「実質賃金厨」は共産主義者か?

LINEで送る
Pocket

 さすが本職は違うわ~と思ったのが、
 昨日のchくららの上念さん。
 話題の「実質賃金」について、一番わかりやすい解説ではなかろうか。
 一方、「実質賃金が~」と騒いでいる人、共産主義者じゃないかと思う。共通する特徴が三つある。
 実際、野党の中でも「実質賃金が~」と騒いでいるの、共産主義者の末裔のような奴らだし。
一、数字の議論ができない。
 マルクスも方程式ができないので屁理屈を並べていたけど、
 数字の証明は、苦手を通り越して、できない。
 上念さんが挙げている超簡略化したわかりやすい数字への反論も、聞いたことがない。
二、議論しないで一方的な主張をがなり立てる。
 共産主義者も他人の批判は一人前だったけど、自分への批判には答えたことがない。
 「実質賃金厨」も、一、の数字への直接反論をしない。どこかで聞きかじった見当違いの専門用語をがなり立てるだけ。
リフレ派の中で最も財政に懐疑的な原田泰さんも、「そんなに財政をやりたいなら土木じゃなくて防衛費をやれば」と言っているが、これには答えない。(「空母買え」とか、できもしない空論はカウントしない)
三、理屈にしがみつき、事実を無視する。
 共産主義者は、マルクスやレーニンの言っていることと、現実が矛盾した場合、現実を無視する。教科書を通り越して宗教の経典。それが共産主義者。
 「実質賃金厨」も「金融は効かないんだ~」と言うが、小泉内閣と第二次安倍内閣は無視。「金融じゃだめだ。財政をやれ」って言いながら、小渕・麻生・8%消費増税時の安倍内閣と、財政出動が何の役にも立たなかった事実も無視。

「「実質賃金厨」は共産主義者か?」への3件のフィードバック

  1. 耳ではきちんと内容を拾えなかったんですが、上念先生がお持ちのボード(パネル?)で意味は掴めました。早い話、「統計上のレトリック」ってヤツですよね。数字なんて如何様にも見せることが出来る、部分だけ切り取れる。言葉と同じ、誤魔化しが効く。……ゲノムでもメディアは似たようなことやってますね。ネットにも酷いのがいる。第一線の科学者の本さえチェックすればバレバレなのに(笑)

  2. 財政出動派が誤っている
    一番の原因と思うのは、

    インフレターゲットを
    理解してないからじゃないですかね?

    岩田元副総裁が
    追加金融緩和からイールドカーブコントロールに切り替えたのも、

    消費増税でリフレレジームが壊れて、
    金融緩和の効果が薄れた為、
    インフレ期待を意識したものと思いますし。

    あとは経済学を否定しており、
    リアルタイムのデータだけを
    追っているだけだからかなと思います。

    過去のデータに関しては、
    認めてもよさそうなものですが、
    何故かそこだけ結論ありきでスルーしてますね。

    しかし木下康司は
    就任当初の岩田元副総裁に接触して、
    消費増税の際に中立を保つように
    釘を刺していたんですね。

    事務次官になる前からもうすでに。

    やはりリフレレジームを阻止した
    功労者は木下なのだと思いました。

    消費増税に対する執念というか…
    本当に恐ろしい。

  3. 04~17年の間は実際の賃金よりも低い統計結果になっていて
    18年はそれが是正されたため、18年の統計は実態より
    名目賃金の伸びが大きくなったのは間違いないようですが、
    それを大した根拠もなく「政権への忖度」などと主張するのは
    論外です。

    実質賃金が下落するより上昇した方が望ましいのは
    間違いありませんが、マクロ経済的に重要視すべきなのは
    実質賃金より総雇用者所得であるのは議論の余地が
    ないでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA