昨日は「帝国憲法講義」最終日、お疲れ様でした。
私は帰りに深夜のコンビニ(宝島)で「ワル野ワル彦」さんの顔写真を発見して、上機嫌。
オーディオブックの販売は永遠にしますので、過去のシリーズと合わせてどうぞ。
帝国憲法と危機管理(全4回・1万3千円)
復興と陰謀(全4回・1万3千円)
さて、来るべき維新回天に向け、憲法典の草案を考えてみました。もちろん内容は、帝国憲法の改正案です。関心ある方々のご批評をお待ちしてます。
憲法十一条改正案(間違っても日本国憲法九条の改定などはしない)
天皇は内閣の輔弼により国軍を統帥する。
説明しだすと、これだけで一冊の本がかけてしまう分量なので、今日のところはあえて舌足らずを覚悟で簡潔に。
趣旨だけを覚書風に述べておくと、
・運用で一番問題があった条文なので、改正の対象。
・旧字体は新字体にする。でないと、旧字体が読めない奴との階級ができてしまう。
・「輔弼」は「輔弼」にしておかないと、誤解を招く。
・「助言」でも「助言と承認」でも不可。『だれころ』参照。
・「国軍」は「帝国陸海軍」の現代風表記。
・自衛隊?そんな恥ずかしい名前を銘記する必要は無い。英語を直訳すると「保身軍」。
・もちろん自衛隊法その他防衛法は全面改正。というか、そっちの方が重要。
・憲法典の条文など私なら3日で作れるが、憲法附属法の方が大仕事なのです。
・帝国憲法には「内閣」の規定が無いので、「内閣官制」を憲法典に盛り込む必要はある。
お疲れ様です。
国際法違反で押し付けられた日本国憲法でなく、帝国憲法を改正して真に日本人の手による憲法が必要ですが、その議論が余りにもされてなさすぎる。
しっかり国軍を持ち、自分たちの国は自分たちで守るという最低限の常識のためにもこの改正は必要と考えます。
あしな様
一部軍事マニアは、「帝国憲法では空軍を持てないんだ」などと愚かな解釈をしたりします。彼らには「護憲派」あるいは「宮沢憲法学の申し子」との名を冠したくなります。
まあ「国軍」という名称にこだわる人も出てきそうで怖いのですが。
戦前も「皇軍という言葉を使え!」というアホが、軍事政策を歪めた苦い経験があるので。
小生、ある資格試験のため、やむなく「日本国憲法を勉強する」という自虐に浸っておりますが、テキストの記述の香ばしさに、怒りを通り越して笑えてきます。
終わった後は、砦または「だれころ」に帰り、除染。
こんにちは。
要に天皇が今の自衛隊の統帥権を持つという事ですね。
それにただ持つだけでなく、国民全てが分かりやすいような書き方で・内容で浸透させていくのですね。
私はとても良い草案だと思います。
特に国民に分かりやすくという事で、「旧字体を新字体」にする事は非常に意味あることです。
言葉がわかれば意味は通じるので国民に浸透していくでしょう。
また、自衛隊法で1番変えなければならないのはどの法案とお思いですか?
倉山先生、土曜日はどうもありがとうございました。
今回の「復興と陰謀」を受講しまして、私自身が見ている「歴史」という名の「虹」を、また別の角度と距離から見ることができました。「帝国憲法と危機管理」のシリーズも後々に聞かせていただきます。
砦のみなさま、はじめまして。
TEAPHILE と申します。
以後、どうぞお見知り置きください。
私としては、憲法典ではなくとも、憲法附属法に「侵攻(aggression)」の定義に関するものを盛りこみたいところです。
昨年、国際刑事裁判所において、「国連憲章に明白に違反した武力の行使で、侵攻、爆撃、封鎖あるいは他国に第三国を攻撃させるための領土利用の容認を含む」と規程されましたが、正直よくわかりません。定義を決めることにかれこれ60年以上もかけて、なぜこのような定義になるのか……。
いろいろ問題はあるのでしょうが、『だれころ』に書かれていた「侵攻」の定義がすっきりしていて、わかりやすいです。そもそも、共通観念的には、そのような定義があったのではないかと思っています。
“aggression” は、語源をさかのぼれば、「攻撃(attack)」という意味のラテン語に行き着きますから、やはり本質は「攻撃」にあるのでしょう。「略」という字は、「略奪」をイメージさせますから、誤解を招きやすいですね。どのような「攻撃(attack)」なのかといえば、「挑発もされないのにする攻撃(unprovoked attack)」ということになりましょう。
>旧字体は新字体にする。でないと、旧字体が読めない奴との階級ができてしまう。
余談ですが、シェークスピアの時代に、ヒューマニズムによって英語の語彙にラテン語やギリシャ語を起源とする「難語」が多くとりいれられます。その結果として、学問を学べる階級と学べない階級の間で理解できる言葉の格差が拡大しました。
あしなさま
どうもはじめまして。
>しっかり国軍を持ち、自分たちの国は自分たちで守るという最低限の常識のためにもこの改正は必要と考えます。
よく言われることですが、「自分たちの国は自分たちで守る」という意識をいかに醸成していくかが大事ですよね。そうしないと、「仏つくって魂入れず」ということになりかねませんから。
竹光の剣士さま
どうもはじめまして。
>小生、ある資格試験のため、やむなく「日本国憲法を勉強する」という自虐に浸っておりますが、テキストの記述の香ばしさに、怒りを通り越して笑えてきます。
資格試験ではないのですが、私も日本史の参考書や問題集などを見ていると、もう片腹痛いです。
P.S. 長文の投稿になりまして、申し訳ありません。
竹光の剣士様
>除染
古代守の気分です。
TEAPHILE様
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
>侵略の定義
そもそも国連憲章がいい加減ですし。
ドイツ語だと「侵略」「自衛」の概念どころか「挑発の有無」の概念すら無く、「攻撃戦争」「防御戦争」の用語しかないと国際法の本で読んだことがあります。
三島君
とりあえず「シラス」と「ウシハク」の違いを理解してください。
「だれこれ」第二章読ませていただき日本国憲法の詳細を知ることができました。1週間でつくられたマッカーサー草案が今日の日本国憲法の原型であり、今日まで改正されてないとは・・ マッカーサーからの脅しによりアメリカの思いどうりの憲法が65年間改正されてないのは奇跡だと思いました。しかしアメリカ人だけでなく日本人のみやざわ氏の行動が日本に大きな影響を与えたのだと知りました。日本はよく押してけられて憲法で、国として成り立っていることに驚きました。
倉山先生、おはようございます。
>ドイツ語だと「侵略」「自衛」の概念どころか「挑発の有無」の概念すら無く、「攻撃戦争」「防御戦争」の用語しかないと国際法の本で読んだことがあります。
それはおもしろいことをお聞きしました。今度、独独辞典を確認してみます。ただ、例の「不戦条約」を締結するにあたって、初めて戦争に「侵略(侵攻)」と「自衛」という概念が導入されたとすれば、それもわからないことないですね。ケロッグは、侵略か自衛かという判断について「自国解釈権」を主張していますから、不戦条約以後も変える必要を感じなかったのかもしれません。あくまで推測に過ぎませんが。
「だれころ」第三章を読ませていただきました。北朝鮮拉致被害者を奪還するために送り込むのは自衛なので奪還できる。奪還しなければ日本は国際の信用がなくなるのだと理解しました。この問題を解決しないかぎり日本は信用されないと感じました。平時しか考えてない日本国憲法では、有事が複数重なったとき、国として成り立たなくなり滅びていくのでしょうか。
谷君
順調ですね。w
1行目、送り込むのは自衛隊ですね。
なぜこんな確認をするかというと、当の自衛隊にそんな気がさらさらなく、米軍にやってもらおうと思っているからです。
ちなみに今次大震災で日本は主権国家ではないことがばれてしまいましたね。kろえは先人たちから見れば、既に滅びている状態です。
倉山先生
返答ありがとうございます。
日本の問題すら、米軍まかせになってしまう日本は他力本願すぎます。米国に見捨てられた場合日本は本当に駄目になってしまうと思います。現時点で滅びかけていますね。
谷君
じゃあどうしよう。「3年以内に帝国陸海軍を復活してくれ」とか無理難題を言っている三島君に聞いてください。www
倉山先生
返答ありがとうございます。
わかりました。三島君に聞いてみます。
「だれこれ」第4章を読ませていただきました。日本はアメリカに核の傘の下に守れられているという、自ら力では国を守れない貧弱な国だと気づきました。今日自らの国を守るためには武力(核)が不可欠なのでしょうか。
谷君
私は核の前に、ストライクイ−グルを2ダースほど欲しいですが。
倉山先生
追加で、最新鋭原子力潜水艦を1ダースほど、訓練された隊員付きで。
ウエットリースざますね。www
先生!
われわれ日本は1978年以降33年間、国防はウエットリースではないかとwww
(金 丸信の思いやり予算のことです)
かしわもち様
リースなら金を払っている方が偉いはずですが、どうみてもマツアゲされているようにしか見えないのですが。