に乗ってもらった。
・中谷一馬(神奈川7区、当選1回)
救国シンクタンクフォーラムにご登壇いただいた。デジタルに詳しい。のみならず、個別の規制改革の他に、政治そのものの規制改革、ネット投票などにも詳しい。強敵相手だが、小選挙区で勝利も見える大健闘中。
☆日本維新の会
この党は、救国シンクタンクが「規制改革」を掲げている関係でほとんどの方と何らかの関係はあるのだけど、衆議院で特に私が関係する方をご紹介。
・馬場伸幸(大阪17区、当選3回)
維新は「2対1ルール」を公約に掲げてくださった。またコロナ禍でも重要な質疑を行ってくれた。そのたびにチャンネルくららでご紹介したけど、「ちゃんとした野党」の存在感を示してくれた。ありがたや。
・足立康史(大阪9区、当選3回)
例の「近藤4条件」を引き出してくれたことで、どれほどの人が助かったかわからない。いつも収録後、事務所でアイスクリームいただきながらお話を聞くが、政策通。昔は親自民党と思っていたけど、ぜんぜん違った。
・藤田文武(大阪12区、当選1回)
金融資産課税の話で渡瀬裕哉さんとお話をしに行ったけど、驚くほど素直な方。選挙情勢で勢いを増しているとのこと、頑張ってほしい。
・木内孝胤(東京2区、当選2回)
落選中。「コロナを2類から5類へ」と勇気ある政策を訴えていらっしゃる。自身がコロナ罹患者なので、説得力がある。大木隆生先生の「大木提言」を最初に私に教えてくださった方でもある。
・宮崎岳志(群馬1区、当選2回)
落選中。大学1年の時の4年の先輩。旧民主党政権の三つのすべての政権で反主流派に属し、立憲民主党に入れてもらえなかった。あの人たちと決別出来てちょうどよかったのでは?選挙区では強敵すぎるけど、比例復活の芽が出てきた。
☆国民民主党
この党の衆議院の先生方は、首脳お二人にお世話になりました。政策ではバランスが取れてしっかりしている。選挙は強い人が残っているので、比例でどこまで伸ばせるか。いばらの道を選んだ人達だけど、踏ん張れると思う。
・玉木雄一郎(香川2区、当選4回)代表
立憲系と組んでいた時には言えなかったであろう正論を言っている。チャンネルくららでお話ししていても、目の付け所が違う、と思うこと多々。
・前原誠司(京都2区、当選9回)代表代行
規制改革のリサーチに関しては、多大なお世話になった。それなのに、とてつもなく謙虚でこちらが恐縮した。救国シンクタンクのフォーラムでは、ビデオメッセージをお寄せいただいた。
☆無所属
・北神圭朗(京都4区、当選3回)
倉山塾生に熱心な支持者がいて、ご紹介いただいた。塾の勉強会にも頻繁に顔を出していただいた。近代政党の話で2時間語り合ったことも。強敵相手にあえて無所属で戦う苦しい選挙。
自分はずっと古川禎久先生を応援してきました。法相就任ということで今後に期待してます。あまり知られてませんが、めちゃくちゃ保守の人なので、よろしくお願いします。まぁ、選挙は強いんで、言うほど心配してないですけどね。
ところで、杉田さんどうなったんですか? 比例ということで、妨害も激しいと聞いてましたが、いかがなんでしょうか。因果応報と言ってしまえばそれまでですが、落選させるには惜しい方なので、頑張って欲しいところです。
杉田氏については広島3区の関連で1位になった石橋林太郎氏の下に小選挙区の比例重複立候補者が16名ならび、さらにその下の看護協会の高階恵美子氏、その次が杉田水脈氏です。ちなみにその下に前年党員獲得ランク6位だった現職の畦元将吾氏がいます。杉田氏比例順位は問題発言とされたり党の足を引っ張ったとみなされかねない活動しており、さらに党員獲得の党への貢献度から畦元将吾氏よりも下でもおかしくないと思いますので杉田氏が冷遇されてるとは思わないです。
自民党が中国ブロック比例で5議席とみられているので、比例復活が2名以内なら当選、3名以上だと落選となります。
中国地方の小選挙区で自民党候補が接戦しているとみられているのは広島6区、岡山2区、岡山3区(対抗馬が平沼正二郎氏)、岡山4区の4つあります。
そのうち3つ落とすと落選となりますからぎりぎりですね。