「【継続は（本当に）力なり】（倉教組リレーエッセー傑作選）」への1件のフィードバック

1. メルマガを読んでない方には「？」かも知れませんが。神経発達障害当事者の私は、「これが遺伝的な疾患の有無の違いか～」と痛感しました（￣。￣；

   私は能力的な区分としては、アスペルガータイプ（言語性IQが高い）になります。平たく言うと、座学が得意で運動がダメ。原因として、通常よりも小脳が小さいからと言われています。身体能力（運動神経）に関わることは小脳が司っているので。そういった能力が発達しにくいんですね。

   体育の時間、私の授業態度はとても良く、担当教諭から常にその点を評価されていたのですが。バレーボールの時間など、オーバートスが上げられず、いつもヘディングで返していました。先生は何も言いません。私がふざけているワケではないと知っているから。「ルール違反ではないから大丈夫だよ～」とニコニコ見守ってくれていました。
   ※そして、クラスメイトからは変な人気がありました。私自身、全く気に病んだこともなかったので。一緒に笑い飛ばせるのが気楽で好かったんでしょう。

   現在、発達障害に関しては、過剰診断の問題が囁かれていますが。変にレッテル貼りして伸びなくなると怖いですよね。【ピグマリオン効果】といって。子供は本当に、周囲からの評価次第の能力を身に付けてしまいます。将来有望だと言われれば伸び、失望されれば頭打ちになる。安易に「障害」として認定してしまった時、その子はどうなるのか？

   グレーゾーンだと言っているのに、「我が子の人生は終わった」とばかりにショックを受ける親御さんもいるし（―。―；

   せめて、「発達する障害である」との認識だけは持っていて欲しいです。昔は「大人になれば治る」と考えられていた理由がそれなんですけど。最近は、「障害」との表現が不正確だとのことで、「神経発達症」と呼ぶようにもなってきていますが。

   部分的にハンデを抱えていても、全てが伸びないワケじゃない。どこが伸びるか伸びないか、取り敢えずはチャレンジしないと、それすらも把握できませんしね。

   【余談】
   ちなみに。成長すれば、ADHDの半数以上が診断を離れます。アスペルガータイプでも、２割ぐらいが診断を離れるんだったかな？　私のように、三十路半ばを過ぎてから診断される例もありますが（1978年生まれです。年代的に考えて、単純に見過ごされていたケースでしょう）

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