言い換え集

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私は現行の法律用語を使わない。
皇室の伝統的用法を使う。

退位⇒譲位

新天皇⇒新帝

即位⇒践祚

新天皇即位⇒新帝践祚

即位式⇒即位

女性天皇⇒女帝

上皇后⇒皇太后(太后)

皇嗣⇒東宮

あきれるのが、「退位と言うな!譲位だろ!」と怒鳴っていた人が、「上皇后さまじゃない!上皇后陛下だ!」と説教していること。上皇后などという新儀に、なぜ従うことがある?

嫌な人に言い換えを強要しないが、「上皇后」だけは絶対に使わない。

「言い換え集」への5件のフィードバック

  1. 伝統的用法の響きが余りにも格好良すぎて痺れます。まさに日本語の美しさここにあり。どの分野でも人は自分が手掛ける事になったものに爪痕を残したがるものですが、そういうのは自身が一から作り上げた作品においてのみやっていただきたいですね。誰かから引き継いだものに対しては可能な限り遠慮していただきたい。ましてや皇室に対して……。上皇后などという碌に漢字変換もできないような語呂の悪い新語を、逆賊の爪痕として歴史に刻む無邪気さ。身の毛がよだつとはこの事です。

  2.  「上皇后」に関しては、法律で決まったから使わなきゃいけないのかな~と悶々としていたのですが、倉山先生のお話を聞いて、「そっか、皇太后陛下で良いんだ!」と安心しました。う~ん、でも陛下と尊称を付けるなら、太后陛下が言い易いかな?

     即位に関しては私も無意識に使ってるな~、「践祚」が伝統的表現なんですね。「新天皇」と「皇嗣」には私も「?」となりました。そうですよね、やっぱり「新帝」に「東宮」です。
    女性天皇に関しては、話の流れでは使います。説明する時とかに「男性天皇と女性天皇」って。通常、天皇は男性ですから「男帝」なんて表現はありませんものね。

     にしても「女帝」と云う表現は伝統に則しているだけでなく格好良いですね~。悠仁親王殿下がいらっしゃる時点で議論されているのは意味不明ですが。十代八方の女帝に敬意を抱くこととは別ですから。

    1. 失礼します。私は東洋史専攻者です。
       太后という言葉で有名なのは「呂太后」だと思います。ここにいう太后は皇太后の更にその前の、いわゆる太皇太后を指す用語です。すなわち、先帝のそのまた先帝の后が太后なので、皇太后とは異なります。失礼しました。

      1. 横から失礼

        唐の武則天は皇太后になってすぐに、「太后」と略されてますので皇太后の略称としても間違いではないと思います。

        資治通鑑巻第二百三
        https://www24.atwiki.jp/tsugan/pages/50.html

        ちなみに、高宗は存命中の称号は皇帝は「天皇」で皇后は「天后」。中宗即位後の武則天は皇太后となって略して「太后」
        そして武周革命で聖神皇帝。もうわけわからんです。

        有名な「太后は弥勒(みろく)仏の下生なり,まさに唐に代わって帝位につくべし」の原本は『資治通鑑』巻第二百四のようです。

        >東魏國寺僧法明等撰大雲經四卷,表上之,言太后乃彌勒佛下生,當代唐爲閻浮提主;制頒於天下。
        https://www24.atwiki.jp/tsugan/pages/51.html

        基本的に一貫して「太后」と略されています。

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