なぜ大正時代は正論が通ったのか 第6話 女系天皇論の元祖はロシア革命(倉山塾メルマガより)

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本日の話、
吉野作造研究者しか知らない話が満載。
とは言うものの、吉野は書いたものが多すぎて
全部読めてない人でも専門家を名乗れるので
私しか言ってない話かも。

戦前も、二大政党政治が強すぎて
「もうテロでもやるしかない」
という世の中になった。
歴史の評価は
「当時の政党政治に問題があったのは確かだが、
暴力により政治を動かしたのは間違っている」
で定着している。
この価値観に挑戦する者は如何なる暴力を使っても
ねじ伏せねばならない。
それが文明国の掟。

文明国にはいくつか条件があるけど、
「暴力を政府が独占していなければならない」
「政府の暴力行使は法に則らねばならない」
は大原則の二つ。
政府に不満だからと個人が暴力を振るえる国は
文明国ではない。

私も「暗殺で政治を動かして何が悪い」と
堂々と主張する連中に粘着されているけれども、
連中を甘やかす気はない。

もちろん
「暴力を政府が独占していなければならない」
「政府の暴力行使は法に則らねばならない」
のが文明国だ!
と言っても矛盾はある。
人間のやることだから当然。
絶対評価で完璧なんてありえない。

しかし、多くの矛盾を抱えつつも
暴力による政治の変更を認める社会よりは
遥かにマシ。
これが相対評価。

人類は、ロシア革命により共産主義を広めた
苦い教訓を経た。
それを許したのは、当時の人々の
知の劣化にある。

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