仙台で「解散阻止」を吼える

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 頭痛(物理的かつ比喩的)がおさまったので久しぶりに更新します。
 昨日は仙台日帰りでした。
 仙台吉野作造研究会とmy日本宮城主催の我らが相沢光哉先生の当選祝賀会です。

 過去記事を読んでいない人のために相沢県議のことを繰り返しますと、被災地の知事でありながら増税容認発言を繰り返す村井知事に対して、9月30日に宮城県議会での質問により、
「私だって苦しい!」との答弁を引き出された方です。

 しかし、開口一番、

「私だって苦しい!!!」

って、歴史に残るポジショントークだわさ。
 その後の、世にも見苦しい愚かな理由付けはポジショントークだと宣言したあとの答弁なので、武士の情けで無視。確認したい方はどうぞ。

http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?m=201109

 さて、16日金曜日の産経新聞とチャンネルAJERは御覧になられましたでしょうか。
 相変わらず産経のネット記事はすぐに消えるのと、そもそも本紙が2面ぶち抜きで議事紹介で詳しかったのでリンクを張る必要もないのですが。

遂に財務省が増税反対に!
http://www.youtube.com/watch?v=1MsQtMMVjlY
http://www.youtube.com/watch?v=Cn5wPqH7W5M&feature=related

 「バランスの武藤」こと、武藤敏郎元財務事務次官が、安倍晋三元首相と同じシンポジウムで
同じような内容をしゃべったという、「平成の薩長同盟」のような記事です。
 このシンポジウムが11月17日に行われて一ヵ月後に本紙掲載という意味は重視してます。

 安倍内閣に対し財務省は最も抵抗したのですが、それも今は昔。安倍内閣つぶしの陰謀の首謀者が、実は日銀だったという話はいずれAJERの方でしようと思います。
 では武藤さんと日銀の関係は?
 当時を知っている人は簡単に思い出せること。

世界で一番、白川法王を憎んでいる人物!

です。
 確かに武藤さん、「バランスの武藤」で発言がどうとでも取れるので有名ですが、「世界で一番、白川法王を憎んでいる人物!」ではないとの立証は難しいでしょう。なにせ、親子二代に渡る悲願を白川法王とセンゴク指揮官に潰されたのですから。

 勝次官がここで民主党主流派路線に追随するか、それとも路線転向するかの予断はぜんぜん許しませんけどね。ただ、財務省本流が自民党反主流派と手を組む流れになったのは喜ばしいことです。是非とも増長する日銀に鉄槌を下して欲しいものです。

 ところで、永田町では駆け巡っている早期解散論が猛威を振るい始めています。
 解散風を吹かせようとしているのは公明党ですが、いつもは「後出しジャンケン」の公明党が
「先手必勝」作戦ですからねえ。
 日本を愛する人は、これにのってはいけません!
 なぜか。
 民主も負けるでしょうが、どうせ自民も勝てないからです。
 特に、民主党の良識派が壊滅するでしょう。
 また、自民党の一番タチの悪い人たちが伸張するでしょう。

 今の民主党主流に一日も政権を任せられない、増税を阻止したい、などは正論です。
 賛成です。
 だからこそあえて聞きます。

谷垣総理に希望が持てますか?

 解散総選挙の前に絶対にやること。

自民党総裁選挙!!!

「仙台で「解散阻止」を吼える」への7件のフィードバック

  1. >いつもは「後出しジャンケン」の公明党が「先手必勝」作戦
    本来この視点がジャーナリズムに求められているですが、残念ながら期待するべきでもなく…。
    日本国民ならば、絶対に見落としてはならない視点であると思います。
    倉山先生出演のCh AJER、必見です。
    今回の記事も、大いに勉強させて頂きました。ありがとうございました。

  2. 12月8日の記事からして、自民党総裁にすべきは安倍晋三ですか?倉山さん。

  3. 倉山先生

    先週末は寒い中、仙台までお越しくださいましてありがとうございました。
    相沢先生は宮城の誇りです。
    先生がおっしゃっていたように、相沢先生の日本史・世界史的意味を
    宮城県民はもっと考えなければいけないように思います。

    谷垣総裁についてですが、若い自民支持者は谷垣総裁に期待をしているようです。
    しかし、理由を聞くと「人柄」との返答が多いように思います。
    「野党になって大変な時に総裁になって、
     与党に戻ったら自分は総理にならなくてもいいなんて、
     普通の政治家に言えることではない!なんという人格者!!」
    というような話もきいたことがあります。
    そういう方々に「谷垣総理に希望が持てますか?」と聞いた所で
    特に響くところはないのではないかなと思います。
    自民党支持者の間に「谷垣さんでは日本を救えない!」
    という認識を広めることも大切なのかなと思いました。
    じゃあ誰がいいの?と訊かれたら、やっぱり
    通りすがり4号さんがおっしゃるように安倍先生という事になるのでしょうか。

    一般の人→一日も早い解散総選挙を!民主憎し、でも自民も嫌い。
    自民は嫌いだから誰が総裁になっても一緒。
    だから憎き官僚をこらしめるみんなの党あたりを応援しようかな。

    自民党支持者→一日も早い解散総選挙を!谷垣さんがんばれ。
    自民が与党になればきっと自民党さんがなんとかしてくれる!!

    最近頓に、このような気配を感じます。わたしの周辺だけかもしれませんが。
    とにかく、日本を愛する人々は公明党さんの本気に負けてはいけませんね。
    解散総選挙の前に、まずは自民党総裁選を!!

  4. こんばんは。
    チャンネルAJER拝見させていただきました。安倍元首相の言っている事が今の日本にとても必要なことだといことが理解できました。今の段階で増税は無意味だという事の理解が深められました。
    谷垣総裁よりやはり安倍元首相のほうに期待が向いてしまいます。安倍元首相が民主党の総裁、再び総理になるということは可能ですか。日本の現在の経済状況を理解している安倍元首相なら日本を成長させることができるような気がします。
    安倍内閣潰しに日銀が何をやったのか気になります。AJERでお話ししていただけるのを楽しみに待っています。

  5. 訂正です。
    7行目の民主党の総裁→自民党の総裁
    に訂正させていただきます。

  6. 倉山満 様

    こんにちは。
    いつも国益に沿う貴重な情報配信ありがとうございます。
    財務省の近現代史を読み終わりました。
    大変面白かったです。
    今度、拙ブログ&メルマガで紹介します。

    消費税関連法案閣議決定は、勝財務次官の終わりの始まりだった!? 
    http://yangkuma.blog81.fc2.com/blog-entry-843.html

    で御エントリーを転載しました。

    今後とも宜しくお願いします。

  7. ロベルト・ジーコ・ロッシ様
    ご紹介ありがとうございます。
    「財務省よ、日銀法を改正してやるから増税をやめろ」と伝え続けてください。

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