夜中に殺意

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次回作に直接関係のない史料を読んていたら、次のようなセリフに出くわした。

昭和16年対米開戦直前

東條英機陸相兼首相「和戦両様で行く。アメリカと和議ができれば、南方に出した兵は引き上げる」

杉山元参謀総長「それでは陸軍の立場が困る。いったん兵を出した以上、戦わないで引き上げる訳にはいかない」

杉山、バカとは知っていたが、ここまでバカとは。タイムマシンで殺し屋を送りたくなった。

ちなみに、その史料を引用していた人、倉山満さんでした。俺、こんな面白い話、書いていたのか。。。

今の仕事ではこのシーン使っていないので、ちかじか原文を引用するとするか。

「夜中に殺意」への2件のフィードバック

  1.  兵を戦わせずに済むなら、それに越したことはないのに。自分の部下の命を何だと思っていたのでしょう、杉山参謀総長は。

     倉山先生、こんにちは。私も間違った歴史を教えられて育ちましたが、先生の著書で勉強するようになって、目を開かされた一人です。
     子供の頃に観た、関口〇の「〇ってるつもり」なるTV番組では、近衛文麿が和平に奔走した悲劇のヒーローかのように、そして東條英機首相が悪者かのように描かれていましたが、全然違ったのですね。真実を知った時は天地がひっくり返るかと思いました。
     これからも先生の本を読んで勉強します。いつも色んな事を教えて下さり、ありがとうございます。

  2. この杉山、思いっきり何かと重なりますね。
    いつの時代も同じような人間はいて、同じような事を繰り返しているもんです。

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