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そろそろ政界の夏休みも
終わりに近づいているので、
連載を先に進めます。
秋篠宮は皇太子じゃない!
とか言い出す人いるけど、
そらあ皇太弟でしょう。(微笑)
今日お話しする先例をしていれば
変な事実誤認をしなくて済む。
第63代冷泉天皇と第64代円融天皇の兄弟より
両統迭立が始まります。
父子継承が無く、
叔父・甥継承や従兄弟継承が続く。
これをやると、二つの直系が生じ、
血縁が遠くなる。
また、二つの皇統も、さらに二つに割れていく。
西暦967年、醍醐天皇から
冷泉天皇が皇位を継承したのを最後に、
父子継承が絶えてしまいます。
これは皇統の危機です。
とはいえ、当時の人々がどこまで自覚していたか。
980~1011年に在位した一条天皇の御世は
あらゆる権力闘争を勝ち抜いた、
藤原道長の絶頂期。
清少納言や紫式部が活躍した時代でもあります。
道長は娘の彰子を中宮に押し込み、
彰子は男の子を次々と産みます。
彰子に仕えたのが紫式部。
ちなみに清少納言が仕えた定子は
兄の伊周らが失脚したこともあり不遇。
さて、一条天皇の東宮は居貞親王。
天皇より4歳年上。
皇太「子」ではない。(苦笑)
父子継承ができない場合、こんな変なことになる。
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以前、「准皇太子」という造語を発明した方が、コメント欄で叫んでいらっしゃいましたね。「秋篠宮様は皇太子ではない。いったい皇嗣とは何なのか?!」……何をどう諭しても、ご納得頂けませんでしたが。
明白な答えが、皇室典範の中にありました。
↓↓↓
第一章 皇位継承
第四条 天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する。
……次期皇位継承者(継承権第一位)のことです(^^;
※参照(↓)
昭和二十二年法律第三号 皇室典範
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000003